『【推しの子】』と『かぐや様は告らせたい』は作者公認で繋がっている? 時系列を解説 | アニメ!アニメ!

『【推しの子】』と『かぐや様は告らせたい』は作者公認で繋がっている? 時系列を解説

4月の放送開始から、アニメファンのみならず幅広い層から注目を集めている『【推しの子】』(以下、【推しの子】)。この作品の魅力は、なんといっても「アイドル」を題材とした斬新なストーリーだ。

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『【推しの子】』キービジュアル(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
『【推しの子】』キービジュアル(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会 全 1 枚 拡大写真

4月の放送開始から、アニメファンのみならず幅広い層から注目を集めている『【推しの子】』(以下、【推しの子】)。この作品の魅力は、なんといっても「アイドル」を題材とした斬新なストーリーだ。

そんな本作は『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』(以下、かぐや様)の赤坂アカ先生が原作、『クズの本懐』の横槍メンゴ先生が作画を担当していることも話題に。さらにそんな豪華タッグだからこその遊び心か、作中にも『【推しの子】』と『かぐや様』の共通点が垣間見える。本稿では、『【推しの子】』と『かぐや様』の繋がりを紐解きながら、気になる時系列を整理していこう。

※作品の内容に関するネタバレを含みます。読み進める際にはご注意ください。

『【推しの子】』は『かぐや様は告らせたい』より何年か後の時系列

2作品の時系列としては、『かぐや様』が前、その後年月をはさみ『【推しの子】』が続く流れになっている。『【推しの子】』と『かぐや様』の時系列の繋がりについては、公式のQ&A企画「かぐや様は告らせたい 目安箱」第3回にて、赤坂先生が下記のように回答している。

「【推しの子】は『かぐや様』より何年か後の時系列で、生徒会メンバーも社会人になってそうです。」

『増刊 ヤングジャンプヒロイン2』に掲載された『【推しの子】特別編』の一コマには、『かぐや様』の原作で、四宮かぐやが結婚し、大人になった白銀かぐやとして描かれている。カメラマンになるという夢を叶えたかぐやの姿がみられるシーンでもあるため、かぐや様ファンにとっても嬉しい演出だ。

不知火フリル(『【推しの子】』)と不知火ころも(『かぐや様は告らせたい』)は姉妹関係

『【推しの子】』と『かぐや様』には、どちらにも“不知火”を名乗るキャラが出てくる。推しの子に登場するのは「不知火フリル」、かぐや様に登場するのは「不知火ころも」。

  • 不知火フリル…ルビーや有馬かなと同じ芸能科に通うマルチタレントで、芸能人揃いの芸能科の中でも別格の有名人。

  • 不知火ころも…秀知院学園に通う学生で、現役のアイドル。

こちらも赤坂先生が過去のインタビューで「『【推しの子】』で登場する不知火フリルは、『かぐや様は告らせたい』で登場した不知火ころもの妹」と言及している。どちらの世界線でも美人キャラとして描かれる不知火姉妹だが、姉妹となると納得がいく。

アクアと有馬かなが出演した『今日は甘口で』は『かぐや様は告らせたい』にも登場していた

『かぐや様』に登場した「今日は甘口で(今日あま)」という少女漫画は、推しの子にも名作漫画として登場した。ちなみに『かぐや様』では、泣ける少女漫画として生徒会から絶賛される作品だった“今日あま”。『【推しの子】』では有馬かなに誘われ、アイを殺した黒幕の手がかりを掴むべく、アクアが実写版ドラマへの出演を決意する。

『【推しの子】』と『かぐや様』の両方を楽しんでいるファンにとっては、なかなかにインパクトのある共通点として気がつきやすい部分だろう。

コラボ企画動画も?

コラボ企画動画として『かぐや様は告らせたい』×『【推しの子】』新刊同時発売記念コラボ企画「生徒会は【推し】たい?」をYoutubeにて楽しむことができる。

いつものように生徒会室に飛び込んできた藤原書記。今回わいわいと生徒会メンバーが語るのは、「推し」について。約3分の動画とは思えない満足感と豪華さなので、『【推しの子】』ファンもぜひ一度観てみて欲しい。

【漫画】『かぐや様は告らせたい』×『【推しの子】』新刊同時発売記念コラボ企画「生徒会は【推し】たい?」フルver.

アイドルを応援するファンの視点から描かれる物語でアイドルファンなら誰もが共感できる内容となっている『【推しの子】』。アイドルが抱える葛藤や苦悩もリアルに描かれており、アイドルの新たな一面を知ることができるのも面白い。だが物語の筋だけでなく、制作陣の細やかなこだわりに注目してみると、さらなる新しい発見があるかもしれない。今回解説したように、『【推しの子】』と『かぐや様』は作者公認で繋がっている作品である。現在放送中のアニメ『【推しの子】』では、今後アニメオリジナルの“遊び”が見られる可能性も十分にあるだろう。両作品の共通点を探しながら、それぞれの作品の魅力を楽しんでみて欲しい。

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会


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《すなくじら》

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