『劇場版 はいからさんが通る』は、大和和紀が生んだ大正浪漫少女マンガの金字塔『はいからさんが通る』を、新たなスタッフとキャストによって復活させた劇場版アニメ二部作。『後編』は原作ラストパート初のアニメ化で、愛する少尉との別れを経た紅緒の運命が結末まで描かれていく。

オフィシャルコメントでは早見演じる紅緒の魅力を訊ねられ、宮野は「周囲に惑わされず、芯を突く力と貫き通す力を持っている、その心の強さが彼女の魅力だと思います」、櫻井は「冬星の目線から紅緒を見ていると、自分の悩みなんて大したことではないのかもしれないと、そう思わせてくれる人間力を感じました」と回答。
一方の早見は、少尉と冬星の間で揺れ動く紅緒について「自然と生まれていく感情の変化に嘘がないよう、ひとつひとつ気持ちを整理しながら」演じていたことを明かす。

そして公開を待ちわびるファンへ、櫻井は「紅緒の姿に、女性のしなやかさ強さを感じました。本作に関わらせていただいたことで、またひとつ、自分の中にも変化が起きた作品だと思います。皆さんにも作品を観ていただき、そうしてつかんだ何かを、大事にしてもらえたら嬉しいです」とメッセージ。
宮野は「『はいからさんが通る』が初めてラストまでアニメーションで描かれるという事実。その歴史的瞬間に少尉として参加できることを、幸せに思っています。物語を楽しんでいただき、自分の中に自分だけの色合いを見つけてくれたら、こんなに嬉しいことはありません」との思いを述べ、早見は「作品で描かれるキャラクターたちを通じて、自分自身の人生が思い起こされる、そういうエネルギーを持っている作品だと思います。観ていただいた方それぞれの人生も同時に揺さぶる物語だと思いますので、そんなことを思い巡らしながら、観ていただけると嬉しいです」と呼び掛けた。

『劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~』は10月19日より公開予定。
前編『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』は10月14日19時~TOKYO MXにて地上波初放送。
『劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~』
(C)大和和紀・講談社/劇場版「はいからさんが通る」製作委員会