【2026秋アニメ】合体と変身はやっぱりいい! メカ、美少女、魔法少女が躍動するライター注目の3作品「バーテックスフォース」「獣王武神ダンデヴァイン」「魔法の姉妹ルルットリリィ」 | アニメ!アニメ!

【2026秋アニメ】合体と変身はやっぱりいい! メカ、美少女、魔法少女が躍動するライター注目の3作品「バーテックスフォース」「獣王武神ダンデヴァイン」「魔法の姉妹ルルットリリィ」

早くも心温まるエピソードが飛び出した『魔法の姉妹ルルットリリィ』をはじめ、独特の切り口がおもしろいアニメ作品をセレクト!!

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『バーテックスフォース』場面写
『バーテックスフォース』場面写 全 8 枚 拡大写真

10月にスタートした2026年秋アニメも、放送開始から1か月が経ちました。世界観の紹介やキャラクター紹介パートとなる序盤展開を終え、これからいよいよ物語の本筋へと入っていくフェーズです。

そこで本稿では、「ライターが選ぶ2026年秋アニメ」として3作品をピックアップ。現時点における感触や、個性的だと思った点、今後の期待などを語りたいと思います。

取り上げるのは、『バーテックスフォース』『獣王武神ダンデヴァイン』『魔法の姉妹ルルットリリィ』の3タイトル。『バーテックスフォース』はクオリティの高い3Dキャラクターが目を引き、『獣王武神ダンデヴァイン』はかねてから注目していたホビーメーカーの原作作品、『魔法の姉妹ルルットリリィ』は分割2クールの後半クールということで、前半クールから注目していた筆者が引き続きセレクトしました。

◆バーテックスフォース「ロードムービーの楽しさと深掘りされるキャラの魅力」

『バーテックスフォース』ティザーPVサムネイル

TOKYO MXほかで10月3日から放送中の『バーテックスフォース』は、5人の少年少女が旅をしながら宇宙の脅威と戦うSFバトルアクションです。ちょうど夏休み期間が舞台となっていることもあり、ひとりの少年と4人の少女、そして猫の形態をした「高機能汎用型アシストモジュール」の旅は、まるでロードムービーのような趣をもって、その青春模様が綴られています。

監督とキャラクターデザインを務めるのは、『ストライクウィッチーズ』や『ビビッドレッド・オペレーション』を手がけ、メカと美少女に定評がある高村和宏氏。今回も氏がデザインしたキャラクターたちが、高精度の3DCGキャラクターとなって第1話から視聴者を魅了しました。

さてそんな本作で注目しているポイントといえば、やはりメカと美少女です。

16歳の女子高生格闘家「東道晴香」、アーミーファッションの18歳「エレノア・ノースブルック」、時計職人を目指す17歳のメガネ才女「ララ・ズーデンシュタイン」、純朴なホッカイドウ育ちの17歳「仁科陽子」がそれぞれが使用するのは「エンジン」と呼ばれる人型メカです。ただし機体は上半身のみで、起動時には操縦者の背後に出現。操縦者はそれを背負うような形で戦うという、独創的なアイデアです。

デザインもさることながら、“エンジン”のワードが示す通りの腹部エンジンパーツがとにかくかっこいい!! 「ブォオン!!」という独特の駆動音と、デザインとして組み込んだ際の見た目の良さに、「こんな方法があったのか!」と思わず唸ったほどです。

『バーテックスフォース』ティザービジュアル第2弾

しかも操縦席タイプにして美少女の出番を減らすのではなく、バトル中もつねにカメラが美少女を捉えるようなデザインになっていて、「メカと美少女の共存」をうまいことコンセプトに落とし込んでいました。このあたりは「メカと美少女」に情熱を捧げる高村監督らしい部分です。

晴香の弟である東道明はそれとはまた異なる、全身タイプのメカ「ENIA」をまとうのですが、いずれ各エンジンが「ENIA」のエンジンとなって活躍する……!? そんな妄想さえ膨らむような布陣でした。

そのほか、公式サイトで公開中の「ぼくと姉ちゃんの夏日記」も晴香のドキッとさせられるようなグラビアイラストが掲載されていてオススメです!

◆獣王武神ダンデヴァイン「ホビーメーカーの裏事情が物語をどう動かす?」

TVアニメ『獣王武神ダンデヴァイン』メインビジュアル

本作は、ホビーメーカー「グッドスマイルカンパニー」が原作に名を連ねる合体ロボアニメです。

「グッドスマイルカンパニー」のブランドでは以前より、昭和ロボ作品の商品化が目立つ「MODEROID」シリーズや、完成品の合体ロボット玩具「THE合体」シリーズを展開しており、とくに「MODEROID」シリーズでは「こんなマイナーなロボアニメを商品化して、はたして採算がとれるのか!?」と心配されるほど豊富なラインナップでロボアニメファン・模型ファンから熱視線を浴びていました。

その「MODEROID」シリーズや「THE合体」シリーズを受け、「グッドスマイルカンパニー」が新たに立ち上げたのが自社オリジナル作品を商品化する「合体神シリーズ」であり、その第1弾として発表されたのが本作『獣王武神ダンデヴァイン』でした。

そのため番組放送以前に実施されたホビーイベントでは、本作商品のテスト版が展示されて大きな話題に。番組も、合体タイプのスーパーロボットが活躍する王道“寄り”の作りがされていました。

ただし完全に過去のスーパーロボットアニメと同じかと言うとそうではありません。本作の核となるのは、やはり作中に登場する「キャスガ」というホビーメーカーです。

しかし平和を取り戻した今となっては過去の遺物であり、キャスガはダンデヴァインに依存しすぎた結果、経営悪化の一途をたどっていました。そんな中、キャスガの社長・静寂弦十郎は、平和を乱してでもダンデヴァインの復活を願います。すると、その願いが天に届いたかのように、謎の敵「アポスドール」が再び東京に現れることになるのですが……。

ホビー専門雑誌「フィギュア王」でライターをしている筆者としては、フィクション成分多めとはいえ、メーカーのやり取りは他人ごとに感じない要素でした。ロボアニメやロボ玩具が売れないなどのセリフは、それが現実とリンクしない部分だったとしても、苦笑いしか出てこない面白さがあります。

その、ホビーメーカーが絡む独創的な部分が今後どうなっていくのか……? 謎の敵の正体がホビーメーカーの関係者で、裏では茶番が繰り広げられていた……という展開があったとしたら?と思うとワクワクする作品でした。

◆魔法の姉妹ルルットリリィ「魔法が繋いだ姉妹の絆」

秋アニメ『魔法の姉妹ルルットリリィ』第2クール第13話「秘密のメッセージ」先行場面カット

本作は、1983年に放送され大ブームとなった『魔法の天使クリィミーマミ』を第1作とする「ぴえろ魔法少女シリーズ」の約28年ぶりとなる最新作、シリーズ第6作目にあたります。2026年4月に第1クールがスタートし、10月からは分割2クールの後半クールが放送中です。

昭和の魔法少女カテゴリといえば、戦わず、「大人の女性に変身する」など女の子の夢を叶えるスタイルが確立されており、現在のダークでバトルもある魔法少女カテゴリとはまったく異なる構造をしていました。

本作もそんな「戦わない魔法少女シリーズ」として企画され、「ぴえろ魔法少女シリーズ」としては初めて姉妹が魔法少女になる「ダブル主人公」で注目されることに。魔法の力でアイドルとなった妹「風(ふう)」がアイドル「こんぺとリリィ」として脚光を浴びると、姉の「流(るい)」は、それが妹であることを知らずに彼女に憧れ、自分も魔法の力で「ましゅールル」に変身しリリィと同じ事務所に所属しました。

そんな本作の注目ポイントは、「魔法が使えることを誰にも言ってはいけない」というルールです。

秋アニメ『魔法の姉妹ルルットリリィ』第2クール第13話「秘密のメッセージ」先行場面カット

リリィとルルは互いが姉妹であることを知らず、これまでアイドルユニット「ルルットリリィ」として人気を集めてきました。しかし第1クール終盤でルルがリリィのことを「妹では?」と気づく展開に。第2クールでは開始早々から、ルルがリリィの正体を探る流れになりました。

そんな中、通算15話目となる「流の七変化」で、思わぬ状況に至ることとなります。魔法で変身した流に対し、素顔のまま流と出逢った風は、それが姉であることに気付かないまま、彼女に本心を告げることになります。

小さい頃は仲良しだった風と流。しかし流とはある日を境に関係がギクシャクするようになり、話す時間が極端に減ったりしました。風はそのことをいまだに悩んでおり、流とまた「あの頃」のように仲良くなりたいと苦しい胸の内を相談します。

秋アニメ『魔法の姉妹ルルットリリィ』第2クール第13話「秘密のメッセージ」先行場面カット

「あーあ、お姉ちゃんとこんな風にいっぱいおしゃべりできたらな……」

他人の関係であるからこそ知ることができた妹の本心。魔法を使う物語なら、ここは妹の風が魔法を通じて姉の本心を知るところでしょう。しかし本作はその反対に、“相手が使った魔法によって想いを叶える”という本作ならではの展開を見せてくれました。それが本作の良さであり、ダブル魔法少女だからできたことです。

今後はリリィたちが5人組ユニットとなり、第1クールのラストで加わった新メンバーの活躍や、その周囲を固める女の子たちの事情も描かれるようで、各キャラクターの掘り下げにも期待できるタイトルです。

【魔法の姉妹ルルットリリィ】第1クール総集編

《気賀沢 昌志》

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