「ばらかもん」外出自粛…人と会えない今こそ見たい! 元気な“島っ子”と過ごす田舎ハートフルコメディ【夏アニメコラム】 | アニメ!アニメ!

「ばらかもん」外出自粛…人と会えない今こそ見たい! 元気な“島っ子”と過ごす田舎ハートフルコメディ【夏アニメコラム】

アニメ!アニメ!編集部のオススメな「夏アニメ」を紹介するコラム第1弾。今回はライター・小野瀬太一朗より、『ばらかもん』を紹介します。

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『ばらかもん』(C)ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会
『ばらかもん』(C)ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会 全 3 枚 拡大写真
いらすとや


    ◇◆◇ 夏アニメコラム ◇◆◇

    気温が高い日が続き、本格的な夏目前! 今年は夏休みが短くなったり、海開きが中止になったりして心置きなく夏を満喫するのが難しい状況。
    そこで、アニメ!アニメ!ではオススメの【夏アニメ】をピックアップ! 編集部&ライターが連載形式で紹介していきます。ぜひさまざまな“夏”を味わってみてください♪




今回、第1弾としてライター・小野瀬太一朗がオススメする作品は……

【No.1】ばらかもん


『ばらかもん』(C)ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会
『ばらかもん』ビジュアル

舞台は、海と自然に囲まれた田舎の島


ある日、九州・長崎県の西に浮かぶ“五島列島”に、とある事件を起こした若きイケメン書道家・半田清舟(CV.小野大輔)が引っ越してきます。
一人静かに書道に没頭したい半田ですが、周りには、自由奔放でにぎやかな島民たちと慣れない田舎生活の洗礼が溢れており、彼らと共に過ごす日々を通じ、書道家として人として、少しずつ成長していって……。


都会ボーイ ミーツ 田舎ガール(ズ)


この作品を一言で説明すると、都会から来た主人公と地元民が田舎の島で繰り広げる日常ハートフルコメディ

主人公は、東京から来た“半田先生”。
彼は、自身の作品が書道界の重鎮に「つまらない字」と言われたことに怒り、相手が杖をついている老人にも関わらず殴り飛ばす……という事件を起こし、頭を冷やすため島で一人暮らしをすることに。
若きイケメン書道家として活躍しながらも、神経質で短気。子ども相手にもキレたり、一方でとってもビビりで臆病で、もうダメダメな人です。

五島列島に引っ越してきた半田先生が出会ったのは、タイトル通り“ばらかもん(元気者という意味の方言)”な小学一年生の女の子・なる(CV.原涼子)。
畑仕事で忙しいおじいちゃんとの二人暮らしながらも、常にニコニコ笑顔で好奇心旺盛、ズカズカと日常に入り込んできて、心身ともに籠りがちな先生を半ば強引に外へ連れ出していきます。

“田舎の日常ハートフルコメディ”を描いた作品は数あれど、『ばらかもん』の一番の象徴は、なるというキャラクターではないでしょうか。
視聴者にも親切と言いづらいドぎつい方言、田舎育ちっぽい野生児のような遊び方、子どもならでは無遠慮な距離の詰め方などなど、彼女は半田先生とは対照的な存在。
でも、そこには打算や駆け引きなどはなく、ただただ自分の“楽しい”や“好き”をストレートにぶつけてきているだけ。そんな彼女の自由奔放で天真爛漫、無垢で明るいその姿はまさに太陽のように眩しく、半田先生だけでなく観ている我々の心もグッと掴んできます。

「人間関係が希薄」「空気は読むもの」「閉塞感が漂っている」などと言われることも多い現代社会。さらに現在は、新型コロナウイルス感染拡大で、外に出て人とコミュニケーションを取ることも難しい状況だと思います。
そんな今、海と自然に囲まれた五島列島で繰り広げられる、半田先生となるたちの何気ないけど特別な、心温まる日常を見て気分転換してみてはいかがでしょうか。

(C)ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会

《小野瀬太一朗》

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