「薄桜鬼」7年ぶりの新作アニメ、三木眞一郎&森久保祥太郎は役をどう演じたか―― OVA第一章先行上映会レポート | アニメ!アニメ!

「薄桜鬼」7年ぶりの新作アニメ、三木眞一郎&森久保祥太郎は役をどう演じたか―― OVA第一章先行上映会レポート

OVA『薄桜鬼』第一章「茅花流し、雲隠れの刻」先行上映会に、土方歳三役の三木眞一郎、沖田総司役の森久保祥太郎、原案・構成監修の藤澤経清、プロデューサーの小倉充俊ら4名が登壇した。本記事では放映前トークコーナーのレポートをお届けする。

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OVA『薄桜鬼』第一章「茅花流し、雲隠れの刻」先行上映会の様子
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OVA『薄桜鬼』第一章「茅花流し、雲隠れの刻」先行上映会に、土方歳三役の三木眞一郎、沖田総司役の森久保祥太郎、原案・構成監修の藤澤経清、プロデューサーの小倉充俊ら4名が登壇した。本記事では放映前トークコーナーのレポートをお届けする。


先行上映会トークパート
『薄桜鬼』第一章「茅花流し、雲隠れの刻」は、原作ゲーム『薄桜鬼 ~新選組奇譚~』から13年目、約7年ぶりの新作アニメだ。
小倉プロデューサーによると「今回の新作OVAは、初めて見る人にもキャラクターを見てもらえて、かつ今までのファンの方も新しいエピソードを楽しめる内容にしようと思い制作を進めていった」とのこと。

藤澤が「劇場版が2013年(第一章 京都乱舞)と14年(第二章 士魂蒼穹)だったんですけど、去年、小倉さんからまた作りたいと話があったときに、動く『薄桜鬼』が作れると思ってうれしかったです。薄桜鬼はエンディングが決まっていて続きはなかなか作れないので、新しいものを届けるのが難しいんですけど、こういう形で新作を作れるのがうれしかったです」と語ると、小倉も「京都でもっといろいろなことがあったのではないかということで、そういうエピソードを足していき、今後も(コンテンツが)続けていける作り方にしていこうと考えていた」と明かし、キャスト2名も付き合いが長くなっていくことを喜んでいる様子だった。


先行上映会トークパート
作品の思い出について聞かれると、森久保は「緊張しているシーンが多い中で、日常的な……総司なら子どもたちと戯れているところとか、隊士たちの日常シーンが好きで、そういう緩和があるからこそ、緊張のシーンがより引き立つのかなと思っていました」とコメント。
三木は、最初のTVシリーズが強く思い出に残っているらしく「ゲームが受け入れてもらえて、すぐにアニメになったときのパワーはすごくて、最終回の『夢幻の薄桜』に辿り着くまでそのパワーのまま、隊士たちが倒れていくのがクローズアップされ最後のシーンになる。だから最初のシリーズは、時間はかかるけどたまに見返してしまいます」と回答する。

さらに長く続くゲームについては、森久保が「台本が読み物としてものすごく面白く、引き込まれるものだった」と語ると、三木も同調。「夜中に時間を忘れて読んでしまう。途中で止められないんです。アフレコ時も熱が高くなって収録するから、みんなの声が聞こえてくるようだったし、そうすると思わず泣いてしまったりする。この作品においてはそういうことが多かったです」と最大限の賛辞を送った。


先行上映会トークパート
そしてトークは、今回のOVAの話題に。最初に役を演じた時と今回新たに演じた時で変わったところについて聞かれると、森久保は「変えたくない、変わりたくないというほうが強かったです。時間が経って沖田変わっちゃったなとか、今回変えてやろうというのは特に持たないように、できるだけ初心に戻ることに努めていました。いつもチューニングは“僕は役立たずなんかじゃない”と“僕はまだ戦える”と言って、そのあと吐血の練習をするとだいたい整うんです(笑)。でも、メンバーと会うとスッと戻れることはありました」と語る。
続けて三木も「『薄桜鬼』は毎回戻らないといけないんです。その繰り返しなんだけど、またアニメで見てもらえるうれしさはありながら、彼の最初のところに立ち返らないといけない。変わったと思われたら、彼ではなく自分が変わったということなので、そこは慎重にならざるを得ませんでした」と、同じく、なるべく最初の頃から変えずに演じたということだった。


OVA『薄桜鬼』第一章「茅花流し、雲隠れの刻」
OVA『薄桜鬼』第一章「茅花流し、雲隠れの刻」は、U-NEXTにて独占配信中。
なお、今回実施された第一章「茅花流し、雲隠れの刻」先行上映会トークパートは、11月20日23時59分までYouTubeにてアーカイブ配信を行っている。



(C)IF・DF/「薄桜鬼」製作委員会 2021

《林洋平》

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