通常は15秒のコマーシャルの6倍の長さを持つ1分半の長尺CMで、しかもパート1からパート3まで、3部構成となる。全体で4分半にも及ぶ映像は、映画のストーリーに沿って展開、『アバター』の世界観や物語へ誘う。11月14日が第1部、15日は第2部と第3部と日本限定、日数限定のプレミアCMだ。

(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.
前例のない映画CMでの試みは、10月18日に東京国際映画祭で行われた「アバター・スペシャル・プレゼンテーション」がきっかけとなっている。この時に上映された約 30分の特別映像が大反響を呼んだことから、ジェームズ・キャメロン監督がさらに日本のファンだけの企画として実現させた。
世界中の注目を集めながら、その全体像は未だ謎に包まれている『アバター』。映像の革命ともされる映画の一端を、テレビを通じて知るチャンスとなる。
『アバター』は、キャメロン監督の前作『タイタニック』から打って変わった超大作SFアクションだ。22世紀を舞台に、地球から遠く離れた星パンドラで、地球の運命をかけた壮大なドラマが始まる。
監督はこの映画の構想に14年、製作にも4年もの歳月を費やした。通常の映画の常識を大きく超える製作期間は、独自に開発した映像技術を用いるためだ。
現在、ハリウッドの大作アニメーション、VFX映画では、3D(立体映像)での映像が潮流となり、観客からも大きな人気を集めている。しかし、『アバター』では、これまでの3Dの常識をさらに突き抜ける。立体に見えるだけでなく、あたかもその空間が実在するような錯覚を与えるものだと説明されている。
映画は観る時代から「そこに居る時代」へと変わるという。誰も知らない映像世界へのプロローグとなるテレビCMは、公開前に是非観ておきたい。
『アバター』
12月23日(水・祝)ロードショー
公式サイト: /http://www.avatarmovie.jp
20世紀フォックス映画配給


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