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日俳連チャリティーイベント 島田敏×高山みなみインタビュー 参加者全員で“感”じて“伝”える復興支援

毎年恒例になりつつある日本俳優連合主催のチャリティーイベントが、今年は10月15日に開催される。実行委員長団のメンバーである、島田敏と高山みなみにインタビューを行った。

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日俳連チャリティーイベント 島田敏×高山みなみインタビュー 参加者全員で“感”じて“伝”える復興支援
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■今年のタイトルは「感伝しよう」

――今年のチャリティーイベントの内容について教えてください。物産品の販売や、参加者の皆さんから品物を集めたバザー、ステージイベントなど盛りだくさんですが、高山さんは今年も≪ギャラリーカフェ お・も・て・にゃ・し≫の担当ですよね。

高山
そうです。1回目の反省点で「お客さんの休める場所があればいいな」と思ったので、2回目からカフェを始めました。いろいろと改善を重ねる中で今はテイクアウトの形になっていますが、毎年とても繁盛してありがたいですね。豆は鳥取の澤井珈琲から取り寄せています。澤井珈琲さんは『名探偵コナン』のパッケージでドリップパックを販売していて、見つけた時に「これいいなぁ」と思って。仕入れてイベントで販売できないものかと、小学館集英社プロダクション(以下、小集プロ)に相談をしてみたんですよ。

――仕入れから高山さんがやっていらっしゃるんですか! 小集プロ側も、声優さんから仕入れの相談をされるとは驚かれたでしょうね。

高山
お願いしてばかりですよ(笑)。小集プロさんには他にもご協力いただいており、廃棄処分になるアニメグッズをご提供いただきました。倉庫整理の際にグッズのサンプルが廃棄されると聞いて、私が「ちょっと待った!」をかけたんです。これを売っちゃうと大問題なんですけど、販売品におまけとして添付する分には、「もともとは捨てるものですからいいですよ。有効活用してください」と言っていただけたんですね。何が入っているのかは明かさずに、プレゼントが付いているという“引き”を作ってみたんです。それで商品を買ってもらえたらありがたいですし、お客さんにも楽んでもらえる要素が増えます。去年は相当いろんなものが入っていたので、「買った品物よりスゴイおまけが入ってる!」なんてお声もありました(笑)。

――お話を聞いていると、役者の皆さんの自由な発想でイベントが作られているんだなぁと感じます。

島田
世代を超えたメンバーが集まって、様々なアイデアを出してくれます。皆いろんな経験や技能を持っているので面白いです。

高山
皆がアンテナを張り巡らせていますよね。石巻市のヒーロー「シージェッター海斗」は、石ノ森萬画館さんに行った際、特別上映を見て「かっこいい!」と思いまして、イベントでヒーローショーをお願いできないかと相談しました。それから石ノ森萬画館さんとも仲良くさせていただいて、チャリティーイベントでは萬画館さんのショップも展開してもらっています。ぬいぐるみの「おのくん」は、実行委員メンバーの日比愛子さんが見つけてきてくれました。ご縁が続き、今年の5月には「おのくん」の誕生日「めんどくしぇ祭」で、絵本の朗読をさせていただきました。

――去年から始まった、参加者のアーティストにサインをおねだりできる「サインハント」も、とても斬新な企画ですよね。

高山
応募ハガキの反応で「そんなに食いつきはないだろう」とタカをくくっていたんですけど、蓋を開けてみれば大盛況でした(笑)。去年よりも皆さんが動きやすく運営できるように準備を進めています。前回はハントに必要なホルダーを手に入れるだけで大混乱になってしまったので、アンケートの結果も受け、今年はあらかじめ入場者特典にホルダーを入れることにしました。なので、安心してハントを始めていただけます。しかもサインハントには参加されない方にも、ホルダーの中に4名のサイン入りカードが入っているので、記念になると思います。私も欲しくなっちゃうスゴイ人にサインしていただいていますよ!
今回、入場料が2千円にアップした分は、そういうところで還元していきます。

島田
もちろんこれはチャリティーイベントですから、サインハントはあくまでお客さんに楽しんでいただく一端です。サインハントをしながらバザーや物産品売場に立ち寄ってもらえるよう、会場が混乱しないように頑張りますので、イベント全体を楽しんでもらえたらと思っています。

――アイデアに始まり、運営や雑務に至るまで皆さん自らの手で行っていることがよく分かります。“手作り”のイベントにこだわる理由を伺えますか?

高山
手作りのものって、すごく伝わるんですよね。皆の思いをこの場所で分かち合い、それがまた次回に繋がっていく。こういう空気は、手作りじゃないとできないものだと思います。それに、イベント会社さんがチャリティーイベントを企画したとしても、200人超の役者に出演してもらうのはなかなか難しいことでしょう。役者が手作りでやるからこそできるイベントですし、オファーを受けて出演するのではなく自発的に集まった仲間ならではの熱が生まれるんです。

島田
オファーを受けて出演するイベントでは、どうしても扱いとしてはゲストになってしまいます。自分たちでアイデアを出して汗をかいて動くのは、このイベント以外ではできない経験です。自分で見て感じているから、参加者の輪が連鎖し広がり、お客さんにも伝わるものがあるんだと思っています。

――“手作り”はイベントを作っている皆さんのスローガンでもあるんですね。

高山
その通りです。そしてこの気持ちは、来場される方にも是非共有していただきたいです。私たちと会話をしながらお買い物をすると、それがすべて寄付金になるんだということを楽しんでほしいんです。ただ募金箱にお金を入れるだけではない、自分で感じて、いろんなものを見て楽しみながらチャリティーに貢献できるということを体感していただきたいんですね。それから、お家に帰ったらこのことを誰かに伝えてほしい。それで今年のタイトルは「感伝しよう」にしました。参加してくださる皆さんに「楽しくて復興支援ができるイベントがあるんだ!」と感じていただきたいですね。

島田
震災から月日が経ち、事実としてチャリティーに対する関心はだんだん薄まってきています。イベントにご協力くださる岩手県の方々にお話を聞くと、“とにかく来てほしい”ということと、“忘れないでほしい”の二つなんだそうです。今年もパネル展示などで現地の状況をお伝えしたいと考えています。過去と今を、たくさんの人に知ってもらう手助けをしていきたいです。
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《奥村ひとみ》

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