そのリリースを記念した原作者・押見修造先生と宇宙人・しのさきあさこさんのトーク後編を届ける。
[取材/構成 細川洋平]
アニメ『惡の華』公式サイト
/http://akunohana-anime.jp/
■ しのさき「三人はたぶんエネルギーがみなぎって前向きになっているんじゃないかと思ったんです」
― 周囲の新曲の反応はいかがですか?
―しのさきあさこさん(以下しのさき)
反応よかったそうです。
―押見修造先生(以下押見)
ぼくはあんまり友達がいないので直接反応を聞けてないです(笑)。
― 作品や歌詞に反して曲調が軽やかでポップですよね。そのギャップがむしろ。
―しのさき
『怖い』。そういえばニコ生のコメントでも流れた気がする。『曲が明るくて逆に怖く感じました』って。
―押見
そこがいいですよね。そこがすばらしいと感じました。
―しのさき
『中学生編の終わり』で、この三人はたぶん暗い気持ちではいなくて、暗いというよりはエネルギーがみなぎって前向きになっているんじゃないかなと思うんです。
押見 そうですね。サビのところでグワーッて明るくなるじゃないですか。明るくなる感じがしたんですけど、そこがすごいゾクッと来ました。
―しのさき
キーが高くて歌うのが大変でした。
―押見
最後のところもすごい高いですよね。
―しのさき
すごい高くて、B'zみたい(笑)。
―押見
たしかに、B'z魂を感じましたよ(笑)。宇宙人の曲でも高い声出してるのありましたよね。
―しのさき
「♪幽体離脱 ポー!」(※)
―押見
ポー! あれと同じくらい高いでしょ?
―しのさき
あれ以上に高いです。
※宇宙人『はーとトリップ』の中のフレーズ
■ ぜひ次回はギャグ漫画をお待ちしてます
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―押見
そうですか(笑)。
―しのさき (笑)。
― お互いどんな印象を抱かれているんでしょうか。
―押見
ぼくは最初にお会いしたときから、この人には敵わないなって。
―しのさき
え~(笑)。
―押見
自分がいかにニセモノか、いかに薄っぺらな人間かということを思い知らされると言いますか。すごい見透かされている感じがして。すごい尊敬してます。
―しのさき
やったあ。
―押見
下手なこと言えないですよ(笑)。
― しのさきさんはいかがですか?
―しのさき
先生は、好青年な感じです。
―押見
若干バカにされた感じが(笑)。
しのさき 漫画家さんって聞いてもっと陰のオーラが漂っている人が現れるかと思ったら普通の爽やかな、タワレコで試聴してそうな人が来て。
―押見
それしてます。すみません(笑)。
―しのさき
すごく話しやすくておもしろい。
―押見
そんなそんな。
―しのさき
ぜひ次回はギャグ漫画を、お待ちしてます。
―押見
ギャグ漫画ですか。わかりました……ギャグ描けるかな(笑)。