「バンドリ！」劇場版Roselia、相羽あいならメンバーが見どころ&注目ライブシーンを語る！【レポート】

6月23日。関係者やメディアを対象にした、劇場版『BanG Dream! Episode of Roselia II : Song I am.』の先行試写会が都内某所にて行われた。

上映後のキャスト&スタッフ挨拶で登壇したのは、Roseliaメンバーと、総監督の柿本広大さん、監督の三村厚史さんの計7名。試写が済んだばかりではあるものの、劇場公開前ということでネタバレしないよう言葉を選びながら裏話や注目ポイントを語ってくれた。

前作『BanG Dream! Episode of Roselia I.約束』とはまた異なる物語の雰囲気やライブシーンに込められた意味、そして制作陣の想いとは？

【キャスト&スタッフ挨拶登壇者（敬称略）】
Roselia：相羽あいな(湊友希那役)、工藤晴香(氷川紗夜役)、中島由貴(今井リサ役)、櫻川めぐ(宇田川あこ役) 、志崎樺音(白金燐子役)
総監督：柿本広大、監督：三村厚史

現在公開中！　前作『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』の反響は?

Roseliaを主人公に据えてユニットの結成秘話を全2部構成で描く劇場オリジナル作品『劇場版 BanG Dream! Episode of Roselia』。

第1部となる『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』では、結成したばかりの彼女たちを包む不協和音と、それを乗り越え、ユニットとして見事なハーモニーを奏でる過程が瑞々しく描かれた。

4月23日に上映初日を迎え、現在も全国で公開中の『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』。総監督の柿本広大さんは、ファンの声を「エゴサーチ」していることを明かし、いい反響をもらっていると感謝の意を示した。

また三村厚史監督は、MCを務めた相羽あいなさんの「グッときた感想は?」の問いに、「泣いた」というファンの感想をあげ、キャスト陣とともに劇場版第1部『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』の手応えを噛み締めていた。

相羽あいなさんの母親が北海道在住ということで、そちらの反響も相羽あいなさんが紹介。母親から伝え聞くところによると、老若男女、親子連れ、カップル、シングルなど幅広いお客さんが劇場に足を運んでいたという。

舞台挨拶で地方へ行くこともあるRoseliaメンバーにとっても、改めてファン層の厚さを実感するきっかけになったようで嬉しそうにその報告に耳を傾けていた。

Roseliaメンバーがオススメする今作の見どころ&注目シーン

続くトークテーマは、今作『BanG Dream! Episode of Roselia II : Song I am.』の見どころについて。

前作はRoseliaの結成にスポットが当てられていたため、登場キャラクターと言えばほぼRoseliaに限られていた。しかし今作では前作よりも華やかさが増すという。

そのあたりは工藤晴香さんも、新規登場キャラとの絡みによってRoseliaのメンバーが前作とは異なる新たな一面を見せてくれると語っており、相羽あいなさんも同じように相槌を打っていた。

続いて「みんなとの距離感が少しずつ変わっている」と切り出したのは、今井リサ役の中島由貴さん。前作ではひとつのハードルを越えたことでユニットとしての絆が強まったが、その「成長」がさらなるものになるという。

宇田川あこ役の櫻川めぐさんと、白金燐子役の志崎樺音さん、そして三村監督も同様にキャラクターたちの成長に言及。メンバー間の「話しやすくなった距離感」や成長に注目して欲しいと語ってくれた。

柿本総監督が挙げてくれたのはコンセプトに関わる部分だ。

Roseliaの劇場作品はいわゆる前後編の2部作ではあるが、物語はつながっていても作品のトーンはまったく異なる作品として作られたという。

つまり『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』はドキュメンタリー風、今作『BanG Dream! Episode of Roselia II : Song I am.』は楽しさを追求したライブムービーをイメージしている。

オススメポイントの最後は、やはり本シリーズならではのライブシーンだ。

Roselia結成直後の前作と違い、今作はユニットとしてどんどんと熟成されていく段階。そのため実際のRoseliaのライブと同様、アニメでもアイコンタクトを交わす場面が多いという。相羽あいなさんはそこにもぜひ注目して欲しいと語ってくれた。

アフレコ裏話

アフレコはRoselia全員がスタジオに揃うのではなく、相羽あいなさん、工藤晴香さん、中島由貴さんの3名と、櫻川めぐさん、志崎樺音の2名に分かれて収録した。

その際、バンドのリハーサルで実際に使っているような用語をキャスト陣のほうから提案し、スタッフは意見を取り入れながらその場で修正を行っていった。

変更は相羽あいなさん、工藤晴香さん、中島由貴さんの3名の収録の時に行われ、櫻川めぐさんや志崎樺音さんでもどこを変更したか分からないくらい自然になじんでいるという。

鑑賞時はそのあたりにも注目するとおもしろいかも知れない。

バンドリといえば、やはりライブシーン！

前作でも注目だったオープニングのライブ映像は今作でも健在だ。

その様子が大スペクタクルで驚いたと語った櫻川めぐさんに続き、工藤晴香さんも興奮ぎみに感想を披露。離れた席でエアハイタッチをしていた相羽あいなさんと櫻川めぐさんを横目に見ながら、ひとりでエアハイタッチをしていたと試写会の様子を語り、キャスト陣の笑いを誘っていた。

なおそのライブシーンでは、とあるボードゲームを舞台装置として組み込んでいるのだが、柿本総監督によると、きちんとルールに則った動きでライブシーンを盛り上げているとのこと。またTVシリーズに登場した楽曲も新規で作り直しているので、そちらもお楽しみに。

制作陣の「こだわり」はオープニング以外のライブシーンでも発揮された。アフレコ用にある程度映像を仕上げる「カッティング」という段階で、急遽、ライブシーンをひとつ追加したというのだ。

それは第1部から続く流れを考えた時、やらないと筋が通らないという判断から決定したもので、結果としてとてもいいものに仕上がった。

さらに演奏時の音響も細かく調整したという。劇中では狭いスタジオから広いステージまで様々なところで演奏するのだが、それらひとつひとつの会場に合わせて演奏の聞こえ方を音響担当者に変えてもらったのだ。

キャラクターの成長、ライブシーンの魅せ方、音響の違い……。

見どころだらけの本作『BanG Dream! Episode of Roselia II : Song I am.』は6月25日より公開中だ。

【作品情報】

BanG Dream! Episode of Roselia II : Song I am.

私たちは五人で「私たち」になる

さまざまな試練を乗り越え、
FUTURE WORLD FES. への出場を誓ったRoseliaのメンバーたち。
そして、季節は秋を迎えた。
「約束」の作詞を経て成長したリサ。
紅葉狩りに出かけ、未来の自分たちへ
決意の絵手紙をしたためる友希那と紗夜。
Roseliaのために何かしたいという思いに突き動かされ、
新曲を作ろうとする燐子。
「残るクエストは、コンテストと大会と……FUTURE WORLD FES.……」
自分たちのゴールを考えはじめ、ふと不安になるあこ。
FUTURE WORLD FES. の先に5人が見た景色とは……。

【STAFF】
総監督：柿本広大
監督：三村厚史
脚本：後藤みどり
配給：ブシロード
アニメーション制作：サンジゲン

【CAST】
湊友希那：相羽あいな
氷川紗夜：工藤晴香
今井リサ：中島由貴
宇田川あこ：櫻川めぐ
白金燐子：志崎樺音
ほか

【舞台挨拶ツアーを開催！】
料金：2500円(指定席)
※6月27日(日)のパブリックビューイング中継先チケットは2200円
■6月26日(土)……TOHOシネマズなんば
　出演：相羽あいな、工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ、志崎樺音
■6月27日(日)……本会場：新宿ピカデリー
　出演：柿本広大、三村厚史、相羽あいな、工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ、志崎樺音
　※パブリックビューイング会場あり(会場未定)
■7月3日(土) ……MOVIX仙台
　出演：相羽あいな、工藤晴香、櫻川めぐ
■7月4日(日) ……ユナイテッド・シネマ金沢
　出演：相羽あいな、工藤晴香、櫻川めぐ
■7月10日(土)……TOHOシネマズ浜松
　出演：工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ
■7月11日(日)……シネマサンシャインエミフルMASAKI
　出演：工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ
■7月17日(土)……イオンシネマ幕張新都心
　出演：工藤晴香、櫻川めぐ、志崎樺音
■7月18日(日)……グランドシネマサンシャイン池袋
　出演：工藤晴香、櫻川めぐ、志崎樺音