劇場アニメ「かがみの孤城」主人公の声も聞ける超特報が公開 監督は「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」原恵一 | アニメ!アニメ!

劇場アニメ「かがみの孤城」主人公の声も聞ける超特報が公開 監督は「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」原恵一

劇場アニメ『かがみの孤城』より、主人公・こころの「声」も初お披露目となる超特報映像が公開された。さらに、原恵一監督のもとA-1 Picturesが制作を手掛けることも明らかになり、原監督からコメントが到着。生徒役の声優を募るオーディションの開催も決定した。

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『かがみの孤城』(C)2022「かがみの孤城」製作委員会
『かがみの孤城』(C)2022「かがみの孤城」製作委員会 全 2 枚 拡大写真

劇場アニメ『かがみの孤城』より、主人公・こころの「声」も初お披露目となる超特報映像が公開された。さらに、原恵一監督のもとA-1 Picturesが制作を手掛けることも明らかになり、原監督からコメントが到着。生徒役の声優を募るオーディションの開催も決定した。

辻村深月「かがみの孤城」

『かがみの孤城』は2018年の「本屋大賞」に輝き、累計発行部数が130万部を突破した、辻村深月によるベストセラー小説を原作とする劇場アニメだ。学校での居場所をなくし家に閉じこもっていた主人公の中学生・こころはある日、突然光り始めた部屋の鏡をくぐり抜ける。その先には城のような不思議な建物があり、こころと似た境遇の7人が集められていた。城の中には秘密の「鍵」が隠されており、その鍵を見つけた者は、何でも願いが叶うという。なぜこの7人が集められたのか。鍵はいったいどこにあるのか。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。

このたび公開された超特報映像は、「たとえば、夢見る時がある。転入生がやってくる。その子はなんでもできる、素敵な子」と、主人公・こころのモノローグで始まるもの。こころが誰にも言えない秘めた思いを語るこのセリフは、原作の冒頭シーンに登場する印象的なモノローグを引用している。その惹き込まれるような透明感あふれる瑞々しい声により、こころのキャラクター像が一気に浮かび上がる。

そして映像の中には、こころが何処かへ歩き出している足元や、光る鏡に手を触れようとしている手元のほか、7枚の鏡が並ぶ広間、海の上にそびえ立つ城など様々な印象的な情景が映し出される。本作の世界観を感じられるような仕上がりだ。

さらに、“泣けるアニメーション”の名手と呼び声高い、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督が、本作を手掛けることも明らかになった。原監督は「監督は孤独だ」と語りながらも「甘美な瞬間がある。それは作品が、自分の思っている以上のものになる予感を感じた時、監督をやって良かった、としみじみ思うのだ。今、『かがみの孤城』という映画を作りながら、そういう予感を感じ、ワクワクと仕事をしている」と、本作へのコメントも寄せている。

制作は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』や『心が叫びたがってるんだ。』など、数多くの名作青春アニメを世に送り出してきたA-1 Picturesが担当する。

このほか、「生徒役声優オーディション」も開催される。指定のセリフを読む動画を「#かがみの孤城オーディション」を付けてTikTokおよびYouTubeに投稿すると、生徒役として『かがみの孤城』の世界に入れるかもしれない。詳しくは公式サイトの募集要項を確認してほしい。

劇場アニメ『かがみの孤城』は、2022年冬に公開される。7月28日には、さらなる続報が発表される予定だ。

<以下、コメント全文掲載>


【原恵一監督】


監督は孤独だ、などと云う。それは実際その通りで、自分は孤独では無い、なんて云う監督は大嘘付きか大馬鹿者だし、孤独に耐える覚悟が無い人間は監督なんかやるべきじゃない。スタッフ、キャストの仕事をジャッジして、OK、NGを決め、進むべき方向を示さなければならない。それは個人の意地を貫くことで、故にその責任を負うには孤独である必要があると思うのだ。

そんな監督仕事ではあるが、甘美な瞬間がある。それは作品が、自分の思っている以上のものになる予感を感じた時、監督をやって良かった、としみじみ思うのだ。今、『かがみの孤城』という映画を作りながら、そういう予感を感じ、ワクワクと仕事をしている。

『かがみの孤城』
■原 作:辻村深月「かがみの孤城」(ポプラ社刊)
■監 督:原 恵一監督
■配 給:松竹
■アニメーション制作:A-1 Pictures
■公 開: 2022年冬 全国公開

(C)2022「かがみの孤城」製作委員会
かがみの孤城
¥1,881
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《仲瀬 コウタロウ》

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