「攻殻」の実写化映画がついに公開!今週注目の映画:『ゴースト・イン・ザ・シェル』
暖かくなり過ごしやすい陽気となっておきた4月第2週の注目映画は、士郎正宗の『攻殻機動隊』を原作としたルパート・サンダース監督のSFアクション映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』だ。
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原作漫画や1995年に公開された押井守監督のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』などのシリーズ作品をベースとした映画だ。あらすじは、脳以外の全身義体を施された少佐が率いる公安9課は、ハンカ・ロボティックスのサイバーテクノロジーを狙うテロ組織を闘う。捜査を進めていくうちに少佐の脳に隠された過去の記憶が明らかにされていくというもの。今回の実写映画版は、原作はもちろん前述の押井守監督によるアニメ映画『GHOST IN THE SHELL』や、神山健治監督のTVシリーズ『STAND ALONE COMPLEX』など様々な要素が加えられている。
登場人物のキャストは、少佐役をスカーレット・ヨハンソン(吹替CV: 田中敦子)が、バトー役をピルー・アスベック(吹替CV: 大塚明夫)が、トグサ役をチン・ハン(吹替CV: 山寺宏一)が、イシカワ役を(吹替CV:仲野裕)が、課長こと荒巻役を北野武が、オウレイ博士役をジュリエット・ビノシュ(吹替CV: 山像かおり)が、クゼ役をマイケル・ピット(吹替CV: 小山力也)が演じる。
スタッフは、監督をルパート・サンダース氏が、脚本をウィリアム・ウィーラー氏、音楽をクリント・マンセル氏が担当する
『攻殻機動隊』は、元々1991年にコミックスが発売された第三次核大戦と第4次非核大戦を経た2029年以降を舞台としたSF作品で、原作コミックスは勿論1995年に公開された押井守監督のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や1997年にPlayStationで発売されたゲーム版『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』など様々な媒体でシリーズが展開されている(なおPSで発売されたゲーム版はアニメ映画版やTVシリーズとは声優が異なる)。
本作の様々なシリーズで作り上げられた設定は、『攻殻S.A.C.』と同じ世界観で制作された2008年放送のTVアニメ『RD 潜脳調査室』や2016年放送の『紅殻のパンドラ -GHOST URN-』にも活かされている。漫画やアニメ、ゲームだけでなくついに実写へと進出した『攻殻機動隊』の今後の展開にも期待したいところだ。
IMAX3Dや3Dでの上映も行われる『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、4月7日より全国劇場で公開だ。。
《G.Suzuki》
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