湯浅政明監督「犬王」友情物語の始まりを予感させるティザービジュアル公開 | アニメ!アニメ!

湯浅政明監督「犬王」友情物語の始まりを予感させるティザービジュアル公開

湯浅政明監督による劇場アニメ『犬王』より、犬王と友魚の友情物語の始まりを予感させるティザービジュアルが公開された。

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『犬王』ティザービジュアル(C)2021 “INU-OH” Film Partners
『犬王』ティザービジュアル(C)2021 “INU-OH” Film Partners 全 1 枚 拡大写真

湯浅政明監督による劇場アニメ『犬王』より、犬王と友魚の友情物語の始まりを予感させるティザービジュアルが公開された。また「ロッテルダム国際映画祭」にて、本作を含む湯浅監督作品の特集上映が決定。さらに日本映画で初めて、「アングレーム国際漫画祭」でフランスプレミア上映とアート展が併催されることもわかった。

『犬王』は、室町の知られざる能楽師=ポップスター・犬王から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメ。古川日出男が著した『平家物語 犬王の巻』を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。湯浅監督のもと、脚本に野木亜紀子、キャラクター原案に松本大洋、音楽に大友良英と、常に新作が期待されるクリエイターが集結する作品となる。

このたび公開されたティザービジュアルは、異形の能楽師・犬王と盲目の琵琶法師・友魚が、その琵琶の音色に乗って楽しげに踊るもの。偶然にも運命の出会いを果たした二人が、時代や境遇をものともせずに無我夢中で自由自在に踊っている。その姿は、「ここから始まるんだ。俺たちは」というキャッチコピーとともに、これまで常に斬新な世界観を作り上げてきた湯浅監督による、観る人の胸を熱くするような新たな物語の始まりを予感させる。

さらに、すでに「ロックオペラ」との評価も高い本作が、オランダのロッテルダムで開催される「第51回 ロッテルダム国際映画祭」でも上映されることが決定した。『犬王』だけでなく、Filmmakers in focus部門において「湯浅政明監督特集上映」として、今なお多くの支持を受けるTVアニメ『四畳半神話大系』や、映画『夜は短し歩けよ乙女』、『きみと、波にのれたら』などの湯浅監督作品が一挙に上映となる。

またフランスでは、2022年1月27日から30日にかけて開催される「第49回アングレーム国際漫画祭」にて、本作のプレミア上映とアート展の開催が発表された。会場では、これまでに同漫画祭の公式部門への選出や特集展などで複数回の参加歴があり、フランスでも絶大な人気を誇る松本大洋による『犬王』キャラクターデザインの原画が世界で初めて展示されることになる。

「アングレーム国際漫画祭」は、1974年よりフランス南西部のアングレーム市で行われているヨーロッパ最大の漫画祭のひとつで、マンガにおけるカンヌと言われている。日本映画でプレミア上映とアート展が併催されるのは本作が初めてだ。日本のみならず、海外からの注目もますます過熱する湯浅監督がついに世界に送りだす、前代未聞のミュージカル・アニメーションにますます期待が高まる。

【第51回 ロッテルダム国際映画祭】
Filmmakers in focus 部門 湯浅政明監督 特集

<上映作品>
・『犬王』
・『Kick-Heart』
・『夜明け告げるルーのうた』
・『夜は短し歩けよ乙女』
・『きみと、波にのれたら』
・『四畳半神話大系』 …… and more!!

【第49回アングレーム国際漫画祭】
2022年1月27日(木)
『犬王』フランス・プレミア上映
(湯浅監督による Q&A あり)

『犬王』アート展 L’ Art de INU-OH
開催期間:1月27日(木)~30日(日)
会場: アングレーム国際漫画祭 L’ ALPHA

『犬王』
2022年初夏 全国公開
配給:アニプレックス、アスミック・エース

(C)2021 “INU-OH” Film Partners

《仲瀬 コウタロウ》

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