企業パネルは通常はあまり満員になることないのだが、2日目の午後一番に開催されたこのパネルはほぼ満員で立見もでるほどの大盛況となっていた。アメリカのアニメファンの間におけるIGの人気と作品への高い関心の表れだろう。
また、企業パネルの形式は最新作品の紹介と質問コーナーから構成され、通常はどこも似たようなものである。しかし、今回のパネルでは、IGのスタッフと会場との掛け合いが企業とファンの一体感を作り出すのに成功していた。

なかで最も注目された作品は、日本では今年4月に公開された『立喰師列伝』であった。映像はロングバージョンの映画の予告編だが、英語の吹替もないままの紹介にもかかわらず驚くほど反応がよく、要所要所で何度も大爆笑が起きていた。
日本では難しく思われがちな押井守の作品だが、この会場ではコメディータッチの映画として普通に受入れられ、楽しまれていた。
質問コーナーではその映像制作方法に対する質問も飛び、作品のストーリーと映像表現の両方に高い関心が寄せられていた。作品に対する反応のよさから、企業側もアンコールを兼ねて2度目の上映もするサービスぶりであった。
またパネルの中では、先頃、発表されたフランスのポップスターであるミレーヌ・フェルメールのビデオクリップをジェネオンUSAと共同制作することについてあらためて言及した。
しかし、この作品の最新画像は今回のアニメエキスポ2006ではなく、今月中旬から始まるサンディエゴコミコンで発表する予定のため今回は公開されなかった。大物ポップスターのビデオクリップということもあり、ポップカルチャーのより大きなイベントでの初公開を念頭に入れているようだ。
パネルの後半にはI.Gのスタッフに、I.Gが米国でカートゥーンネットワークと共同制作した『IGPX』の現地スタッフも加わった。50分のパネルではあったが、とても密度の濃いパネルであったように感じた。
/アニメエキスポ2006
/プロダクションI.G
/立喰師列伝公式サイト
/IGPX公式サイト