「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」7作品がNHK総合「夜ドラ」枠で地上波放送決定! 6月には「箱舟はいっぱい」など3本の新作も | アニメ!アニメ!

「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」7作品がNHK総合「夜ドラ」枠で地上波放送決定! 6月には「箱舟はいっぱい」など3本の新作も

実写ドラマ『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』シリーズが、NHK総合テレビ「夜ドラ」枠で2023年5月29日より順次放送されることがわかった。さらに、6月にBSプレミアム、BS4Kで放送される新作の放送日程と出演者も決定し、コメントが到着した。

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『箱舟はいっぱい』
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『ドラえもん』などで知られるマンガ家の藤子・F・不二雄が描いた傑作SF短編マンガを実写ドラマ化した『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』シリーズが、NHK総合テレビ「夜ドラ」枠で2023年5月29日より順次放送されることがわかった。さらに、6月にBSプレミアム、BS4Kで放送される新作の放送日程と出演者も決定し、コメントが到着した。

『イヤなイヤなイヤな奴』

『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』シリーズは、2023年4月からBSプレミアム、BS4Kで毎週日曜夜に放送された。国民的マンガ『ドラえもん』の生みの親として知られる藤子・F・不二雄がライフワークとした、大人向けの刺激的でシュールな味わいのあるSF短編マンガをもとにした実写ドラマとして、SNSなどでも大きな話題となった。

このたびのNHK総合テレビ「夜ドラ」枠では4月に放送された7作品(全8回)が、ファンの期待に応えて地上波で届けられる。放送は5月29日からスタートし、月曜日から木曜日までの毎日、2週にわたっておくられる。1話15分完結(一部作品は前編・後編の計30分)という、疲れて帰宅した夜にも手軽に観られる短編ドラマながら、現代人の心に刺さるテーマがギュッと濃縮された充実のシリーズを楽しみたい。

『どことなくなんとなく』

さらに、6月にBSプレミアム、BS4Kで放送される、新作の放送日程と出演者も決定した。彗星が地球に衝突する事態を目前としたパニック模様を描く『箱舟はいっぱい』には永山絢斗、袴田吉彦、さとうほなみ、古田新太らが出演し、6月4日22時50分より放送される。

この世のすべてに実在感を持てなくなったサラリーマンの物語『どことなくなんとなく』には岡山天音、竜星涼、西野七瀬らが出演し、6月4日23時5分よりオンエア。宇宙船の密室で繰り広げられる船員たちのギリギリの攻防劇『イヤなイヤなイヤな奴(前後編)』には増田貴久、萩原聖人、野間口徹、浅利陽介、飯島寛騎、竹中直人らが出演し、6月11日22時50分より放送となる。若手からベテランまで、実力派の豪華メンバーが揃った新作も見逃せない。

2023年は、藤子・F・不二雄生誕90周年の記念すべき年にあたる。笑いと涙、そしてちょっと怖さも秘めた「少し不思議」なエンターテインメントを楽しみたい。

<以下、コメント全文掲載>

永山絢斗/「箱舟はいっぱい」 大山役

漫画原作はとても面白くて、ぜひやってみたいと思って飛び込んでみたものの、いざ自分が演じるとなると、いろいろ難しかったです。監督が藤子・F・不二雄先生の熱烈なファンということで身をゆだねて演じました。漫画のコマと同じような構図で撮りたいとおっしゃられるのですが、中々(なかなか)漫画そのもののように表現することはできず、やはり生身の人間が演じるということでそれなりに工夫したつもりです。原作を知らない方にも十分楽しんでいただけると思いますので、お楽しみに!

袴田吉彦/「箱舟はいっぱい」 細川役

藤子・F・不二雄先生の生誕90周年という節目に出演のお話を頂きありがたい思いです。数多くの作品の中から今回、「箱舟はいっぱい」細川役を演じさせて頂きました。1974年に発表されながら、今も現実に起こりうる可能性があるのでは?と考えさせられる不思議な作品。人類の終焉(えん)が訪れるという事を実際に自分が知ったらいったいどんな時を過ごしていくのだろうと、考えさせられました。皆さんもこの物語の1人として実在するなら誰とどんな時を過ごしていくのか考えながら観(み)て欲しいです。

さとうほなみ/「箱舟はいっぱい」 大山の妻役

彗星が地球に衝突し、人類が滅亡してしまうかも知れない。何が本当で、誰が嘘(うそ)をついているのか。「箱舟はいっぱい」は約50年前に描かれたお話で、わたしは出演のお話を頂いてから初めて漫画を拝見しました。彗星に限らず、今の時代にも有り得そうな、意外に身近な内容だと感じ震えました。本多アシタ監督の原作への愛と敬意を存分に受け、永山さん演じる大山もとても愛らしく、楽しませて頂きました。

是非(ぜひ)お楽しみにお待ちいただければと思います。

古田新太/「箱舟はいっぱい」 連絡員役

藤子F先生はほんわかした空気の漫画が多いですが、実は非常にブラックな漫画も描く人だということは知っていました。原作を読んで、最後ハッピーエンドに終わらせないぞ、という気概が見えて、ちょっと悪い感じで終わるのがF先生っぽいな、と思いました。演じた連絡員の役は、原作でもかなり間抜けな感じの人なので、そのように演じたほうが、ラストシーンが気味悪くなるのではないかと思って演じました。15分のドラマですが、すごく豪華なキャストで、おいらは東野幸治さんとみっちゃん(清水ミチコさん)の架空のテレビ番組を楽しみにしています。

岡山天音/「どことなくなんとなく」 天地役

子供の夢想の様でもあり、どこか現実のすぐそばの物語でもある様な、不思議な感触のお話でした。
江口監督の再解釈で、より原作の奥深さや、歪(いびつ)な様相が増して行く過程がとても興味深かったです。
共演者の皆様も以前よりご一緒させていただいている方々で、この奇妙な世界に飛び込む上で、とっても心強かったです。
またご一緒出来てうれしかったです。

竜星涼/「どことなくなんとなく」 友人役

友人役のオファーを頂き、はじめてSF短編シリーズを読み進めるうちに、これが幼い頃よく観ていたアニメと同一人物の作品なのかと、衝撃を受けました。ブラックユーモアに溢(あふ)れていてとてもおもしろい。主人公は誰か?岡山天音くん?これはやりたい!2人で山に登りたい!そう思っていたのは僕だけかもしれませんが (笑) 。過酷な山での撮影ではありましたが、素晴らしいロケーションのお陰(かげ)でより壮大な映像になったと思います。藤子・F・不二雄さんのドラマ版の世界観をお楽しみ下さい。

西野七瀬/「どことなくなんとなく」 天地の妻役

藤子・F・不二雄先生の作品といえば『ドラえもん』というイメージがありましたが、『どことなくなんとなく』は、不思議でダークな世界観で、藤子・F・不二雄先生の作品の振れ幅に驚きました。
原作に忠実な部分とドラマならではの部分もあり、演じる上で難しいなと感じていましたが、江口監督、そしてこれまでも何度かご一緒している岡山天音さんとの撮影だったこともあって、安心して撮影することができました。ぜひご覧いただけたらうれしいです。

増田貴久/「イヤなイヤなイヤな奴」 ミズモリ役

今回は「実際にはこんな人いないのでは?」と思うくらいギリギリの悪役キャラを演じさせていただきすごく面白かったです。原作漫画は何十回も読み返し、最後のオチに向けて、秘密を抱えたミズモリが、各シーンで何を思い、どのように生きているのかを考えつつ演じました。ミズモリの笑い方は原作通り「フェーヘッヘッ」とやりたいなと思って練習し、現場で監督の前でやったら一発OKでした。豪華なキャストの方々と共演させていただき楽しかったです。ここまでイヤな奴を演じたのは初めてです。どうぞぜひ見ていただいて僕を嫌いになってください!(笑)

萩原聖人/「イヤなイヤなイヤな奴」 ヒノ役

メンバーが男性だけで、普通の人がいない(笑)チームだったので面白かったです。物語は、ボタンの掛け違いだらけなのですが、目的は一つという設定で、チームで演じる醍醐(だいご)味を味わいました。ヒノは熱血漢のキャラですが、怒りっぽい短気な役は演じていてエネルギーを使います。竹中さんは怒るところも適度に抜きながらなさっていて見ていて楽しそうでしたね(笑)。原作は、昔に描かれた未来の話ですが、やはり人間を描いているので普遍的なテーマになっていると思います。年齢を選ばない作品になると思うので楽しみです。

野間口徹/「イヤなイヤなイヤな奴」 キヤマ役

藤子・F・不二雄の短編作品では、人間の性(さが)みたいなものにグッとフォーカスするものがあって、もともと好きでしたので、この仕事が来た時は「やった!」と思いました。うちの子供に原作を読ませて「お父さんどの役やると思う?」と聞いたら「キヤマ」と即答でした。(笑)今回のキャストは気心知れているメンバーでしたので、原作にどこまで寄せるかのさじ加減も近くて、すごくやりやすかったです。原作を知らなくても十分楽しめる作品です。今の時代に自信をもって皆さんにお届けできると思います。

浅利陽介「イヤなイヤなイヤな奴」 ドイ役

SFが好きで、しかも藤子・F・不二雄先生の作品。絶対に面白い!!と思い作品へ参加させて頂きました。共演者の皆さんも素敵な方々ばかりで、楽しみながら撮影に臨むことが出来ました。
中でも竹中直人さんとは、大河ドラマ「秀吉」以来の約26年ぶりに共演ができてとっても嬉(うれ)しかったです。一緒のシーンでは終始笑いが起きていて、それを耐えることなく素直に笑っていました。
撮影現場での楽しさが、視聴者の方々に伝わることを願います!

飯島寛騎「イヤなイヤなイヤな奴」 キンダイチ役

幼い頃から親しんできた藤子・F・不二雄先生の作品。「イヤなイヤなイヤな奴」は今回のお話を頂いたお陰で出会えた作品でした。50年も前に描いたとは思えないほど現代の人たちにリンクする部分やクスッと笑えるところ、そして人の本質が描かれている描写に圧倒されました。宇宙空間で大人たちが本気でふざけて真面目に作った本作、是非お楽しみにしていて下さい。

竹中直人「イヤなイヤなイヤな奴」 船長ツキシマ役

とても良いチームで楽しい撮影でした。自分のことを棚に上げて言いますが、キャストがみんな変で面白い!(笑)大河ドラマ「秀吉」で子役のころ共演した浅利君と久しぶりに一緒になれたのもうれしかったですし、増田さんの「フェーヘッヘッ」という笑い方、最高でした。自分が演じた船長には、先入観を持ちたくないのであえて原作漫画は読まずに臨み、監督や周囲に合わせて演じました。少し頼りない船長になっています。みんなアクの強い人ばかりで、間違いなく面白くなると思うので、期待していてください。

【放送予定・出演者など】
藤子・F・不二雄SF短編ドラマ 6月BSプレミアム/BS4Kで新作放送!
・『箱舟はいっぱい』(脚本・演出 本多アシタ)
6月4日(日)よる10:50~
永山絢斗/袴田吉彦 さとうほなみ/神尾佑 福徳秀介(ジャルジャル) 後藤淳平(ジャルジャル) /岩川晴
上野なつひ 中西美帆 加納有沙 佐藤貴史/東野幸治 清水ミチコ/小野武彦/古田新太

・『どことなくなんとなく』(脚本・演出 江口カン)
6月4日(日)よる11:05~
岡山天音/竜星涼/西野七瀬/一平 岡本ヒロミツ 江越聖也

・『イヤなイヤなイヤな奴 前後編』 (脚本・演出 有働佳史)
6月11日(日)よる10:50~
増田貴久/萩原聖人/野間口徹 浅利陽介 飯島寛騎/酒井若菜/竹中直人

総合テレビ「夜ドラ」枠放送予定
(月)~(木)よる10:45~11:00 同じ週の(金)よる11:45~4 話一挙再放送
・『おれ、夕子』 (脚本・演出 山戸結希)
5月29日(月)よる10:45~11:00 (再放送)6月2日(金)よる11:45~12:00
鈴木福/田牧そら 柴崎楓雅/藤井夏恋 池村碧彩/山本耕史

・『メフィスト惨歌』 (脚本・演出 宇野丈良)
5月30日(火)よる10:45~11:00 (再放送)6月3日(土)0:00~00:15(金曜深夜)
又吉直樹/鈴木杏/武内駿輔 渡辺哲 大方斐紗子/大和田伸也/遠藤憲一

・『定年退食』 (脚本・演出 宇野丈良)
5月31日(水)よる10:45~11:00 (再放送)6月3日(土)0:15~00:30(金曜深夜)
加藤茶/井上順/山崎潤 原扶貴子 池田鉄洋/中山翔貴 白鳥紗良 神谷圭介
吉田正幸 小出圭祐 上原りさ 山崎あみ/三ツ矢雄二 ベンガル

・『テレパ椎』 (脚本 本多アシタ・演出 倉本美津留)
6月1日(木)よる10:45~11:00 (再放送)6月3日(土)0:30~00:45(金曜深夜)
水上恒司/坂口涼太郎 北香那/岡崎体育 富田望生/やついいちろう

・『昨日のおれは今日の敵』 (脚本・演出 家次勲)
6月5日(月)よる10:45~11:00 (再放送)6月9日(金)よる11:45~12:00

塚地武雅/高橋努 アベラヒデノブ 宮下かな子 本多力

・『親子とりかえばや』 (脚本・演出 松本壮史)
6月6日(火)よる10:45~11:00 (再放送)6月10日(土)0:00~0:15(金曜深夜)
青木柚 吹越満/横田真悠 望月歩/宮田早苗 霧島れいか

・『流血鬼 前編』 (脚本・演出 有働佳史)
6月7日(水)よる10:45~11:00 (再放送)6月10日(土)0:15~0:30(金曜深夜)
金子大地/堀田真由 加藤清史郎/福山翔大 宮崎吐夢 片岡礼子 宮川一朗太

・『流血鬼 後編』 (脚本・演出 有働佳史)
6月8日(木)よる10:45~11:00 (再放送)6月10日(土)0:30~0:45(金曜深夜)
金子大地/堀田真由 加藤清史郎/福山翔大 宮崎吐夢 片岡礼子 宮川一朗太

【制作統括】 古屋吉雄(NHK) 川崎直子(NHK エンタープライズ) 上田勝巳(ライツ)

(C)Fujiko-Pro


《仲瀬 コウタロウ》

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