ミュージカル「ファウスト~最後の聖戦~」昨年とは異なるアプローチでパワーアップ
高浩美の アニメ×ステージ&ミュージカル談義 ■ トリプル主演、三田佳子、河合郁人、五関晃一、再び集結
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高浩美のアニメ×ステージ/ミュージカル談義
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高浩美の アニメ×ステージ&ミュージカル談義
[取材・構成: 高浩美]
■ トリプル主演、三田佳子、河合郁人、五関晃一、再び集結
昨年好評だった舞台『ファウスト』が装いも新たに今年、再び幕を開ける。2014年の公演では手塚の3部作(『ファウスト』『百物語』『ネオ・ファウスト』)から『ファウスト』と『百物語』をベースに構成、タイトルは、ミュージカル『ファウスト~愛の剣士たち~』。奇抜なイリュージョンを使うことなく、鏡のパネル、照明、映像で変化をつけていたのが印象的であった。三田佳子はもちろん、河合郁人、五関晃一、その他の出演陣の芝居レベルも高く、良作であった。
今年は遺作となった『ネオ・ファウスト』のエッセンスも取り入れ、誰もが持っている心を”物体”として登場させたりするそうである。また人間の二面性、男と女、善と悪、悪魔と天使、主人公たちはストーリーの中で二つの姿に挑戦する。特にファウストに扮する河合は女性と男性、二役を演じるのも話題だ。
キャストは昨年に引き続き、ファウスト役に河合郁人、悪魔・メフィストフェレスに三田佳子、オフィストフェレスに五関晃一、それ以外のキャストも実力派揃いで、マルガレーテ王女にミュージカル『エニシング・ゴーズ』や『戦国BASARA4』等の舞台で活躍の玉置成実、天使・ガブリエルに元AKBの増田有華、その他モロ師岡、藤井びんや 舘形比呂一らがキャスティングされている。
昨年演出のモトイキシゲキは監修になり、演出には舞台『銀河英雄伝説』で手腕を発揮したヨリコ ジュン。上演台本・作詞にはライブスペクタクル『NARUTO-ナルト-』の演出家、児玉明子が名を連ねている。キャスト・スタッフ共に実力のあるチーム、期待がかかる。
《高浩美》
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