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CygamesPicturesの処女作として「ブレードランナー 2022」が生み出されたワケは? 取締役に訊く

CygamesPicturesの第一作『ブレードランナー ブラックアウト 2022』はいかにして生み出されたのか? CygamesPictures取締役を務める鹿嶌舜氏にインタビューを敢行。

が9月26日にYouTubeにて全編公開された。

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CygamesPicturesの処女作として「ブレードランナー 2022」が生み出されたワケは? 取締役に訊く
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――2016年4月のCygamesPictures立ち上げから約1年半が経ちました。どういった成果がありましたか? また見えてきた課題もあれば教えてください。

鹿嶌
成果という意味ではスタジオとして短編映画をなんとか仕上げるまでの形になってきたということです。ただ多くのメインスタッフをまだ外部に頼っているのが現状ですので、内製環境を急ぎ整えていくことが明確な課題です。
スタッフ全員が同じ方向を向き、熱意を持って制作していける環境作りを目指しておりますが、帰属意識というものは一朝一夕でできるものではありません。組織の拡大を図るうえでも、スタッフ達にとって高いモチベーションが維持できる制作環境作りを試行錯誤しながら取り組んでおります。


――スタジオとして、今後はどのようなアニメーション作品を手がけられる予定でしょう?

鹿嶌
既に親会社であるCygamesのタイトルをMAPPAさん、A-1 Picturesさん等が高いクオリティでアニメーション制作されております。
そのうえで今後もアニメ化を予定しているCygamesのタイトルが色々と控えておりますので、CygamesPicturesでもTVシリーズ作品を制作していく予定です。前出のタイトルに負けないよう、シリーズ作品においてもクオリティを出していきたいと思っております。

――現在、CygamesPicturesでは制作スタッフを募集しています。鹿蔦さんは採用セミナーにもよくご登壇されており、業界志望者の方と直にコミュニケーションを取る機会も多いかと思いますが、どんな考えを持つ方に来てほしいですか。

鹿嶌
新規・中途の方含め、沢山の方からご応募頂きお話を伺うのですが、どんな作品を今後制作するかより、どのような環境・待遇かという質問の方が、自分がこの業界に入った頃より全体的な比率として多いように感じます。悪いことではなく、長く働いていくうえでより良い労働環境を求める意識が高まっている結果だと感じています。


――なるほど。そうした業界志望者の意識の変化はもちろん、アニメ業界全体としての環境も急変しています。それらを踏まえてCygamesPicturesの今後の展望を教えてください。

鹿嶌
安定して長く働いていける環境と、時代のニーズに合った高いクオリティの作品をコンスタントに生み出していける環境が単純にイコールではないところが制作会社の難しい所ですが、Cygamesの自社IP作品を手掛けていくにあたり、予算・スケジュールの部分である程度余裕を持って臨めるということは大きなメリットですし、そこがCygamesPicturesの優位性でもありますので、環境とクオリティの両立を図っていきたいと考えています。

CygamesPicturesは立ち上げたばかりですし、現時点で理想の環境が全て整っているわけではありません。最終的にはスタッフ達の自発性も含めて一緒に作り上げていくものと考えています。高いクオリティの作品制作を目指すのは当然のこととして、一緒に環境づくりに取り組んでいける方を求めています。スタジオには一通りのセクションを揃えていく予定ですが、特に後進の育成に熱意を持って取り組んで頂ける方に来て頂きたいです。

CygamesPictures
>公式サイト

CygamesPictures採用セミナー
開催:2017年11月15日(水)19:45 開場 20:00 開始
登壇者:竹中信広(取締役 兼 アニメ事業部長)、鹿嶌舜(取締役 プロデューサー)
定員:20名程度
会場:住友不動産渋谷ガーデンタワー15階
>特設ページ
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