「秘密 THE TOP SECRET」完成報告会見に生田斗真ら豪華キャスト集結

8月6日に公開する注目作『秘密 THE TOP SECRET』。清水玲子のヒットマンガを豪華キャストで実写化する映画だ。難事件を追う特殊脳内捜査チーム、通称「第九」のメンバーを生田斗真、岡田将生、松坂桃李、栗山千明、大森南朋ら人気の役者が演じる。
このキャスト陣が登壇した完成報告会見が5月11日に行われた。この夏の話題作の正に「秘密」が明らかになるということで、多くの報道陣が会場に集まった。

『秘密 THE TOP SECRET』は清水玲子原作で白泉社の「MELODY」で現在もシリーズが連載されている人気作だ。2008年には『秘密～The Revelation～』のタイトルでアニメ化もされている。

被害者の脳に残った記憶を映像化し、迷宮入りした事件を捜査する警察庁の特別機関「第九」。生田演じる室長の天才薪剛のもとに岡田が演じる新人捜査官の青木一行が配属されたところから物語は始まる。
新人の青木は、死刑囚の脳の記憶を見て、行方不明の少女を探す捜査にとりかかる。脳内捜査を進めると、事件を根底から覆す驚愕の真犯人が現れた。さらに、事件は次々と連鎖し、決して触れてはならないとされる日本を震撼させた、貝沼事件へとつながっていくという展開だ。

本作の監督を務めるのは実写版『るろうに剣心』3部作の大友啓史。「人の記憶は主観があるから実際に見たものと変わってくる。感情がある人間だからこその部分に惹かれた」と原作への愛を語り、「魂をこめて作り上げました。話題になる衝撃的な作品ですので一人でも多くの人に観て頂きたいです」と並々ならぬ意気込みもコメント。
それを裏付けるように「セット全ての場所で撮影が出来るような環境になっていて、それが俳優として嬉しくもあり、恐くもありました」と現場の様子を生田も語った。

キャスト陣も監督に負けていない。主演の生田は「岡田君や松坂君といった勢いのある俳優さんと仕事が出来て楽しかった」と貫禄を感じさせ、岡田は「撮影中は作品のことだけを考え、役と一緒に成長しようと臨んだ」と本作への情熱を語った。
作中では既に亡くなっている役を演じた松坂は「無になることが大事」と死体シーンでのコツを語り、会場の笑いを誘った。旬のイケメン俳優たちの三者三様の個性が光り、本作への期待がより膨らむ会見となった。

「記憶を映像化して捜査する」という設定上、大友監督はキャスト自身が「主観カメラ」というヘルメット型カメラを装着して実際に撮影を行うという撮影方法を生み出した。監督の細部へのこだわりとキャストの情熱によって支えられたリアリティー溢れる映像大スクリーンで公開が待たれる。

『秘密 THE TOP SECRET』
(C) 2016「秘密 THETOP SECRET」製作委員会