中島愛、デビュー10周年記念&30代初ワンマン「Best of My Love」を開催 10年間の歴史旅したライブレポ | アニメ!アニメ!

中島愛、デビュー10周年記念&30代初ワンマン「Best of My Love」を開催 10年間の歴史旅したライブレポ

声優・歌手の中島愛が、デビュー10周年記念ライブ「中島 愛 10th Anniversary Live ~Best of My Love~」を、7月21日に東京の恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催した。10周年イヤーを締めくくる特別な一夜のチケットはもちろんソールドアウト。約1,500名の観客が詰め掛けた。

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「中島 愛 10th Anniversary Live ~Best of My Love~」写真:BETO(Sketch)KOBA(Sketch)
「中島 愛 10th Anniversary Live ~Best of My Love~」写真:BETO(Sketch)KOBA(Sketch) 全 7 枚 拡大写真
声優・歌手の中島愛が、デビュー10周年記念ライブ「中島 愛 10th Anniversary Live ~Best of My Love~」を、7月21日に東京の恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催した。10周年イヤーを締めくくる特別な一夜のチケットはもちろんソールドアウト。約1,500名の観客が詰め掛けた。

ブルーの衣装で登場した中島は、ポップな「Love! For Your Love!」からライブをスタート。自身初のベストアルバム「30 pieces of love」に収録された新曲で、突き抜けた明るさをもったナンバーだ。中島は軽快な振り付けとともに、満面の笑顔で歌っていく。
続く2曲目は2018年8月リリースのシングル曲「Bitter Sweet Harmony」、そして3曲目は同年9月リリースの『マクロスF』10周年記念シングルに収録された「ランカとBrand New Peach」へ。ライブの序盤3曲は最新曲を歌いつないでいく流れとなった。


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中島は最初のMCで、「誇りをもって、三十路のまめぐ! 30代になって初めてのワンマンライブです!!」と観客の爆笑をさらう。ライブのテーマは「10年間のヒストリーを旅する」ということで、ここからライブ本編の最後の曲に向かって、時間をさかのぼっていくことになる。時系列に準じたセットリストながら、各ブロックごとに色合いが変化していくのが特徴だ。
続いては、フジファブリックから楽曲提供を受けたロックナンバー「サタデー・ナイト・クエスチョン」を披露したのち、同じくロックテイストの「ワタシノセカイ」へ。高まった熱は、バラードの「ありがとう」で一旦落ち着かせる。

活動中には、3年にわたる休止期間もあった中島。「ありがとう」は「ワタシノセカイ」の一つ前のシングルだが、リリース時期は3年半も離れている。
MCではこの「ありがとう」のリリース時について、これが最後のシングルという思いだったことや、悩んでいた時期を振り返る。しかししんみりした雰囲気は全くなく、「お水おいしい?」という観客からの定番の問いかけに、「美味しくないお水なんてある?」とツッコミ返して笑いを取るシーンもあった。


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ライブ中盤は、3rdアルバム「Thank you」と2ndアルバム「Be With You」の収録曲から、ベストアルバムにも収録されたナンバーを中心にセレクト。注目は、「Thank you」の1曲目に収録されていた「愛の重力」だ。
高度な演奏力が求められる複雑な曲で、フルバンドで演奏するのは今回が2度目。このブロックを歌い終えてのMCでも、「どうしてもやりたかった曲」と興奮冷めやらぬ様子で、見事な演奏で応えてくれたバンドメンバーを当初の予定よりも早めて紹介していた。

続く「神様のいたずら」と「夏鳥」はバラードで、どちらもアニメ『たまゆら』シリーズの曲だ。この『たまゆら』について、中島は「どんなに時が経っても、私の中で色褪せない作品」と振り返る。
そして、ライブは1stアルバム「I love you」の収録曲を披露するクライマックスのブロックへ。まずは10代の頃、観客にやってもらっていた振り付けを復活させての 「Raspberry Kiss」だ。「この曲の振り付けは、今回のライブで絶対にみんなにやってもらいたかったこと」だという。ラストをベースソロで締めくくり、突入した「Sunshine Girl」ではドラムソロが飛び出し、中島は手をひらひらさせてバンドメンバーにエールを送った。


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本編の最後を飾ったのは、中島愛としてのデビュー曲「天使になりたい」だ。アンコールを挟んで、ライブTシャツに着替えて再びステージに登場した中島は、「もう一つのデビュー曲を歌いたいと思います」と、曲名をあえて言わないMC。「察しているわりには、歓声が小さいね」といたずらっぽく笑って観客を煽ると、ランカ・リー=中島愛としてのデビュー曲「星間飛行」も披露してみせた。

さらに、観客にとって大きなプレゼントになったのは、10月からスタートする TVアニメ『星合の空』のオープニングテーマ「水槽」のフルサイズの初披露だろう。ポルノグラフィティの新藤晴一が作詞を担当したイマジネーション豊かな楽曲で、観客も歌声に聴き入っていく。
「水槽」は、同じく10月スタートの TVアニメ『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』のエンディングテーマ「髪飾りの天使」とともに、ニューシングルとして 11月にリリースされるという。

アンコールのラストは、定番の「金色~君を好きになってよかった」だ。中島は黄色いペンライトの光が会場いっぱいに広がる中、「ずっと一緒だよ!」というセリフを観客全員に向けて投げかける。
最後のMCでは、「10年なんとか歩いてこられました。みんなのおかげです。ありがとう!」「いつでも私の扉は開いてますので、みんなの人生に中島愛が必要になったら、いつでも扉を開けて来てください!」と挨拶した中島。これからも、素晴らしい歌声をファンに届けてくれることを確信させる10周年記念ライブとなった。

「中島 愛 10th Anniversary Live ~Best of My Love~」
写真:
BETO(Sketch)
KOBA(Sketch)

《仲瀬 コウタロウ》

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