国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2024（TAAF2024）」が、2024年3月8日から3月11日まで東京の池袋にて開催される。このたび、その「アニメ功労部門」の顕彰者として原作者・鳥山明や声優・古川登志夫らの受賞が決定した。
「TAAF」こと「東京アニメアワードフェスティバル」は、2024年で11回目の開催を迎える国際アニメーション映画祭だ。日本国内で未興行の世界のアニメーション作品を対象にした「コンペティション部門」、日本国内で発表されたアニメーション作品を対象とした「アニメ オブ ザ イヤー部門」、アニメーション業界に貢献された人々を顕彰し、先人達の歴史、技術、生き様を伝える「アニメ功労部門」を中心に、その他招待作品の上映やシンポジウム、子ども向けのワークショップなどを実施する。
新たな人材の発掘・育成、アニメーション文化と産業の振興に寄与すること、および東京の魅力を発信し、東京の観光振興に資することを目的としている。
「東京が、アニメーションのハブになる。」を合言葉に、高いクオリティとオリジナリティに富む世界中の作品を東京で上映することで、世界中のアニメーションを愛する人々との交流を図っている。クリエイターや観客に刺激と感動を提供し、そしてその感動や刺激を糧にアニメーションの新たな波を東京から世界へ発信している。
「アニメ功労部門」とはそんな同映画祭において、アニメーション産業・文化の発展に大きく寄与した人を顕彰するもの。制作現場における技術、表現、人材育成などの長年の功績をたたえるだけでなく、教育活動・国際交流など広くアニメーション産業の社会的地位の向上に貢献された人に対しても、賞を贈り顕彰している。選考には、アニメーション業界の各方面より有識者を集めており、公平な審議のもとでアニメ功労部門の顕彰に相応しいとされた人を選出している。
「TAAF2024」においては、トムス・エンタテインメントで数々の名作を生みだした名プロデューサー・加藤俊三をはじめ、唯一無二の魅力を誇るキャラクタードラマを生み出す原作者としてマンガ家の鳥山明、さまざまなジャンルの作品をヒットに導いた脚本家・富田祐弘、常に独自の世界を展開してきた稀代の「作り手」である監督・高橋良輔らが選出された。
さらにフォルムや質感に拘り、伸びやかに動くキャラクターを描くアニメーター・関修一、ジャズ・イディオムに裏打ちされた作風でアニメ音楽に新風を巻き起こした作曲家、ミュージシャンの大野雄二、人気アニメを支えてきた変幻自在なハイバリトンの声を持つ声優・古川登志夫、そして、アニメーションの大量生産を可能にした画期的な機械トレスマシーンを設計・製作したデュプロシステムの山本力ら、長きに渡って活躍するレジェンドの受賞が決定した。
国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2024（TAAF2024）」は、2024年3月8日から3月11日まで東京の池袋にて開催される。このたび決定した「アニメ功労部門」の顕彰者については本映画祭内で、その功績を紹介する特別展示や特別プログラムが実施される予定だ。
TAAF2024 （東京アニメアワードフェスティバル2024）アニメ功労部門
＜顕彰者一覧＞ ※順不同・敬称略・代表作品紹介
●加藤 俊三（プロデューサー） 代表作：『それいけ！アンパンマン』
●鳥山 明（原作者） 代表作：『ドラゴンボール』
●富田 祐弘（脚本家） 代表作：『伝説巨神イデオン』
●高橋 良輔（監督） 代表作：『装甲騎兵ボトムズ』（※高の字の正式表記は「はしごだか」）
●関 修一（アニメーター） 代表作：『小さなバイキングビッケ』
●大野 雄二（作曲家・ミュージシャン） 代表作：『ルパン三世 PART2』
●古川 登志夫（声優） 代表作：『ドラゴンボール』
●デュプロシステム株式会社・山本 力 代表作：トレスマシーン
東京アニメアワードフェスティバル2024開催概要
日程：2024年3月8日（金）～3月11日（月）
会場：東京・池袋
主催：東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
共催：東京都
事務局：東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局（一般社団法人日本動画協会内）
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