実写「この世界の片隅に」榮倉奈々が"現代人"のオリジナルキャラに "橋渡し"担う重要な役どころ
女優の榮倉奈々が、TBS系にて連続ドラマ化される『この世界の片隅に』に“オリジナルキャラクター”として出演決定。榮倉が同局の連ドラに出演するのは、『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON1』以来2年ぶりとなる。
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同ドラマの原作は、累計130万部を突破し、アニメ化も果たしたこうの史代の同名コミック(双葉社刊)。今から73年前、太平洋戦争の最中、広島県の江波から呉に嫁いだヒロイン・北條すず(松本穂香)が、嫁ぎ先の北條家で夫・周作(松坂桃李)らとともに暮らすかけがえのない日常が丹念に描く。
その中で榮倉が演じるのは、2018年夏に東京から呉市の古民家を訪れるドラマオリジナルキャラクター・近江佳代。“ある理由”からここにやってきた佳代は、「北條」と表札のある古民家に用があるという。果たして彼女は、73年前の広島とどんな関係があるのか……。
脚本を読み、榮倉は「いろいろな感情が起こったのですが、中でも浄化されたような気分になったことがとても印象的」と語り、「不便な時代ではあったと思うのですが、その中で生きている人たちがみんな伸び伸びしていて……環境も時代も違ったとしても、そういう心を忘れたくないなと思いました」と感想を漏らす。
撮影地の呉については、「とても魅力的で、来れてよかったなと感じました。この環境がとてもしっくりきました」と絶賛。そして、演じる佳代については「普遍的な役」と印象を明かしつつ、「こういう時代設定のある作品は、遠い昔の話で自分には関係ないような気になってしまうことがあると思います。佳代さんが橋渡しの役割をして現代と“つながっている”ということを視聴者の方と一緒に感じながら作っていけたらいいなと思っています」と意気込みを述べた。
さらに今回、佳代の恋人であり彼女とともに呉を訪れる江口浩輔役として、歌手・俳優の古舘佑太郎も出演決定。
役どころについて「この作品の中で一番、広島や呉、戦争というものからかけ離れている存在」と語る古舘は、「佳代ちゃんがいなかったらこの呉には来てないだろうし、テレビの前で見てくれている方に一番近い存在なのかなと。ですから、普通代表の男の子で最後までいきたいなと思っています」と演技プランを明かした。
TVドラマ『この世界の片隅に』は、TBS系にて7月15日21時より「日曜劇場」枠にて放送される(※初回は25分拡大)。
(C)TBS
《米田果織》
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