神谷、こだま監督、諏訪プロデューサーの3名は、本編上映後のサイリウムの海の中、大きな拍手と歓声に迎えられて登壇。実は全員が観客と一緒に応援上映を楽しんでいたことを明かし、神谷は「みなさんと一緒に楽しむことができて、そしてたくさんのファンが支えてくれてまだこんなに作品が盛り上がる、こんなうれしいことはありません。最高でした!」と感動した面持ちでコメントする。
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上映中の反応で心に残ったことを聞かれると、こだま監督は「喫茶キャッツアイの防弾ガラスのくだりは軍事ディレクションを担当いただいた金子さんに言われて入れていたのですが、まさかこんなに笑いが起こるとは!金子さんに感謝ですね(笑)」と回想。
神谷は「1回観ただけでは絶対できないと思うのですが、シーンに合わせてみなさんがリョウたちの台詞を一緒に言ってくれていたのが一番心に響きました。ありがとうございます!」と感謝を述べた。
またMCの若林プロデューサーが「意外なキャラクターに声援がありましたね。下山田と海小坊主!」と発言すると、会場は声援の嵐に。
「ここだけの話ですが、最後、修理された海小坊主が喫茶キャッツアイへ帰ってくるシーンはカットされる可能性があったのですが…、北条先生の残したいという言葉であのシーンは残ったんです」と、貴重な裏話も飛び出した。
さらに、香とギクシャクしているときのリョウの表情に多数のツッコミが入っていたことには、こだま監督が「エンディングのリョウの台詞が先に決まっていて、いかにこの伏線を目立たせようかと考えたら、あの無表情な顔しかなかったんです(笑)」と言及。
「北条先生も、リョウはいろんな女性にもっこりしているが一番好きな人にはどうしても不器用になってしまう、と仰っていました」という言葉には、客席も黄色い歓声に包まれる。
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そして、「リョウの台詞で意識していることは?」という質問には、神谷が「ギャグパートは自分も本当に楽しんで演じていました。20年ぶり?に復活できるなんて思っていなかったので本当に実現できて嬉しいです!」と笑顔で回答。
このほか、応援上映の新要素として劇中歌の歌詞がテロップ表示されたことについては、発案者の諏訪プロデューサーが「作品にエネルギーを与えてくれる楽曲を表現するのは当たり前だと思っています。神谷さんと、劇場でも気軽に歌ってほしいなとは言いあってたんですよね」「みんなで歌うと自分も歌がうまくなった気になる!」と冗談交じりに答えた。
最後には神谷が「本当に多くのファンに愛して支えられている作品だと万感胸に迫るものを感じております。スタッフ一同幸せの絶頂におります。これからも応援よろしくお願いいたします!」と挨拶。
神谷の掛け声とともに、割れんばかりの「もっこりー!」に包まれて、応援上映会は大盛況のまま終了した。
なお3月14日には、この「大ヒット“もっこり”かけ声応援上映会」が札幌・新宿・名古屋・梅田・博多の全国5か所で同日開催される予定。3月下旬より35劇場での追加上映も決定しており、ますます盛り上がっていきそうだ。
映画『劇場版シティーハンター 』大ヒット“もっこり”かけ声応援上映会
日時:3月7日(木)
場所:TOHOシネマズ新宿
登壇者(敬称略):神谷明、こだま兼嗣(総監督)、諏訪道彦プロデューサー(読売テレビ)
MC:若林豪プロデューサー(アニプレックス)
(C)北条司/NSP・「2019 劇場版シティーハンター」製作委員会