――伊月にとっての妹のように、皆さんが愛してやまないものを教えてもらえますか?
金元
私はインコをかれこれ5年くらい飼っているんですけど、たまに可愛すぎて食べちゃいます。
――食べる!?
金元
かぐわしいんです。
山本
インコを食べるっていう人いるよね。バニラの味がするとかで、頭のほうから口に入れて鼻で呼吸するんだ、って。
金元
インコ味のアイスが登場したこともあるし、割と鳥飼ってる人のあるあるだと思いますよ。私も頭から半分くらいまで食べます。
小林
それは……汚くはないの?
金元
そんなの気にならないくらい愛してるから(笑)。
――な、なるほど……! ネコを飼っている人は肛門を舐めたりするらしいですもんね。
山本
えっ!?
小林
そ、それは体験談ですか……? なんとアブノーマルな……。
――いや、これは私の体験談ではなく人から聞いた話で……!!
小林
まあまあ、親は赤ん坊のお尻を拭いても全然気にならないって言いますし……そういうことだよね!
――優しいフォローをありがとうございます!(?) 気を取り直して、小林さんと山本さんが愛してやまないものは?
小林
山本さんは胸毛でしょ?
山本
胸毛も好きだけど(笑)。私もペットかなぁ。もともと犬を飼っていたんですけど、里親に出すつもりで拾ってきた子ネコを犬と接触させてみたらすごく仲良くなったんです。犬のおっぱいを子ネコが飲み始めちゃって、犬もそれを受け入れていたので「これは運命だ!」と思って、それから一緒に飼っています。2匹いたらお留守番も寂しくないだろうし、お互いにじゃれあって遊んでいますね。
――山本さん独自の愛し方はありますか?
山本
私はお尻は舐めないですよ。
――それは分かってます!(笑)
山本
まあそれはないにせよ(笑)、犬のお尻に顔をうずめて寝るのが好きです。私が寝ていると犬が勝手にベッドに入ってくるんですけど、私のほっぺにお尻をドンと置いてくるんです。さらに反対側のほっぺにはネコが来て、どっちを向いてもお尻に挟まれて寝るのがめちゃめちゃ気持ちいいんです。いつもスリスリしてます(笑)。
――小林さんはいかがですか?
小林
(しばらく考えて)ないんですよねぇ。でもこれから愛したいものという意味では、僕もペット繋がりで、イグアナが欲しいと思っているんです。なんかあの顔が好きで。
山本
小林さんもイグアナっぽいもんねー。
小林
それはバカにしてんの!?(笑)
山本
いやいやいや、今日の服の色がそう見えるのかな~……!(笑)。
金元
イグアナって何を食べるの?
小林
本来はコオロギとかネズミを食べるんだけど、僕が飼いたいのはイグアナの中でも草食のグリーンイグアナだから、虫が苦手な僕でも飼えるかな、って。あとは勇気だけかな。飼ったら一緒に寝られますからね。
山本
じゃあ、伊月が妹のパンツを食べるみたいに、イグアナの脱ぎたてのパンツを……!
小林
さすがにそれは(笑)。
金元
でもイグアナに服を着せるのは可愛いかも。
――では、最後にこの作品の見どころと、皆さんの「○○さえあればいい」というものを教えてください。
金元
なんだろう……「おにぎりさえ」……。
山本
今お腹すいてるだけじゃん!(笑)
金元
っていうのは冗談で(笑)、「皆さんが作品に対する興味さえあればいい」! のどかな日常を描いているようで急に刺激的なシーンが出てきたり、すごく驚きと楽しみの多い作品です。那由多は言動がストレートで、少し突飛かなと思うようなところもありますが、そこには伊月への大きな愛情があることを忘れないで見守ってあげてほしいです。
山本
私はやっぱり、「胸毛さえあればいい」ですかねぇ。男性には胸毛がないと寂しいんですよ(笑)。子どもの頃はお父さんの胸をスリスリしながら寝ていましたし、今も犬のお尻の毛で寝ているので、私は毛が欲しいのかもしれません(笑)。
見どころはというと、ブッ飛んだキャラクターがたくさん出てきますが、共感できる心情や、業界のあるあるもいろいろ出てきます。そういうところも楽しんでいただけたら嬉しいです。
小林
「リフレッシュの時間さえあればいい」。仕事の合間の数時間とかではなく、ちゃんと心をリフレッシュできる時間が欲しいですね。映画を見て買い物をして、それからちょっと美味しいものを食べる、みたいなことでいいから、きっちりと心を休める時間はやっぱり嬉しいですし、『妹さえいればいい。』はまさにそんなアニメなんじゃないかな、と僕は思っています。「よし、見るぞ!」と気合いを入れなくても許されるというか、たまたま放送を見て「バカだなー!」と思いながらも、「でもなんか楽しかったな」とリフレッシュできるアニメ。心を空っぽにして見られて、見終わったら笑顔になれる、そんな素敵な作品ですので、肩肘張らずに楽しんで見てください!