神風動画、ジェノスタジオが描く「スター・ウォーズ」とは?“ビジョンズ”あらすじ・場面写真公開 | アニメ!アニメ!

神風動画、ジェノスタジオが描く「スター・ウォーズ」とは?“ビジョンズ”あらすじ・場面写真公開

日本のアニメーションスタジオ7社が新たな『スター・ウォーズ』作品を生み出すプロジェクト「スター・ウォーズ:ビジョンズ」より、神風動画の手掛ける『The Duel』とジェノスタジオの手掛ける『のらうさロップと緋桜お蝶』のあらすじ・場面写真が発表された。

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『The Duel』場面カット(C)2021 TM &(C)Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
『The Duel』場面カット(C)2021 TM &(C)Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. 全 7 枚 拡大写真
日本のアニメーションスタジオ7社が新たな『スター・ウォーズ』作品を生み出すプロジェクト「スター・ウォーズ:ビジョンズ」より、神風動画の手掛ける『The Duel』とジェノスタジオの手掛ける『のらうさロップと緋桜お蝶』のあらすじ・場面写真が発表された。


「スター・ウォーズ:ビジョンズ」キービジュアル
『スター・ウォーズ』は、生みの親であるジョージ・ルーカス監督が、日本の神話や黒澤明監督の映画から多くのインスピレーションを得たと公言しており、その影響は現在まで続く全ての作品へ注がれ、テーマやストーリー、キャラクターに至るまでのすべてに日本文化との繋がりが脈々と受け継がれている。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は、『スター・ウォーズ』が“創造のルーツ”といわれる日本に還ってくるプロジェクトとして、神風動画、キネマシトラス、サイエンスSARU、ジェノスタジオ、スタジオコロリド、スタジオTRIGGER、プロダクションI.Gという、日本のアニメーションスタジオ7社が独自の“ビジョン”で9つの新しい物語を描くものだ。

今回、あらすじと場面写真が公開されたのは、神風動画の『The Duel』とジェノスタジオの『のらうさロップと緋桜お蝶』。
『The Duel』の主人公は、ドロイドと旅を続ける“ローニン”。2人が立ち寄った村では長い間、野盗集団による過酷な暴力の犠牲となっていたが、少しずつ集めた金で用心棒たちを雇って戦いを挑む。当初は優勢にみえた用心棒たちだったが、野盗の女ボスが現れたことで形勢は逆転……番傘型の赤いセーバーを携えた彼女はシスだったのだ。その一部始終を見ていた“ローニン”は、真っ直ぐシスの元へと向かっていく。
本作では全体的に黒が使われ、まさに『スター・ウォーズ』に影響を与えた黒澤明監督の作品を思わせる雰囲気が漂っている点にも注目して欲しい。


『のらうさロップと緋桜お蝶』場面カット
『のらうさロップと緋桜お蝶』の主人公は、ウサギのような姿をした種族の孤児ロップ。銀河帝国の強制労働者として捕らえられていたロップは、ある日辺境の惑星タオに生きる一家の長・弥三郎と、その娘・お蝶と出会い、種族を超えて“家族”となるため日々を穏やかに過ごしていた。しかし、帝国に対する考え方の違いから、弥三郎とお蝶は徐々に擦れ違い、ついに弥三郎が独断で帝国基地への爆破テロを強行する事態に。ロップが2人の仲を取り持とうとする中、帝国将校が目の前に立ちはだかり……。
大きな瞳で可愛らしい姿のロップは、まさに日本のアニメーションらしい可愛さに溢れており、五十嵐祐貴監督が“思わず抱きしめたくなるキャラクター”にしようと描いたという。

『The Duel』『のらうさロップと緋桜お蝶』は、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」にて2021年9月22日より独占配信スタート。

<以下、コメント全文掲載>

『The Duel』水崎淳平総監督&声優・てらそままさき



本作の水崎淳平総監督は、テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のオープニングやテレビアニメ『ポプテピピック』、劇場版アニメーション作品『ニンジャバットマン』などを手掛け、日本のアニメーション業界の第一線で活躍。
本作ではキャラクターデザインを『ニンジャバットマン』でもタッグを組んだ岡崎能士が作り上げ、そのキャラクタービジュアルに合わせて作品を制作していった。

水崎総監督は「キャラクターデザイナーの岡崎さんがとにかく『スター・ウォーズ』フリークなので、自分から何かリクエストするよりも岡崎さんの頭から溢れてきたものにストーリーや世界観を補足していく役割を担うことにしました。『スター・ウォーズ』の大ファンである岡崎さんの想像を邪魔しないことが、そのままファンへの魅力に直結すると思い取り組みました」と、制作の裏側を明かしている。
しかし、水崎総監督も『スター・ウォーズ』との出会いは小学生の頃に見た『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』。それから「スター・ウォーズ」の虜になり、とくに『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』と『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』が大好きだそう。本作にも同作のシーンをオマージュとして取り入れるほど、「スター・ウォーズ」愛に溢れている。

水崎総監督は「スター・ウォーズ」シリーズから影響を受けた部分について、「実際に取り入れた例をあげるとすると、スカイウォーカーサウンドとの音響作業で、『ファントム・メナス』のダース・モールとクワイ=ガン・ジンとの戦いの効果音を一部そのまま使わせていただいた部分があります。ぜひ探してみてください」とファンには嬉しいサプライズを教えてくれた。

主人公ローニンを演じた声優てらそままさきは「映画ファンなら誰しもが知っている『スター・ウォーズ』という名を冠する作品に参加出来きる事に喜びを覚えました。大変光栄なことだと思います」と声優を務めることへの喜びを語る。さらに本作で演じたローニンについては「黒澤映画『用心棒』の三船敏郎氏(浪人の桑畑三十郎役)でしょうか」と、黒澤映画を例に挙げる。

最後に「余計なものを削ぎ落とした日本語の言葉の味わいを感じていただければ幸いです。」と、ファンに向けてメッセージを寄せた。

『のらうさロップと緋桜お蝶』五十嵐祐貴監督&声優・小林星蘭



本作の五十嵐祐貴監督は、テレビアニメ『呪術廻戦』のエンディングの作画やテレビアニメ『映像研には手を出すな!』の絵コンテなどを手掛けるなど、今最も注目のアニメーター。
五十嵐監督は物語の着想について「『スター・ウォーズ』はライトセーバーやジェダイの物語である、そしてそれは黒澤映画や時代劇から強く影響を受けているというのは当然のこととして、そのジェダイの物語の拡張性や多様性といったものが、最も『スター・ウォーズ』らしさであると思います。本来ジェダイの物語はスカイウォーカー家やパルパティーン家の血縁の物語にとどまりません。そういった『スター・ウォーズ』の拡張可能性を表現するために、主人公は非血縁であり、その絆をめぐってライトセーバーが継承される話にしようと思いました」と振り返る。

そして主人公がウサギのような姿の種族であるロップというキャラクターにした理由について「非血縁の主人公は、日本文化の中にある“キャラ”というものでなければいけないと思いました。“キャラ”というのはリアルな人間ではなく、日本の美少女キャラクターに代表されるような、ビジュアルもパーソナリティも極端にデフォルメされた存在です。これは日本のアニメ・マンガ文化の原点にその表現の歴史があって、手塚治虫さんの『地底国の怪人』の耳男がそのスタート。耳男というのはウサギ人間の“キャラ”であるので、今回も文字通りウサギ型人間種族の女性主人公でいこうと考えていったわけです。思わず抱きしめたくなるようなキャラクターにしようと開発していきました」と語っている。

そして最後に本作を楽しみにしているファンに向けて「本作は短い作品ではありますが、『スター・ウォーズ』の世界の可能性を少しでも押し広げられるように、さまざまなことを考えながらスタッフ一同頑張って作ってきました。ロップやお蝶といった新しいキャラクターたちが、『スター・ウォーズ』を楽しみに待っていた、あるいは『スター・ウォーズ』に今まで触れてこなかった、皆様の心の中に残ってくれたら幸いと思います。」と熱い思いを明かした。

主人公で大きな瞳が可愛らしいウサギのロップを演じた小林星蘭は『スター・ウォーズ』について、「アクションや規模がかっこよくて、非現実が現実のように見える、誰もが1度は憧れる作品!というイメージでした」と語り、「まさかあの『スター・ウォーズ』に!?という衝撃が大きかったし、まだまだ声優として駆け出しの私を選んで頂けたことが本当に嬉しかったです。日本の方だけではなく世界中の方に自分の声で見てもらうことが出来るので、見た方がどのように感じ取るのかなとワクワクしています」と、声優を務めることへの喜びを明かした。

本作で小林が演じるのは、帝国に捕らえられていた孤児のロップというキャラクター。小林はロップについて「最初は少し臆病な部分もありますが、相手の気持ちにすごく寄り添ってくれたり本人なりの希望を持っていったりと、とても魅力的な可愛い子です!!物語が進むにつれてその性格や信念がより理解できるかと思います」と明かしている。
そして本作の見どころについて「ロップとお蝶と弥三郎が出会い、種族が違う中で生まれる絆って一体なんなんだろう、『家族ってなんだろう?』と考えながら見ると、よりこの世界観を体感出来るかなと思います。アクションシーンは何度も頑張ったので楽しんで頂けたら嬉しいです!!」と、本作を楽しみにしているファンに向けてメッセージを語った。

(C)2021 TM &(C)Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

《小野瀬太一朗》

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