「クジラの子らは砂上に歌う」アニメ化決定 原作者のコメントとイラスト公開
少女マンガ『クジラの子らは砂上に歌う』のアニメ化が決定した。情報公開にあわせて、原作者・梅田阿比のコメントとイラストが発表された。
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『クジラの子らは砂上に歌う』は2013年から少女マンガ誌「ミステリーボニータ」(秋田書店)にて連載中のファンタジー作品である。「このマンガがすごい! 2015」オンナ編で10位にランクインし、「次にくるマンガ大賞」にノミネートされるなど多くのファンを持つ。2016年には2.5次元舞台化もされた話題作をアニメで楽しめることになった。
本作は砂がすべてを覆い尽くす世界が舞台。砂の海を漂う巨大な漂泊船・泥クジラで暮らす少年・チャクロが、漂着した廃墟船の中で少女・リコスと出会い、自らの運命を大きく変えていく……。
梅田阿比はアニメ化について「この作品は、主人公のチャクロが“泥クジラという船の上で、自分たちが確かに生きていたことを伝えるために書き残した記録”という形式をとっています。このアニメ化によって、さらにたくさんの人たちに彼らの“記録”を見ていただけるとしたら、作品やキャラクターたちにとって、とても幸せなことだと思います。泥クジラとそこに生きる人々がアニメーションで動き出すのを、楽しみに待っています…!」とコメントを発表した。描き下ろしイラストもキャラクターの魅力が詰め込まれた充実の仕上がりとなっている。
1月6日発売の「ミステリーボニータ」2月号の表紙には本作が登場。3月16日には最新単行本第9巻がリリースされる。秋田書店の公式サイトではアニメ化の告知ページもオープンした。今回の情報はアニメ化だけで、媒体やキャスト・スタッフなどは明かされていない。今後の動向も注目を集めるだろう。
『クジラの子らは砂上に歌う』
(c)梅田阿比(ミステリーボニータ)2013
《高橋克則》
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