AXを揺るがした大物ゲスト CLAMP
今回のアニメエキスポの最大の目玉がCLAMPのゲスト参加であったことは間違いないだろう。この大型企画はマンガ出版社のデルレイとアニメ流通のファニメーションの共同招聘で実現したものである。
日本でも人気があるCLAMPだが、アメリカのアニメファンの間の人気は
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日本でも人気があるCLAMPだが、アメリカのアニメファンの間の人気はそれを上回る勢いがある。だから今回は、遂に実現というぐらいの意気込みがあった。
このCLAMPの人気の秘密は何であろうか?勿論、CLAMPの繊細で華麗な絵やしばしば使われる天使の翼といったモチーフがアメリカ人受けすることもある。しかし、一番の理由は世代や性別、メディアを超えた人気である。
アニメで言えばアニメブームが言われる前90年代から『東京BABYLON』や『X』などでマニアなファンの心を掴んでいる。一方で、『XXXHOLiC』や『ツバサ・クロニクル』といった現在進行形の作品で一般層の人気も高い。
また、『エンジェリックレイヤー』は男性人気、『X』や『デュカリオン』は女性に人気がある。『さくら』や『ツバサ・クロニカル』は男女問わず人気がある。男性にも女性にもCLAMPが受け入れられる理由である。
さらにメディアミックスに積極的なこともあり、アニメファンとマンガファン双方の支持があることも付け加えることが出来るだろう。
初日の午後に開催されたパネルは、おおまかに3部構成となっていた。第1パートがこれまでのCLAMPの軌跡を紹介する20分程度の映像上映。第2パートはスクリーンを使ったCLAMPの仕事場紹介、第3パートは事前にネットで募集された質問をCLAMPに投げかけるQ&A特集である。
会場入場に時間がかかり、パネルの開始が遅れて当初の予定よりかなり短い1時間半程度となったが、通常のパネルが50分しか時間がないことを考えれば、かなり充実したパネルであった。
第1パートのCLAMPの軌跡はデビュー以来の作品を世界での活躍を中心に紹介した。人気キャラクターが出ると「キャー」といった歓声が度々起こるのはAXのお約束である。
しかし、作品紹介より興味深いのはCLAMPの仕事場紹介だったかもしれない。メンバー4人のそれぞれの机の映像をみせながら、仕事の方法や手順を説明するものである。とりわけ仕事の道具や、仕事の分担や割り振りの仕方などは面白トピックスであった。
最後の質問コーナーでは、CLAMPがグループを作った経緯やコスプレについてどう思うかといった一般的な質問から、物語のなかでキャラクターの成長についてといったより物語の内面を問うなど多彩な質問が出た。
こうした質問には誰が答えるとか全員が答えるというわけでなく、その時々で答えを持っているメンバーが対応をした。
一方で、オープニングセレモニーに出席がなかったことや、パネルでファンから直接質問を受付かなかったのは残念である。確かに5000人を越えるファンとの直接交流に困難さが伴うのは理解出来る。
しかし、たとえ会場の中のファンと一人だけと直接話すだけでも、ファンはクリエーターがファンと伴にあることを実感し、パネル参加者の満足度はさらに増したに違いない。米国のアニメコンベンションの一番役割は、クリエーターや企業とファンの交流の場と考えられるからである。
/アニメエキスポ2006
/CLAMP-NET
《animeanime》