「ローガン」予告公開 ”無敵”じゃなくなった男が少女を守るために死力を尽くす | アニメ!アニメ!

「ローガン」予告公開 ”無敵”じゃなくなった男が少女を守るために死力を尽くす

ヒュー・ジャックマンが自身の“最後”のウルヴァリンを全身全霊で演じる『LOGAN/ローガン』。日本公開に先駆けて公開された全米をはじめ、すでに世界80か国No1を獲得、「ウルヴァリン」

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『LOGAN/ローガン』 (C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation
『LOGAN/ローガン』 (C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation 全 6 枚 拡大写真
ヒュー・ジャックマンが自身の“最後”のウルヴァリンを全身全霊で演じる『LOGAN/ローガン』。日本公開に先駆けて公開された全米をはじめ、すでに世界80か国No1を獲得、「ウルヴァリン」シリーズの中でもNo.1ヒットとなっている本作から、その17年の歴史を締めくくる“見納め”の予告編が解禁となった。

“アメコミ映画初”となるベルリン映画祭での上映後にスタンディングオベーションが起き、全米批評サイト「Rotten Tomatoes」でも高評価を維持し続けている本作。全米オープニングは3日間で8,530万ドル(約97億円)を記録し、全世界では6億ドル(約650億円)を突破。ヒューが孤高のヒーローの集大成として体現する“最後”のウルヴァリン/ローガンの物語は、同シリーズ史上No.1ヒットとなっている(Box office Mojo調べ)。

このたび到着した“最後”の予告編では、ローガン(ヒュー・ジャックマン)が「X-MEN」のコミックを「マンガは作り物だ」と言い放つところから始まる。舞台は、ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で心身共に疲れ果て、不死身の治癒能力が衰えたローガンは生きる目的さえも失ったまま、荒野の廃工場でくらしていた。“恩師”チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)も年老いている。

そんなローガンの前に現れたのは、強大な武装集団に追われるローラ(ダフネ・キーン)という謎めいた少女。絶滅の危機に瀕したミュータント最後の希望であるローラの保護者となったローガンは、アメリカ西部からカナダ国境をめざして旅立ち、迫りくる最強の敵との命がけの闘いに身を投じていく。なぜ、ローラは武装集団に追われているのか? そして、なぜ彼女がミュータントを救う最後の希望なのか? ますます謎が深まる映像となっている。

「愛する人がいて居場所がある。これが普通の人生だ。君は経験すべきだ」というチャールズの言葉の通り、冒頭で万引きをするローラを叱るローガンの姿や、チャールズと3人で楽しそうに笑う姿は、まるでごく普通の家族の姿のよう。『ウルヴァリン:SAMURAI』に続き、メガホンをとるジェームズ・マンゴールド監督は「ローガンは、悪い奴は怖くないし、死も怖いと思っていないが、愛情を怖がっている。それに人と関わることや親密になることが怖い」とキャラクターについて改めて分析。そんな「ローガンに対し、一種のスケールの大きい感情的な要素を突きつけた映画だ」と監督は語る。

これまでに9度孤高のヒーローを演じてきたヒューも、「本作は、以前の『X-MEN』シリーズ、そして全てのアメコミ映画よりも“桁違い”にリアルに、人間らしく描かれている。ウルヴァリンは、アメコミ映画の中でダークで複雑を極めたキャラクターの1人かもしれないが、最後にこのキャラクターを探求するには、彼がどんな人か核心に触れることが重要だった」と語り、アメコミ映画の常識を突き破る、より人間らしさを追及したストーリーであることを明かした。


17年間に渡ってこのキャラクターを演じてきたヒューが、万感の思いを込めて最後に体現したのは、“生身の人間” としてローガンの心の葛藤。無敵なスーパーパワーを失った1人の男が、邪悪な敵につけ狙われる少女を守るために死力を尽くし、想像を絶する運命をたどっていく姿は、過激なまでに研ぎすまされたバイオレンス描写と相まって、観る者の胸を熱く震わせてやまない。

『LOGAN/ローガン』は6月1日(木)より全国にて公開。

【予告編】“最後”のウルヴァリンにプロフェッサーXが語る言葉とは…『ローガン』

《text:cinemacafe.net》

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