六本木でルーヴル美術館特別展がスタート フランスと日本の漫画家から見た「ルーヴル美術館」を体感
ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」が7月22日(金)~9月25日(日)までの間、森アーツセンターギャラリーにて開催される。
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「ルーヴル No.9」は総勢16名の作家がルーヴル美術館をテーマに自由に描いた作品を展示しており、マンガおよびバンドデシネ(BD)の世界を堪能することが可能。ニコラ・ド・クレシー、エンキ・ビラル、エティエンヌ・ダヴォドーらBD作家、荒木飛呂彦、坂本眞一、谷口ジロー、松本大洋、五十嵐大介、寺田克也、ヤマザキマリら日本の漫画家が参加した。
古代文明から19世紀までのさまざまなアートが展示されているルーヴル美術館と日本の漫画家によるかつてないコラボレーションとなっている。
7月21日(木)に開催された内覧会では、同展の開催に向けて尽力したルーヴル美術館 文化制作局 出版部副部長ファブリス・ドゥアールが挨拶。「BDは『連続絵画』『物語絵画』と呼ばれる絵画の流れを受け継いでいると思います。BDやマンガをアートとして楽しんで」と話した。展覧会は新しい試みながら、これまでの美術的な歴史を継承したものだと強調した。
会場では始めに、ルーヴル美術館の歴史や展示品、歴史的価値について学べる映像が流れ来場者をルーヴルの世界へと誘う。終わると扉が開き、足もとがマンガで埋め尽くされページが宙を舞う「サモトラのニケ」のレプリカが。嬉しい驚きと共に足を踏み入れるという演出だ。
また、展示は「第1章 The Great LOUVRE~偉大なるルーヴル美術館~」「第2章 Welcome to a Parallel World ~ようこそ、異次元の世界へ~」「第3章 Beyond Time and Space ~時空を超えて~」で構成され、原画、資料、デジタル作画の工程がわかるムービーなど、その数は300点以上。
各作家ごとにマンガを読み進めたり、絵画のように眺めたりできるほか、空間全体をアートとして体感できるコーナーなど多彩な展示を楽しめる。
ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」
2016年7月22日(金)~9月25日(日)まで六本木・森アーツセンターギャラリーにて開催
http://manga-9art.com/
《川俣綾加》
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