CygamesPicturesの処女作として「ブレードランナー 2022」が生み出されたワケは? 取締役に訊く | アニメ!アニメ!

CygamesPicturesの処女作として「ブレードランナー 2022」が生み出されたワケは? 取締役に訊く

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CygamesPicturesの処女作として「ブレードランナー 2022」が生み出されたワケは? 取締役に訊く
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日本のアニメに多大なる影響を与えた、SF映画の金字塔『ブレードランナー』。10月27日公開の続編『ブレードランナー 2049』に先がける形で、前奏となる短編アニメーション『ブレードランナー ブラックアウト 2022』が9月26日にYouTubeにて全編公開された。
監督は『カウボーイビバップ』や『坂道のアポロン』の渡辺信一郎が務め、『ブレードランナー』の独自のSF世界観をハイクオリティな映像で描き出しファンを唸らせた。

そんな『2022』を手掛けたのは、新進気鋭のアニメーションスタジオ・CygamesPicturesだ。しかも本スタジオの記念すべき第1作にあたる。なぜCygamesPicturesの処女作として、『ブレードランナー』というビッグタイトルの短編アニメーションが渡辺監督ら豪華クリエイターと共にに生み出されたのか?
本作の制作秘話からスタジオの今後の展望を、CygamesPictures取締役を務める鹿嶌舜氏に話を訊いた。


――『ブレードランナー ブラックアウト 2022』は、SF映画の金字塔『ブレードランナー』と、その新作『ブレードランナー2049』を繋ぐ物語として注目を集め、さらに渡辺信一郎監督、村瀬修功さんなど著名クリエイターの参加で大きな話題を集めました。本作はCygamesPicturesの第1作にあたりますが、まずはオファーがあった経緯から教えてください。

鹿嶌
元々本作は他社で制作する予定でしたが、色々な事情により現場が動き出すまでだいぶ時間がかかり、スケジュール等の問題から制作会社の選定が難航してしまっていたようでした。
今回お話を頂いた企画プロデューサーのジョセフ・チョウさんと渡辺監督が制作現場を探されている際に、弊社の話を聞かれた渡辺監督をご紹介頂く機会がありまして、個人的に大好きなタイトルでしたし、スタジオを立ち上げたばかりの弊社にとってこの上ないチャンスでしたので、是非にとお受けさせて頂きました。
ビッグタイトルですのでプレッシャーも感じましたが、渡辺監督の『ブレードランナー』に対する思い入れが非常に強く、その熱意に現場スタッフ含めて突き動かされておりました。


――作品づくりについて、渡辺監督とはどのようなやり取りをなされましたか?

鹿嶌
『ブレードランナー』は世界中にファンが多く下手なものは作れませんし、あの世界観をアニメーションで描くうえで最高のものになるように相応のスタッフを集めなければなりませんでした。各セクションのメインスタッフをどんな方にお声掛けするか、多くの時間をかけて話し合い、スタッフィング全てについて逐一監督と確認を取っておりました。
業界としては動いている作品が多く、突発的なスケジュールで制作するにはスタッフを押さえるのが非常に大変だったのですが、幸いなことに渡辺監督と同じく、『ブレードランナー』に強い思い入れを持たれる同年代の方々がこのタイトルなら手伝うと参加してくださったので、特に作画の部分では錚々たる方々にご協力頂くことができました。

――完成したフィルムをご覧になられて手応えはいかがでしたか?

鹿嶌
現時点で出せるクオリティとしては、限られたスケジュールの中で納得できるレベルの作品に仕上げる事ができたと感じています(渡辺監督としてはまだまだこだわりたい箇所が沢山ありましたが…)。
具体的な手応えとしては、『ブレードランナー2049』の試写会にて、製作を手がけたAlcon Entertainmentのプロデューサーの方とドゥニ・ヴィルヌーブ監督にお会いする機会があったのですが、アニメーションの出来にとても満足していると直接お話を伺えた事、Youtubeで視聴された方、ブレードランナーファンの方々の反応が非常に良かった事で実感する事ができました。


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