1958年の同日に、日本初のフルカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』が公開されたことが由来の記念日です。2017年に「アニメNEXT_100」プロジェクトの一環として制定されました。
アニメ!アニメ!読者の中には、お気に入りの作品を見て、アニメ制作スタジオに興味を持つようになった人も多いのではないでしょうか。派手なアクションが魅力のロボットものが得意だったり、大人も魅了するキッズ向けタイトルを多数手がけていたりと、スタジオによって特色もさまざまです。
そこでアニメ!アニメ!では「好きな作品を手がけたアニメーション制作スタジオは?」と題した読者アンケートを実施しました。10月10日から10月17日までのアンケート期間中に317人から回答を得ました。
男女比は男性約30パーセント、女性約70パーセントと女性が多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。
「アニメの日」にお気に入りの作品を改めて鑑賞するも良し!その作品を制作しているアニメスタジオの別作品を初めて観てみるも良し!思い思いの「アニメの日」を楽しむきっかけにしてみてください♪
■数々の名作を手がけてきたスタジオへのアツい想いが続々!
京都アニメーションの中で最も支持を集めたのは、今年最新作が公開された『Free!』。「9歳のときに『Free!』を見て、筋肉と水の美しさと、キャラクターたちの感情に惹かれてアニメファンになりました。私にとって『Free!』と京アニは人生を変えてくれた恩人です」や「水や光の表現がとにかく素晴らしく、ほんの些細な表情の変化まで動きをつけてるのがすごい。個人的にはメイン以外のキャラのグッズも新規絵で作ってくれるところに優しさを感じています」とアニメに興味を持つきっかけになったという声が届きました。
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『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編ティザーポスター(C)おおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶町後援会2021
また『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』も「絵がとても繊細で引き込まれます。とくにタイプライターを1コマずつ動かしているのには驚きました」や「キャラクターの表情と、海や空などの風景が美しすぎる!」と多くの投票が。10月29日と11月5日の2週間連続で「金曜ロードショー」でオンエアされることも注目を集めている理由です。
またサンライズといえば『機動戦士ガンダム』をはじめ、ロボットものを数多く手がけてきた老舗スタジオ。『装甲騎兵ボトムズ』には「小中学生のときにサンライズアニメに夢中になりました。とくに『ボトムズ』はアーマードトルーパー(AT)のギミックが衝撃的。アームパンチやローラーダッシュ、パイルバンカーなど多彩な動きが面白かった」。
特別版が再放送中の『コードギアス 反逆のルルーシュ』には「キャラクター、ストーリー、演出、メカ、セリフ回し、どこをとっても魅力的で毎週食い入るように見ていました」というコメントが寄せられました。
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『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ』(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design(C)2006 CLAMP・ST
そのほか『銀魂』には「原作に負けないほど、全力でふざける姿勢が最高でした」や「ガンダムパロディが大成功したのはサンライズの努力があってこそ。本当に感謝しかありません」。『犬夜叉』には「サンライズは昭和の時代からずっと作品を送り続けてきたアニメ業界の金字塔。オリジナルタイトルだけでなく『犬夜叉』などの人気原作も得意とするところが同社の強みでしょう」と多彩な作品を手がけてきたことに触れた読者もいました。
ボンズはアクションものに定評があり、『僕のヒーローアカデミア』には「バトルシーンの作画に迫力があって素晴らしい」や「ヒーローたちの多彩な技を表現できているのがすごい」。『文豪ストレイドッグス』には「『文スト』の異能もそうですが、人智を越えた力で戦う作品を得意としているイメージがあります」との声が。『ストレンヂア 無皇刃譚』では時代劇、『交響詩篇エウレカセブン』では巨大ロボットと、多ジャンルを手がけている点も魅力のスタジオです。
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『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社
MAPPAには「『呪術廻戦』など作画が素晴らしいタイトルを数多く手がけているから。アニメ化が決まった『チェンソーマン』が今から楽しみ!」。
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『チェンソーマン』ティザービジュアル(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
東映アニメーションには「『おジャ魔女どれみ』→『明日のナージャ』→『ふたりはプリキュア』と、日曜の朝枠を子どものころからずっと親しんできたから」。
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『おジャ魔女どれみ』(C)東映 アニメーション
ufotableには「『鬼滅の刃』や『活撃 刀剣乱舞』など、刀のアクションを任せたらピカイチ! 技も細やかに表現されていてスタッフの気合を感じました」。
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『鬼滅の刃』第3弾・新キービジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
P.A.WORKSには「作品が面白いのはもちろん、YouTubeの公式チャンネルではアニメーターの原画を解説付きでアップしていて、とても勉強になりました」と動画配信の取り組みも注目を集めるポイントのようです。
■投票があったスタジオを紹介!!(※一部抜粋)
[好きな作品を手がけたアニメーション制作スタジオは?]
京都アニメーション/サンライズ/ボンズ/MAPPA/ufotable/プロダクションI.G/A-1 Pictures/WIT STUDIO/スタジオコメット/P.A.WORKS/シャフト/ぴえろ/スタジオジブリ/東映アニメーション/動画工房/マッドハウス/TRIGGER/WHITE FOX/亜細亜堂/朱夏/スタジオ地図/タツノコプロ/手塚プロダクション …他
(回答期間:2021年10月10日~10月17日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。