釘宮理恵&櫻井孝宏、新生「チェブラーシカ」でメインキャストに! 役作り、収録裏を語る | アニメ!アニメ!

釘宮理恵&櫻井孝宏、新生「チェブラーシカ」でメインキャストに! 役作り、収録裏を語る

映画『チェブラーシカ』の日本版公開10周年を記念して、「世界でいちばん、やさしい世界」をコンセプトに“新生・チェブラーシカプロジェクト”が始動。この発表にあわせ、チェブラーシカ役・釘宮とゲーナ役・櫻井が役作りや意気込みを語っている。

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『チェブラーシカ -ともだち、みつけた-』釘宮理恵&櫻井孝宏
『チェブラーシカ -ともだち、みつけた-』釘宮理恵&櫻井孝宏 全 9 枚 拡大写真
映画『チェブラーシカ』の日本版公開10周年を記念して、釘宮理恵と櫻井孝宏を声優に迎え、「世界でいちばん、やさしい世界」をコンセプトに“新生・チェブラーシカプロジェクト”が始動。本発表にあわせ、チェブラーシカ役・釘宮とワニのゲーナ役・櫻井が役作りや収録の裏話などを語っている。

「新生・チェブラーシカプロジェクト」
“新生・チェブラーシカプロジェクト”は、環境問題や地域紛争の深刻化、地震や台風など自然災害の増加、新型コロナウイルスのパンデミック、デジタル化が進む一方で希薄になる人間関係など、様々な問題と直面する現代、「世界でいちばん、やさしい世界」をテーマに、やさしさを世の中に広める存在を目指して始動。


『チェブラーシカ -ともだち、みつけた-』場面カット【画像クリックでフォトギャラリーへ】
あわせて今回、プロジェクト第1弾の展開として、シリーズ初となるフルCGの新作短編アニメ『チェブラーシカ -ともだち、みつけた-』が4月22日よりWEB動画限定で公開されることも発表された。
舞台は動物園。チャブラーシカが、心優しいワニのゲーナと出会い、そして彼を動物園の人気者にするために一緒に作戦を実行していく姿を描いている。


<以下、インタビュー全文掲載>



釘宮理恵櫻井孝宏

釘宮理恵、櫻井孝宏【画像クリックでフォトギャラリーへ】

今回チェブラーシカの新作アニメに出演された感想を教えてください。


釘宮:この作品に参加出来て本当にすっごく嬉しかったです。とにかく可愛らしくて幸せで、最高に嬉しい気持ちでやっていたのですけれども、収録自体はこの雰囲気を出すのが凄く難しくって……。まだまだ頑張らなければなぁ……と思いました。

櫻井:僕も本当に同じ気持ちです。若い頃に映画館で観て、それで作品は知っていたのですがまさか自分が作品に関わらせて頂ける日が来るとは思っていなかったので嬉しかったです。釘宮さんの「チェブ」が……あえてチェブと呼ばせて頂きますが(笑)、本当にチャーミングでホッコリしました。


チェブラーシカ、ゲーナの役作りでこだわったポイントや、工夫されたポイントはどこでしょうか?


釘宮:この(チェブラーシカの)幼い感じを出したいなあと思っていたのですが、収録の頭に「今演じている以上に幼く演じて下さい」というのを頂いたので、そこに挑戦していたのですけれども……。「どうやったらもっと幼い感じになるだろう?」ばかり今日は考えていました(笑)。

幼い表現というのは今までには無い様なものだったのでしょうか?


釘宮:自分には頂いたことはあまり無く、他の方が「もう少し幼く、大人っぽく」といった様なディレクションを受けている時に、当たり前のように調整されていて、凄いなあって思っていたのですが、いざ自分が言われるとこんなにも難しいものなんだなあって思いました。



『チェブラーシカ -ともだち、みつけた-』場面カット【画像クリックでフォトギャラリーへ】

櫻井さんの演技はとても暖かみのある感じがしました。


櫻井:ありがとうございます。ワニの大きな口がどうにも頭にちらついて、その口のニュアンスを出せたらなと思っていたのですが、そうすると同時に年齢が上がってしまうというか……凄くおじさんみたいになってしまうので……(笑)。

今回の設定されている年齢感をどうやってキープしながら、本来ちょっと凶暴な生き物であるワニを、動物で人気のない悲哀やそのキャラクターの面白さをどういう風に、どうしたら出せるだろうかというのを考えてお芝居しました。


アニメのなかで一番印象に残ったシーンを教えて下さい。


釘宮:最初にオレンジの箱から出てきて、ゲーナに友達になってって言われて……名前が分からない……というくだりが何か凄く、分からないながらも出会えてハッピーみたいな……そういう気持ちにさせてもらえました。ゲーナの、孤独なものだからこそ持っている優しさとか暖かさみたいなものが、「二人が出会ったなあ……」という感じがしました。

名付け親というような感じですよね。


釘宮:確かに……本当だ。分かってなかった……!名付けてもらったんですね……!
櫻井:そうだよ(笑)!

釘宮:幼くって言うから分からなくって!どのくらい自分が理解していれば良いのか、理解していないわけではないけど、どのくらい噛み砕いて喜んで良いのか、それも分からないくらいに喜ばないのか(笑)。すごくフワッフワで……。そういうところとか、あと踊りでパタンってコケちゃったところを「はい」って言って手を引き上げてくれるところなんて、ゲーナが優しくしてくれてホッコリするなあって思いました。

櫻井:人気者になる為に、チェブラーシカのアイディアである被り物をすることとか、そういったチェブラーシカの発想も可愛いし、それに従順に従うゲーナというのか……。年齢の差を考えると親子みたいなものなのに、このコンビ感があることが面白いなって思いました。


このアニメをどのような方々に見て欲しいですか?


釘宮:凄く見やすい尺のアニメに仕上がっていると思うので、もう、万人に見てもらいたいですね。小さいお子さんから、大人、おじいちゃんおばあちゃんまで……。どの方が見て下さっても楽しめる作品になっていると思いますし、ホッとできるというのか、良い気持ちになれるのではないかなって思っています。

櫻井:そうですね。同じ意見になってしまうと思うのですが……。多分、それでも子供と大人で楽しみ方が違ってくると思うのですが、大人が見るとチェブラーシカの発想の源にハッとさせられたり……。癒されるのもあると思うのですが、ただ可愛いだけじゃない魅力を感じましたし、そういった見方も出来るかもしれないので沢山の方に見て頂きたいですね。



『チェブラーシカ -ともだち、みつけた-』場面カット【画像クリックでフォトギャラリーへ】

チェブラーシカ「世界でいちばん、やさしい世界」という世界観があります。ちなみに最近“やさしさ”を感じたエピソードがあればお教えください。


釘宮:どういう風に答えようかなって思っていたのですけれども、今日の収録がそれを如実に表しているなって思って……。始まる前とか「初めまして」といった感じで皆さん緊張されていらっしゃったかと思うのですけれども、終わった後皆さん笑顔だし、癒された、優しい気持ちになったって(音響監督さんが)連呼しているくらいだし……。このチェブに触れた人がそうなっていくのだなっていうのを今日実感しました。

櫻井:僕は実際に映画を観に行った時とは違う感覚で今日見ていて、昔2000年位にやっていた映画は作りがもう少しクールな感じがしたのですが……でも今回は暖かくて優しくて……。音響監督さんにもあれだけ優しい気持ちになった、今日やって良かったなって言って頂けるのはこの作品の力だと、今日本当に実感しました。


最後にひとことメッセージをお願いします。


釘宮:本当に幸せで楽しくて優しくなれる作品ですので、沢山の方に見て、感じて頂きたいなって思って
います。よろしくお願いします。

櫻井さん:今回この作品をきっかけにもっと色んなエピソードが見られる日が来ると待ち望んでおりますので、ぜひゲーナのプライベートも見て頂きたいですし……(笑)。チェブラーシカの色んな姿も見たいと思っているので、見て楽しんで応援して頂けたらと思います。

(C)CPLLP

《小野瀬太一朗》

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