安田レイは2013年7月にデビューをしたソロシンガー。ソロデビュー前には世界中にファンを持つ音楽ユニット「GENKI ROCKETS(元気ロケッツ)」のボーカル“Lumi”の声を務めており、音楽活動のキャリアは長い。
デビュー第1弾の「Best of my Love」はテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』のエンディング曲、その後もテレビアニメ『魔法科高校の劣等生』エンディングテーマ、ポケモン・ザ・ムービーXY『光輪(リング)の超魔神 フーパ』主題歌とアニメの人気作品の楽曲を担当してきた。
今回アニメ!アニメ!では、5月18日に8thシングル「Message」がリリースされる安田レイにインタビューを行った。元気ロケッツを経てソロデビューを果たした時の心境や「Message」に込めた思い、ライブに向けた意気込みを語ってもらった。
[取材・構成:細川洋平]
「Message」安田レイ
5月18日(水)発売
安田レイ オフィシャルウェブサイト http://www.yasudarei.net/
■ ソロデビューが決まった時は大号泣
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安田レイ(以下、安田)
元気ロケッツのスタート時期がはっきりしていないのでちゃんと数えてなかったですけど、確かに10年ですね。あっという間ですね。オーディション会場にランドセルで行っていたのを覚えています(笑)。今考えると幼かったな。
ー元気ロケッツの頃とソロで活動している今と、変化はありますか?
安田
音楽に対する気持ちは大きく変わりました。小さい頃、宇多田ヒカルさんに影響を受けて音楽やりたいなと思い、実際に歌う場ができて夢も叶って。でも元気ロケッツのボーカルはあくまで“Lumi”。自分の名前も明かせないし、どこか演じている部分もあって。自分の素の部分を知ってもらいたい気持ちが大きくなりました。
それでプロデューサーの玉井(健二)さんに「今、すごく歌を歌えて幸せです。でも、今すぐでなくてもいいので、いつか安田レイとして歌いたいです」とアピールしました。
ー直接玉井さんに伝えたんですか?
安田
はい。歌うことがとにかく好きなので、言わなくても伝わっていたとは思うんです。ただ、ちゃんと伝えなきゃいけないと思いました。デビューしたい、ライブがしたいという気持ちが大きかったですね。元気ロケッツでは宇宙から交信してきたホログラムが歌っているコンセプトだったのでライブでは私はステージに立ったことがないんですよ。ファンのみなさんと一緒に客席側から見ていました。
20歳の時に玉井さんから「よし、デビューしよう!」って言われた時は大号泣。お母さんとハグして大喜びしました。
ーソロデビューライブは東京ガールズコレクションですね。会場はさいたまスーパーアリーナという大会場。
安田
人生初のステージがさいたまスーパーアリーナ(笑)。3万人の前で、本当に子鹿のように震えながらステージのセンターに行って、気づいたら終わって。楽屋に戻ってて「あれ?!」みたいな(笑)。それくらい緊張したのを覚えています。でもそのライブがあったからこそ自分のハートは強くなりましたね。