「エンジェル・ハート」初のノベライズ化 依頼者目線で描かれるオリジナルストーリー
「週刊コミックバンチ」「月刊コミックゼノン」などで連載され、2005年にはテレビアニメも放送された『エンジェル・ハート』が初のノベライズ化を迎える。8月19日に『小説 エンジェル・ハート ~消えた心臓~』が発売される。
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『エンジェル・ハート』は原作者・北条司の代表作である『シティーハンター』のパラレルワールドを描いた作品で、『シティーハンター』と同じくプロの始末屋・冴羽遼の活躍が物語のメインとなる。その一方で家族愛も大きなテーマになっており、冴羽遼の義娘である香瑩もメインキャラクターとして登場し、その交流も物語に大きな影響を与えている。2005年にはテレビアニメ化、2015年にはテレビドラマ化もされた。
小説では冴羽遼と香瑩に舞い込んでくる新たな依頼を元にした、完全オリジナルストーリーが展開する。
美人女医からの依頼は、“心臓を探してほしいんです”という謎に満ちた内容。時を同じくして、依頼者の周りでは不可解な出来事が起こりはじめる。『エンジェル・ハート』本編と同じく、依頼者を中心にさまざまなキャラクターが複雑に絡み合うストーリーが楽しめる。
さらに本作は、依頼者目線で描かれる点も大きな特徴だ。依頼者ら冴羽遼と香瑩、ファルコンと行った人物はどう映っているのかも見どころのひとつだ。
小説のカバーイラストは原作者・北条司の描き下ろし。著者には『名探偵!? ニャンロック・ホームズ』、『猫手長屋事件簿』シリーズなどを手がけてきた仲野ワタリが担当する。
なお、本書は「月刊コミックゼノン」を刊行するゼノンレーベルからの発売となるが、このレーベルから小説が生まれるのははじめてのこと。これをきっかけにレーベルがどう成長していくかにも注目したい。
『小説 エンジェル・ハート ~消えた心臓~』
原作:北条司 著:仲野ワタリ
定価:本体 870 円+税 B6 判
発売:徳間書店
発行:ノース・スターズ・ピクチャーズ
《ユマ》
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