古川慎さんは2010年代にデビュー。第14回声優アワードでは助演男優賞に輝きました。2020年は『かぐや様は告らせたい？～天才たちの恋愛頭脳戦～』や『憂国のモリアーティ』など、複数のタイトルでメインキャラクターを担当しています。
アーティストとしても活動しており、7月には3rdシングル「本日モ誠ニ晴天也」をリリース。自身も出演する『啄木鳥探偵處』のOPテーマとなっています。
そこでアニメ！アニメ！では古川慎さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなキャラクターは？」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。9月12日から9月19日までのアンケート期間中に705人から回答を得ました。
男女比は男性約10パーセント、女性約90パーセントと女性が多数。年齢層は19歳以下が約35パーセント、20代が約40パーセントと若年層が中心でした。
■トップは『かぐや様』白銀会長 音痴な歌声にも注目！
第1位
1位は『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』の白銀御行。支持率は約20パーセントで、昨年の3位からトップとなりました。
『かぐや様は告らせたい？～天才たちの恋愛頭脳戦～』キービジュアル（C）赤坂アカ／集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
「白銀会長の頭の良さ、不器用さ、優しさがにじみ出ていて、会長のことが大好きになりました。シリアスもコメディも最高！」や「かぐやに対する心の中の声のトーンがチャーミング。こっちにまで嬉しさや恥ずかしさがひしひしと伝わってくる」、「イケメンからヘタレ、さらに絶叫など、さまざまな表情を見せてくれました」と振り幅の広い芝居に絶賛のコメントが届いています。
バラエティ豊かなエピソードが揃っているタイトルですが、「歌ウマな古川さんだからこそ、音痴特訓回では会長のド下手な歌声と特訓後の上手でも下手でもない絶妙な歌声を表現していて素晴らしかったです」と歌を披露した話数が好きだというファンが多かったです。
第2位
2位は『ワンパンマン』のサイタマ。支持率は約12パーセントで、昨年と同順位でした。
「ワンパンマン（第2期）」（C）ONE・村田雄介／集英社・ヒーロー協会本部
「最強ゆえに無気力になっている掴み所のない話し方がクセになるので好きです」や「のほほんとした平熱ヒーロー的な演技は古川さんだからこそ表現できるのではないかと思っています。他作品の演じ方とはまったく違っていて驚きました」と最強ヒーローらしくない、どこか抜けた感じが魅力。「普段は平坦で熱を感じさせない声なのに、マジになったときの自然な演技に惹かれます」とごくたまに見せる本気モードのカッコ良さもファンを魅了しています。
第3位
3位は『ファイアーエムブレム 風花雪月』のシルヴァン＝ジョゼ＝ゴーティエ。昨年の12位から大きくランクアップしました。
「ナンパな兄貴分でありながら実は繊細というキャラクターの機微を息づかいなどでリアルに表現していて、シルヴァンが立体的に見えました」や「繊細な声色の切り替えや独特の間による複雑な心情表現は見事の一言。ルートが複数あるゲームなので、あらゆる角度から楽しめます」、「全キャラクターの中で彼の音声だけは飛ばせないと思ったほど。テキストから読み取れる以上の音声情報の膨大さがすごい」とゲームタイトルならではのコメントが届いています。
■そのほかのコメントを紹介!!
『刀剣乱舞-ONLINE-』大倶利伽羅には「普段の低く抑えめな声と必殺技のときの張り上げた声のギャップが最高。馴れ合いを嫌いながらも、語尾が優しさにあふれているところが好きです」。
『アイドルマスター SideM』アスラン＝ベルゼビュートII世には「圧倒的な声量と歌唱力、さらにミュージカルを思わせる大仰な演技…と思いきや、本当はシャイで一生懸命なところがカッコイイ」。
『転生したらスライムだった件』ベニマルには「侍大将らしく頼もしくて兄貴分なキャラかつイケメンなところが、古川さんの声とバッチリ合っています」。
『転生したらスライムだった件 第2期』（C）川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
『TSUKIPRO THE ANIMATION』神楽坂宗司には「古川さんの歌声が遺憾無く発揮されていて、キャラが一緒に歳を重ねていくところも他作品にはないポイント。大人になってさらにカッコ良くなる宗司くんに一生片想いです！」と第2期のオンエアを控えるシリーズにも投票がありました。
「TSUKIPRO THE ANIMATION」(C)TSUKIPRO (C)PROANI
2020年版のアンケートでは『かぐや様』をはじめ、今年放送されたタイトルが複数ランクインする結果となりました。
次ページでは20位まで公開中。こちらもぜひご覧ください。
■ランキングトップ10
[古川慎さんが演じた中で一番好きなキャラクターは？ 2020年版]
1位 白銀御行 『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』
2位 サイタマ 『ワンパンマン』
3位 シルヴァン＝ジョゼ＝ゴーティエ 『ファイアーエムブレム 風花雪月』
4位 ショーター・ウォン 『BANANA FISH』
5位 大倶利伽羅 『刀剣乱舞-ONLINE-』
6位 アキレウス（赤のライダー） 『Fate/Apocrypha』
7位 日暮茜 『DIG-ROCK』シリーズ
8位 神楽坂宗司 『TSUKIPRO THE ANIMATION』
9位 アスラン＝ベルゼビュートII世 『アイドルマスター SideM』
10位 草摩はつ春 『フルーツバスケット』（2019年）
（回答期間：2020年9月12日～9月19日）
次ページ：ランキング20位まで公開
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
