夏アニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』は2026年7月21日に第03話「JUNK JUNGLE ii + MEGATECH MACHINE i + ii」を放送。

士郎正宗が1989年に発表したマンガ『攻殻機動隊』(講談社 KCデラックス刊)は、情報ネットワークとサイボーグ技術が高度に発達し、人々が電脳へと接続された近未来を舞台に、電脳犯罪に立ち向かう全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる特殊部隊の活躍を描くサイバーパンクSFだ。
押井守が監督した1995年公開の劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を皮切りにハリウッド実写映画、ビデオゲームなど数多くのメディア展開を経て、そのSF設定とビジュアル表現は世界中のクリエイターへ影響を与えた。
サイエンスSARUがアニメーション制作を担う完全新作アニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』ではキャスト勢を刷新。草薙素子役は2013年から公開された劇場アニメ『攻殻機動隊ARISE』シリーズで同キャラクターを演じた坂本真綾が担当する。荒巻大輔役は山路和弘、バトー役は安元洋貴、トグサ役は中村悠一。監督はモトちゃん、シリーズ構成・脚本はSF作家の円城塔が務める。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
「令和素子かわいいなー」
前回は原作ファンに有名な“ナメクジの交尾”シーンのアニメ化で盛り上がった令和版『攻殻機動隊』。士郎正宗の絵柄に寄せたキャラクターデザイン、原作準拠のストーリー展開に往年のファンを中心に盛り上がりを見せている。
第03話。冒頭から部隊で運用されているAI搭載型思考戦車・フチコマが登場し、容疑者を追い詰めながら少佐の草薙素子とコミカルなやりとりを展開する。

「令和素子かわいいなー」「コロコロ表情変わる少佐面白すぎるwww」「ちゃんと少佐がかわいいアニメというだけでまず嬉しい本作」令和の素子は、リアル寄りだった1995年押井監督版とは異なり、ファンから「かわいい」と評されることも多い。
大塚明夫さんの声がする…!?
所変わって、ジャングルで張り込みを行う荒巻大輔とバトー。張り込み先の屋敷では、ゴツい男たちがやりとりをしている。マレス大佐の元に、ウイルスを仕掛けた張本人と推測される正体不明のハッカー“人形使い”がその姿を現していた。
「わしは代表を殺せと命じた」そう憤るマレス大佐。聞き覚えのある低い声質にネット上はザワついた。
「前のバトーの声が聞こえた気がする」「大塚明夫さん 出てる?」「CVが大塚明夫さんのキャラ出てきたw」「マレス大佐の声もしかして大塚明夫氏?」「大塚明夫さん!!!!?うわ~~~~そうならうれしい!!」「まさかと思うが、今回の攻殻のゲスト声優は今まで出ていたキャストさんが出るのかなぁ?」「まさかここでバトー役の大塚さんを起用するとは」「旧バトーと新バトーが一堂に会するのありがとう」
1995年以降バトーを演じてきた声優・大塚明夫と思しき声に大盛り上がりだ。荒牧に「あなたを逮捕します」と告げられるマレス大佐。

「有名なシーンの実は軽いオチ」
今回は1995年押井監督版にあった有名なシーンも描かれていた。ネットミームにもなっている「取調室」だ。
前回、佐藤せつじが演じて話題となった清掃局員が「擬似体験!? えっ……どういうことです?」と驚くと、取り調べをする古参隊員イシカワが「つまりあまたは独身で、奥さんも子どもも離婚も浮気も全部夢です」と説明。ネット上は「あっ、例のシーンだ」「取り調べキター」「有名なシーンが」「映画版だとかなりシリアスだったシーン」など反応を見せる。
そして取り調べから解放された清掃局員は、仲間から「離婚の悩み消えちまったって? どうなったの?」とたずねられると軽く「消えたの!」と答えている。
原作通りの流れに「ゴミ回収のゴーストハックの話はこの軽さでええんよ」「例のシーンはだいぶマイルドになってた」「押井映画に比べてずいぶんと軽い原作の疑似体験仕込まれた人の予後!!」「原作漫画未見の人は困惑するだろうなぁw」「有名なシーンの実は軽いオチ」といった声が寄せられていた。
1995年押井監督版は、令和版を最速配信するAmazonプライムをはじめ、配信サイトで視聴できる。
細かな演出で描かれたサイボーグの作り方に注目♪
後半は一転して、フチコマたちが「人類を支配して我々AIの世界を築こうではないか!」と大盛り上がり。「ロボットにも権利ってのがあるんじゃないかって言いたかったんだよ」などバトーと語り合う。


さらに原作の「メイキング・オブ・サイボーグ」もアニメ化。素子の友人が女性型サイボーグの製造過程を「素子みたいに量産型をベースにオプションをつけるか、彼女みたいに特注品に入るか」など説明していく。出来上がったら「サイボーグ一丁あがり!」とウインクだ。
「これがサイボーグ作りか」「攻殻のサイボーグ説明、アニメでやるとは思わなかった」「メイキングサイボーグまでちゃんとやるとは…」「全身義体化サイボーグの作り方。後半の話面白かった」細かな演出で描かれたサイボーグの作り方にファンも喜んだ。

贅沢な構成の今回に、「押井版も決して嫌いではないけど、これこそが攻殻だ」など多くの声が集まっている。
「第3話、読むアニメ形式で独特なSF世界観をひたすら詰め込まれた……」
「ほんっと押井監督verとここまで見せ方や台詞の出方が変わるの面白過ぎる」
「攻殻は新規の人がどう思ってんのかわからないけどファンには最高のアニメ」
「世界観のシリアスな話にギャグを巧みに混ぜてきて説明一辺にならないようにしてくる。マジですげぇ」
「この士郎政宗版のノリをよくぞ再現してくれた」
「びっくりした、大河原邦男」
本編終了後にも視聴者に驚きが待っていた。エンドカードイラストを『機動戦士ガンダム』などで知られるメカデザイナーの草分け的存在・大河原邦男が描いていたのだ。
「エンドカードが大河原邦男だと?!」「びっくりした、大河原邦男」「大河原邦男氏によるフチコマ!!!すっげぇぇぇぇ」「なんちゅー豪華な」大河原タッチのフチコマは迫力に満ちていた。
放送後、アニメーション制作のサイエンスSARUが第03話のアバンタイトルで絵コンテ・演出・作画監督を手掛けたBahi JD、A・Bパート演出の井分詢也のコメントを公開している。
■Bahi JD コメント(一部抜粋)
「アニメーターの視点から、少佐やフチコマのかっこいいスキルを見せたいと思いました。少佐やフチコマが使う、あの長いワイヤーは特に作画が楽しいです。手書き2Dアニメーションを使いこなすアニメーターの皆さんと作り上げました。その方々は、各々異なる作画スタイルを持ち、動きによって、個性や人間味を表現してくださいました」
■A・Bパート演出の井分詢也 コメント
「見どころは、バーチャル空間(南の島)でのフチコマのアクションです。フチコマの葛藤が伝わるように、豊かな表情とお芝居にこだわりました。原作コミックが連載された時代にAIの気持ち(のような機能)を表現してるのってすごいですよね。ぜひそのあたりに注目してほしいです!」
以上、第03話「JUNK JUNGLE ii + MEGATECH MACHINE i + ii」のまとめでした。
大阪・心斎橋PARCOでのイベント開催も発表されています。1995年押井監督版の無料上映会や、モコちゃん監督らによるトークイベントが予定されています。
『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』は、毎週火曜23時からカンテレ・フジテレビ系全国ネット"火アニバル!!"枠にて順次放送。7月14日よりKRY山口放送、7月25日よりアニマックスにて放送開始。ストリーミングは毎週火曜23時30分からPrime Videoで国内最速配信後、毎週水曜23時30分から各配信サイトにて順次配信開始になります。
<スタッフ>
原作:士郎正宗「攻殻機動隊」(講談社 KCデラックス刊)
監督:モコちゃん
シリーズ構成・脚本:円城 塔
キャラクターデザイン・総作画監督:半田修平
美術監督:片野坂恵美
美術監修:増山 修
色彩設計:橋本 賢
撮影監督:伊藤ひかり
編集:廣瀬清志
音響監督:丹下雄二
音響効果:八十正太
録音:太田泰明
音楽監督・音楽:岩崎太整
音楽:小西 遼、YUKI KANESAKA
音楽制作:フライングドッグ
オープニングテーマ:「GO GHOST」King Gnu
エンディングテーマ:「Blue」MILLENNIUM PARADE feat. Saya Gray, Daniel Caesar
アニメーション制作:サイエンス SARU
製作:THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE
<キャスト>
草薙素子:坂本真綾
荒巻大輔:山路和弘
バトー:安元洋貴
トグサ:中村悠一
イシカワ:後藤光祐
サイトー:奈良 徹
オペレーター:大井麻利衣
フチコマ:金田朋子
(C)2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE




