■真反対だからこそ心地よい!チハルとマキナの関係性
――チハルとマキナの関係性の魅力を教えてください。
永瀬 全然違う2人だからこそ、おもしろいですよね。演じている声優の私たち2人も持っているものが違うからこそ、小気味よい会話につながったと思います。
寺澤 真反対の2人だけれど、需要と供給は一致しているというか。チハルを常に支えてあげるマキナと、助けてもらって「ありがとう」と思うチハル。2人の気持ちが相性よくかみ合って長く付き合ってきたのだろうな、と感じました。真反対でデコボコなところが、ちょうどよくハマっているのかもしれません。
永瀬 2人の関係性が反映されたシーンもたくさんあったよね。
寺澤 とくに3話で取り調べを受けているシーンは印象的でした。マキナはチハル以外とは仲良くできないし、ダメだとわかっていることでもチハルには止める力がありません。だから何度も逮捕されてきたのだとわかります。そんな2人ですが、11話や12話では成長が感じられましたよね。「皆と一緒に戦って危機を脱出しよう」というチハルの想いをマキナが受け取って、全員で協力して戦う。全12話のなかでよくここまで成長したな、と思いました。
永瀬 『ミルキー☆サブウェイ』はコメディやギャグのように軽やかに見えますが、わりとドロッとした部分もある作品だと感じていて。マキナは大変なことをやっていても、チハルのためなら嫌でも苦でもないと思うんです。だから何でもやってあげちゃう。チハルはそれがうれしいし、マキナの歯止めになることも受け入れてくれています。そのグダグダさが心地いいから、2人はずっと変わらなかったんです。共依存とは少し違うかもしれませんが、執着じみたところもあったのかな、と。その関係性が、後半にかけてさまざまな人と関わることで変わっていった気がします。

――演じているキャラクターと、ご自身を重ねて共感できる部分はありますか?
寺澤 周りに助けてもらう機会が多い人生を送っていることと、子どもっぽい部分はすごく「わかるなあ」と思います。私の友達はマキナっぽくはないものの、いつも私を気にかけてくれるんです。恥ずかしい話ですが、お寿司を食べていて私が醤油を袖につけてしまったときに、「もう~」と言いながら拭いてくれるとか(笑)。こういう友達が周りにいるのは、チハルとの共通点なのかな、と思います。
永瀬 大胆なところはすごく似ている気がします。マキナのオーディションのとき、私はもっとコミカルなキャラ感で役を作っていったんです。その演技でオーディションを通過したのに、スタジオでは「もっと自然に演じてください」と、まったく違うことを言われて(笑)。何でもやってやる!とマキナのように反骨心みたいなものが出てきたんです。自分の意思がはっきりしていたりするところも似ています。もちろん私はヤンキーではないですけどね(笑)!
■あらためて伝えたい『ミルキー☆サブウェイ』の魅力とは?
――『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』をまだ見ていない人に布教するとして、おすすめしたいポイントを教えてください。
永瀬 “日常”をおもしろおかしくアニメにしているので絶対見てください、と伝えたいです。自分たちが当たり前のように思っている行動や反応がアニメになっているので、「客観視するとこんなにおもしろいんだ」と気付くかもしれません。実写に近い作り方もしているので、普段はアニメを見ない方でも視聴しやすい作品かと思います。あと、キャラクターが最高です!
寺澤 世界観がおもしろくて、古さも新しさもあります。私自身、「新しいものを見たな」という感覚がありました。会話劇も新鮮でシュールですし、自然と引き込まれていくはずです。まずは1話を見ていただければすべてがわかると思います!
――劇場版公開を楽しみにしているファンに向けて、メッセージをお願いします。
寺澤 『ミルキー☆サブウェイ』がたくさんの人から愛される作品になって、とてもうれしく思っています。劇場版では新作パートも入って、さらにキャラクターを愛する理由ができるはずです。この世界観を、映画館の大画面と音響で何度も楽しんでください!
永瀬 最初に言ったように、私は『ミルキー☆サブウェイ』は映画化するべき作品だと思っていました。音楽や映像、お芝居を、余すところなく映画館の大音量と大画面で味わってください。大きな画面で見ることで新しい発見もきっとあると思うので、楽しんでいただけたらうれしいです!

『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』
2026年2月6日(金) 公開
■スタッフ
原作・監督・脚本・キャラクターデザイン・音響監督・制作:亀山陽平
企画制作:シンエイ動画 製作:タイタン工業
配給:バンダイナムコフィルムワークス
■キャスト
チハル:寺澤百花、マキナ:永瀬アンナ、リョーコ:小松未可子、アカネ:金元寿子、カナタ:小市眞琴、カート:内山昂輝、マックス:山谷祥生、O.T.A.M.:藤原由林、アサミ:小野賢章、ハガ:ロバート・ウォーターマン
■音楽
主題歌:キャンディーズ「銀河系まで飛んで行け!」
挿入歌:水無瀬ミナミ(CV.田村ゆかり)「ときめき★メテオストライク」
プロモーション楽曲:MindaRyn「Altair and Vega」
(C)亀山陽平/タイタン工業



