[取材・構成=前田久]
「Run Girls, Run!」インタビュー写真【フォトギャラリー(全29枚)】
■アニメ好きから声優アイドルユニットに
――みなさんがアニメを好きになったきっかけは?
林
林は父がオタクでして(笑)。父と一緒にアニメを観たり、声優さんのライブに連れて行ってもらってる内に、自分も好きになっていった感じですね。
――お父さんはどんなアニメがお好きなんですか?
林
『けいおん!』ですとか、『ラブライブ!』とか『キルラキル』とか。あ、でも、一番好きなのは『少女革命ウテナ』だって言ってました。
――ガチな感じですね。お二人はどうですか?
森嶋
私はちっちゃい頃からアニメ好きで、『(美少女戦士)セーラームーン』や『おジャ魔女どれみ』を熱心に観ていたんですけど、アニメとか声優さんをはっきりと意識しだしたのは、『しゅごキャラ!』や『きらりん☆レボリューション』でした。『きらレボ』はアイドルをしている女の子の姿が印象深くて、そこから私も歌って踊りたいなって思うようになったんです。
厚木
私は毎朝幼稚園に行く前に、アニメを観るのが日課だったんです。そのときに観た『デ・ジ・キャラットにょ』で「これが萌えだ!」というのに幼稚園で気付き(笑)、そこからアニメがずっと好きだったんです。そして『プリパラ』を観て、i☆Risさんを知って、「歌って踊れる声優さんって素敵だな」と感じて、それでデビューを目指すようになりました。
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――林さん、森嶋さんは、今厚木さんがお話になったような、声優さんになろうと思った直接のきっかけは何かあったんですか?
林
林は、父と水樹奈々さんのコンサートに何度か行ったことがあって。小学校高学年のときに、たくさんの人の前で歌って、ライブしている姿がすごいなと思って。もともと私は人前で歌う仕事がしたかったので、声優さんにはこういう仕事もあるんだなと知って、興味が湧いたのがきっかけです。
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森嶋
森嶋は田村ゆかりさんが本当に大好きで。アニメが好きだから声優になりたいって気持ちはもちろんあったんですけど、声優さんとして歌って踊る人に憧れがあったんですね。田村さんみたいに、独特の世界観を持ってらっしゃる方にすごく惹かれます。
――そんなみなさんがデビューされて、活動を積み重ねてこられて、そしてついにご出演されるアニメ『Wake Up, Girls!新章』の放送もスタートしました。改めてこのタイミングで、これまでの活動を振り返ってみて、手応えはいかがでしょう?
森嶋
まだまだ手応えといっても、反省点が多いなって思うんですよ。
林
確かに。まだまだ自分たちは足りてないな、って思うことが多くて。
厚木
そうだね。本当に、ただただがむしゃらに今は目の前にあるものに向けて走っている途中みたいな感じがしていて、自分たちが何かをやってのけた! という感覚はあまりない感じがします。私たちが選ばれたオーディションは、第一回の先輩がi☆Risさんで、第二回がWUGさん。先輩方の背中がすごく大きい分、自分たちのパフォーマンス力がまだまだ全然だなと感じちゃいますね。
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――たしかにi☆RisさんもWUGさんもすごいですよね。しかしみなさん、もうデビューしてしまったからには、ある意味では同じ世界で競い合うライバルじゃないですか。そこでRGRのユニットとして、先輩方とは違う特色としてみなさんが打ち出してみたいのは、どんなところですか?
林
アニメの中で私たち、WUGさんたちの背中を見ながらフレッシュに走っていくキャラクターなんです。だから今は、フレッシュさとか、元気さとか、がむしゃらな感じとかかなあと。
厚木
そうですね。一生懸命さはたしかに。
森嶋
あとは、3人ならではのバランスっていうか。
厚木
確かに、i☆RisさんやWUGさんより少人数なので……。
森嶋
人数の少ないユニットならではの魅力を見せていけたらな、って思っています。