夏アニメ『無職転生III ~異世界行ったら本気だす~』は2026年8月23日24時より第9話「慟哭」を放送。「サブタイ慟哭は不安すぎるだろ」「意味調べたらやばいやん!」など放送前から心配する声が……。
理不尽な孫の手さんが2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載した『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』は、ゲームやネットに明け暮れる34歳引きこもりのニートがある日、少年ルーデウス・グレイラットとして異世界で生まれ変わる物語。前世の記憶と後悔を糧に、新しい人生を本気で生きる大河ファンタジーです。
TVアニメは第1期が2021年1月より放送開始。2023年7月から第2期「泥沼編」「ラノア魔法大学編」「転移迷宮編」と描かれ、2026年7月5日から始まった第3期はかつてルーデウスと一緒に旅をしたエリス・グレイラットの鍛錬の日々を中心に描く「エリス修行編」から始まり、甲龍王ペルギウスの登場する新章「ケイオスブレイカー編」へ。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
ナナホシの病気
ナナホシ・シズカが甲龍王ペルギウスの空中城塞ケイオスブレイカーで血を吐き、倒れてから3日が経ちました。ルーデウスの前世の男と同じ世界から“転移”してきた日本人のナナホシ。解毒魔術以外で外部から干渉された痕跡は見つからず、原因は不明。
ルーデウスの前世の男は昔観た映画を思い出します。地球に来た宇宙人が風邪で全滅するやつ。あいつ、死ぬんだろうか……。

ナナホシの病気は「ドライン病」であることがわかりました。ペルギウスの12の使い魔の一人・空虚のシルヴァリルが「太古の昔。人の魔力が今よりもずっと少なかったころの病です」と説明。当時、体内に入る魔力を中和できなかった者は例外なく命を落としている……と文献にあったそうです。治療法はなく、ただ7,000年ほど前に人の魔力が強くなったことで根絶したのだとか。
「時間のスケアコートの力を使い、ナナホシの時間を停滞させる」とペルギウス。その間に地上の者に治療法を探しますが、「(ナナホシが取引相手で)客人である以上、最低限助けはする。だが、最大限は助けぬ」と続けます。冷たいようですが、ペルギウスはいずれ復活するであろうラプラスを見つけ、倒すことのみを目的として生きているからです。

意識を取り戻したナナホシ
「大丈夫か?」「大丈夫に見える?」ルーデウスの問いに、かぼそい声で応えるナナホシ。「ナナホシやつれてる⋯⋯」「クマえぐ大丈夫かナナホシ」視聴者も彼女の姿を見て言葉が続きません。駆けつけたクリフやザノバの励ましも虚しく響くだけ。
ルーデウスだけが残った部屋で、ナナホシは「私もともと、あんまり体強い方じゃなかったのよね」とポツポツ語り出します。「こっちの世界ってあまり医学って発達してないじゃない? 魔術があるせいか知らないけど、傷口を洗う事すらしないのよ?」など元の世界との違い、だから自分が予防していたこと、転移して来たばかりのころはちょっとは面白いと思ったこと。
「剣と魔法の異世界なんて、ワクワクしなかったって言ったら、嘘になるし」

「死にたくないよ。こんな所で、死にたくない! こんなおかしな世界で死にたくない!」
大粒の涙をこぼして声を荒げるナナホシ。転移してきた8年前から何も変わらず、背も、髪も伸びない。お腹は減るからご飯を食べて、うんちも出る。でも爪も伸びず、生理も来ない。
「私はこの世界の人間じゃない! この世界では生きてない! 死体みたいになってる!」
なぜ病気にだけはなるのか。戸惑うルーデウスに「羨ましいわよ! あなたが!」と怒るように言うと、会いたくても会えない父や母を想うのでした。
「ナナホシの慟哭が悲しすぎる」「ぎゅーーーって胸が締め付けられ続けた」「悲痛な叫びでこっちが泣きそうになっちゃった……」「ナナホシの憔悴。見てるこちらも重くなるくらい響いた」「枕に大量の抜け毛があった…」「追い詰められて精神が限界だと感じるシーンがエグい」「ほぼ同じ境遇のルディにだけ零した本音がまあ事実で残酷よなあ…」
ネット上ではナナホシに心を寄せる声、また、ナナホシを演じる若山詩音さんについて言及も多く見られました。
「若山詩音さんの熱演凄すぎんだろ……」「若山さんのこの哀しみから怒りへの感情変化上手かったな~」「感情が爆発したときの若山詩音さんの演技は凄まじい」「名演がまた一つ生まれた」「狂気じみた演技力の高さがやばすぎる…」「若山詩音さんのナナホシの声が悲痛すぎて胸が痛てぇよ…」「見返すのが辛くなりそうなほどに凄い演技だった」
病床のナナホシのシーンでは、涙と一緒に挿入歌「終焉の炎」が流れます。ナナホシの歌と言ったら第2期第15話「遙か」のエンディングテーマ「ツバサ」がありました。
それはアンダーグラフが2004年に発表した名曲をカバーしたものでしたが、今回は作詞を大原ゆい子さん、作曲・編曲を藤澤慶昌さんと『無職転生』でおなじみの二人によるオリジナルです。
「演技力にただただ圧倒され初見では挿入歌に意識がいかなかった」といった声もあるように、そっと静かに流れる挿入歌ですが、早速聴いたファンたちは「こんなん泣くわ」「JPOPのカバーじゃなくてガチ心境曲で来るとは思わなかった」「歌詞がマジすぎる、ヤバイ」「鳥肌たった 異世界転生なんて絶対に嫌だ」とコメントし、その歌詞はまさにナナホシの気持ちを代弁しています……。
なお、ナナホシの歌う「ツバサ」も好評配信中です。
ルーデウスたちは魔大陸へ
ナナホシのために自分も動くことにしたルーデウス。魔大陸へ送ってもらえるかペルギウスに相談します。魔界大帝キシリカ・キシリスを訪ねるためです。彼女は7,000年前に勃発した人魔大戦の中心人物だったのだとか……。
魔大陸への旅にはエリナリーゼ、ザノバ、さらに「あいつのために何かしてやりたいんだ」と懇願したクリフが同行することに。

ペルギウスに心当たりがあった魔界大帝キシリカ・キシリスの居場所。それは、ルーデウスにも覚えのあるリカリスの町でした。かつて、エリス、ルイジェルドと一緒に訪れていますが、ちょっと嫌な思い出もあるのでした。

町の両替所では、いつものルーデウスも見られました。「おっぱいが3つある魔族の胸をチラ見するルディおもろいw」「ルディのおっぱいの視線、分かるぞ!(ぉい」「目は口ほどに物を言う、実際バレバレなので気をつけましょうね」「お久しぶりです3つおっぱいさん」視聴者は彼のほんの一瞬の目の動きだって見逃しません。
懐かしい顔
聞き込みをしようとしていると、魔神語で「元気そうじゃねぇか」と声をかけられました。ロキシーの昔のパーティーメンバー、馬顔のノコパラです。ルーデウスは彼に見覚えがあるものの、そこには触れずに「ドロヌマです」と自己紹介。ノコパラには人探しの協力を頼みます。
魔神語のやりとりは字幕スーパーが表示されます。「魔神語という一つの言語をしっかり作り込んであるのが凄いよな」「ノコパラの声優さん魔神語が上手すぎる ネイティブ感すごい」など感心する声も。
ノコパラを演じるのは斎藤寛仁さん。7月にリリースされたゲーム『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ クロニクル・オブ・エコーズ』にも出演しています。
小腹が減ったクリフたちが食糧を調達していると、横で「飯をめぐんでくれんか……」「どっか行け!」と騒動が起きました。見かねたクリフが腹を空かせた人物に食べ物を分けてあげます。優しい。
うまいうまい! ガツガツ食べる姿に既視感があるルーデウス。その人物は腹が満たされたかと思うと、飛び跳ね、声高に宣言するのでした。
「貴様、感謝するぞよ。わらわはキシリカ・キシリス! 人呼んで、魔・界・大・帝~だ!」
第1期第12話「魔眼を持つ女」で登場したキシリカ・キシリス(CV.井口裕香さん)の再登場ですが、「まさかこんなあっさり…しかもまた飯かよw」「このウザさは井口裕香さんにしか表現できないと思う(もちろん褒めてます)」「1期以来久し振りに見て爆笑してしまった」「A パート、ナナホシのシリアスさと、B パート、キシリカのコミカルさ。とても同じ作品、同じ話数のキャラとは思えん(笑)」「キシリカの登場が1期と同じで面白かったね(笑)!」と視聴者たちは拍子抜け?
懐かしい顔
以上、第9話「慟哭」のまとめでした。放送後もナナホシに対する多くのコメントがネット上に散見されました。
「ナナホシ助かってほしい」「なんのチート能力もなしに異世界に放り込まれた現代日本人の現実を突きつけるような内容でしたね……」「元の世界との繋がりを唯一感じられるのがルディだが、当人は幸せそうで見ていて苦しい」「いきなり知らない世界に飛ばされたら普通は強いメンタルなんかでいられないよ」
次回のサブタイトルは「不死魔王との謁見(えっけん)」です。
『無職転生III ~異世界行ったら本気だす~』は、毎週日曜24時00分からTOKYO MX、BS11にて放送。同24時45分からKBS京都、同25時30分からサンテレビ、毎週火曜日22時30分からAT-Xにて順次放送。ストリーミングはABEMA、dアニメストアが毎週日曜24時00分から地上波同時・最速配信開始。各配信サイトの見放題サービスでも順次配信開始になります。
¥27,067
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
<スタッフ>
原作:理不尽な孫の手(MFブックス/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:シロタカ
原作企画:フロンティアワークス
監督:渋谷亮介
シリーズ構成:渋谷亮介、谷内直人
キャラクターデザイン:嶋田真恵、古川良太
総作画監督:中野圭哉、嶋田聡史
美術監督:三宅昌和
色彩設計:土居真紀子
撮影監督:頓所信二
編集:三嶋章紀
音響監督:明田川 仁
音響効果:上野 励
音響制作:マジックカプセル
音楽:藤澤慶昌
オープニングテーマ:大原ゆい子「決意の唄」大原ゆい子
エンディングテーマ:中島美嘉「祈り、終われば」
プロデュース:EGG FIRM
アニメーション制作:スタジオバインド
<キャスト>
ルーデウス・グレイラット:内山夕実
シルフィエット・グレイラット:茅野愛衣
ロキシー・M・グレイラット:小原好美
ザノバ・シーローン:鶴岡聡
アリエル・アネモイ・アスラ:上田麗奈
クリフ・グリモル:逢坂良太
エリナリーゼ・D・グリモル:田中理恵
ナナホシ・シズカ:若山詩音
ペルギウス・ドーラ:小山力也
空虚のシルヴァリル:恒松あゆみ
光輝のアルマンフィ:河西健吾
贖罪のユルズ:長谷川育美
洞察のカロワンテ:川西健吾
ノコパラ:斎藤寛仁
キシリカ・キシリス:井口裕香
前世の男:杉田智和
(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生III」製作委員会



