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8月20日新木場にあるSUTADIO COASTで開催された「KOTOKO LIVE HOUSE TOUR2006日本列島を食い尽くせ!駆け回り食べまくり!は、なぜKOTOKOがこんなにもファンから愛されるのか、あらためて理解させるステージだった。このステージはKOTOKOにとって全国21箇所を巡るという初めての日本縦断ライブツアーのフィナーレを飾るものである。
そして全国21箇所、どこに行っても熱心なファンの声援を受けるKOTOKOの姿は、全国津々浦々までKOTOKOの人気が広がっていることの証しでもある。
KOTOKOはこれまで数多くのゲームやアニメ作品で楽曲を担当し、数々のヒット曲を送り出してきた。そして、オリコンチャートも急上昇中である。
しかし、彼女の人気の秘密は楽曲のレベルの高さに加えて、ファンとのつながりを大事にしたいというKOTOKOの気持ちが多くのファンに通じているからである。そうしたKOTOKOの気持ちがストレートにあらわれていたのが今回のステージである。
KOTOKOとファンのつながりは、ライブの1曲目「Re-Sublimity」からのテンションの高いスタートで明らかだ。しかし、それはほんの序の口で、ライブは中盤から終盤にかけて加速度的に盛り上がり、KOTOKOは全17曲を見事に歌いきった。
特に中盤の「Lupe」や「Collective」「Lament」などの迫力のある曲では、まさにKOTKOと会場がひとつになっていた。
最後のアンコールでは、鹿児島から持ってきた大量の火山灰を会場に向かって発射。KOTOKOが全国ツアーで見つけてきたファンへの贈り物だ。しかし、一番の贈り物は、言うまでもなくKOTOKOの楽曲そのものである。そして彼女の言葉とやさしさ。
全国21箇所の日本縦断ライブツアーやり遂げたKOTOKOは、まず誰よりも自分を支えるファンたち、そしてスタッフたちに「ありがとう」と言う。本当に何度も何度もである。
KOTOKOは、今回のツアーで幸せの配達人になりたかったと語る。そして、実際には自分が配達人になるつもりが、逆にみんなから幸せをもらうツアーだったと心から喜ぶのだ。それがKOTOKOの素直なやさしさであり、それがまたファンの心に届く。
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全国ツアーをやり遂げたKOTOKOの喜びは、ファンの喜びでもある。彼女のライブに来たファンたちは、KOTOKOから本当に多くの力と幸せをもらっただろう。KOTOKOと彼女を支えるファンの間には、そんな幸せな関係があることを感じさせる今回のライブであった。
そして、この秋以降もKOTOKOの幸せの配達はまだまだ続く。10月25日には『マリア様がみてるOVAのエンディングテーマ「Chercher~シャルシェ~」が発売される。そして、この11月15日には待望の3rdアルバムの発売も予定されている。さらに12月1日には、横浜アリーナで単独ライブというビッグな企画が用意されている。
夏のツアーを終えてまたひとつ大きなアーティストになったKOTOKO。しかし、その活躍と成長はまだまだ続きそうだ。
SET LIST
1.Re-Sublimity
2.Face of Fact
3.Allegretto
4.Fusion Star
5.Lupe
6.HALLUCINO
7.Collective
8.Lament
9.Asura
10.421-a will-
11.Shooting star
12.青春ロケット
13.PRINCESS BRAVE
14.Wing my way
15.Being
(アンコール)
Mighty Heart~ある日のケンカ、いつもの恋心~
覚えてていいよ
/KOTOKO official site
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