「短編アニメーションコンペティション」は同映画祭のメインイベントであり、30分以内の短編アニメーションを対象としたコンペティションだ。多様化する表現を反映するため、今年よりVR(360°動画)、GIFアニメーション、モーション・コミックスを対象に、4月15日から6月30日まで応募を受け付けていた。
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インターナショナルコンペティション 『Acid Rain』 (Tomek Popakul/ポーランド)
今年度は84の国と地域から過去最高となる2,191作品の応募があり、そのうち86作品が「インターナショナル・コンペティション」「日本コンペティション」「ミュージックアニメーションコンペティション」「学生コンペティション」にノミネート。
「インターナショナル・コンペティション」では、ザグレブ国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞した『Acid Rain』のほか、VR作品として双極性障害の世界を描く『Manic VR』など、モーション・コミックスとして『えんちゃんち』、GIFアニメーションとして『ぺろ』冠木佐和子監督や『void』平岡政展監督の作品群などが名を連ねた。
このほか、「日本コンペティション」では「スタジオジブリ」作品や『エヴァンゲリオン』シリーズに参加した押山清高監督による『SHISHIGARI』などがラインナップ。「ミュージックアニメーションコンペティション」もくるり(影山紗和子監督作『Tokyo OP』)や中村佳穂(Sivan Kidron監督作『きっとね!』)など、人気ミュージ シャンのミュージックビデオ作品がノミネートされている。
なお「長編コンペティション」については、後日ノミネート作品が発表される予定だ。
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日本コンペティション 『SHISHIGARI』 (押山清高/日本)
さらに招待プログラム第1弾として、『リトルウィッチアカデミア』や『キルラキル』などオリジナリティあふれる作品を世に送り出し続けるアニメーションスタジオ「TRIGGER」にフィーチャーした特集プログラムの開催も決定した。
「TRIGGER」の大塚雅彦、今石洋之、若林広海、および「TRIGGER」作品に縁深いデザイナー・コヤマシゲトを招き、「最新劇場作品『プロメア』爆音上映+舞台挨拶」「スタジオトークプログラム『スタジオ フィーチャーTRIGGER』」「プロフェッショナルトーク デザイナ ー:コヤマシゲト」の3プログラムが実施される。
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「第6回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」は、北海道・新千歳空港ターミナルビルにて11月1日から11月4日まで開催予定。映画祭の全期間パスポートと1DAYパスポートの前売券は、「チケットぴあ」にて販売中だ。
「第6回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」
開催日程:2019年11月1日(金)~11月4日(月・祝)
会場:新千歳空港ターミナルビル(ソラシネマちとせ 他)