浪川
チームワークや友情、家族愛、成長……と大人も子供も心にささるものがたくさん詰まっています。ボルトはどちらかといえば現代っ子に近い、壁があったら楽なほうを選ぶタイプ。そのボルトに対してサスケが「昔のナルトを知れ」と助言したりと、過去から現在までの色々なものがよくこの一作に、シンプルに収まったなと。そこがすごい作品です。
菊池
私も全く浪川さんと同じで……
浪川
じゃ、僕の発言を分割して、半分を菊池さんへ(笑)
菊池
もう本当にその通りなんです(笑) ひと口で「努力をする」といってもそれはとても大変なこと。でもその努力が大切だと教えてくれる作品だなと思います。色々な登場人物の感情が集約されて一つになっていくのが面白くて、何度でも見たくなります。
三瓶
見たくなりますよね。もっと親子をテーマにした話かと思ったけれど、親子の話でもあり、歴史の変化を描いているお話でもあり。そして変化の中でも変化しないものがある。この映画の中でボルトは「ダセェ」と「かっけぇ!」というセリフをよく使うんですよ。時代が変わっていく中で本当に「かっけぇ!」なものは何か、を描いていると思いました。
小野
技術が発展していく中でそれを利用して楽な道を選ぶのか、昔からの鍛錬を積み重ねていくのか、そこにどんな意味があるのかという話もすごくドキッとしました。
ー印象に残っているシーンを教えてください。
三瓶
いっぱいあるんですが、ボルトとオヤジのシーンです。中忍試験の途中段階で、ボルトが部屋にいるとナルトがやってきて……のところ。ボルトがオヤジには見せないかわいらしさと謎のプライドが見えてすごくいいシーンになっています。
小野
ベッドでボルトがゴロンゴロンする……。
三瓶
そこです。かわいいですよね! ラストシーンも注目していただきたいですね、言葉ではなく心で感じるシーンになっています。
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菊池
私は、モモシキたちが攻撃してきた時にサスケがサッとサラダを助けにきて、抱えられたサラダが「パパ!」というシーン。サスケが人の親になったと感じられて好きです。昔のサスケだと見殺しにしてそうなのに(笑)
小野
シカダイ的には、ボルトとシカダイが中忍試験で戦うところ。過去にシカマルとテマリも同じことになっていて、やっぱり親子を感じるので。
浪川
いっぱいあるけれど、みんな演じているキャラクター目線でいってるので……モモシキ的にいうなら、うーん、すごい難しいのですが、キンシキが丹になった時に「思ったよりデカッ!」と考えたと思うんですよ!
ーあめ玉サイズじゃなかったですよね!(笑)
浪川
あれはひと口じゃいけないです。
ー気になったキャラクターはいますか?
菊池
面白いなっていったらやっぱりモモシキ。
浪川
面白いじゃないよ!(笑) 彼は敵だからね! ナルト的な好きなシーンの話をすると、僕はヒナタが百眼を使うシーンがいいと思います。ナルトがヒナタを呼んで「ちょっと白眼を使ってボルトが変なもの使ってないか見てみろ」と。亭主関白になった。
三瓶
(竹内)順子さんはあのシーンでヒナタがナルトを「あなた」ではなく「ナルトくん」と呼び方が変化していたのでキュンとしたとおっしゃってましたね。
浪川
やっぱり! えーと、何の質問でしたっけ?(笑)
菊池
変な流れを作ってしまいすみません(笑)
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ー最後に、読者にメッセージをお願いします。
小野
参加できて非常に光栄でした。色んなキャラクターが画面を動き回って、あっという間に時間が過ぎていくと思います。ぜひ楽しんでください。
菊池
本当にあっという間に終わっちゃいますよね、ラストのほうではまた見たい気持ちでいっぱいになります。KANA-BOONさんの主題歌もとても素敵。何回でも見てください!
浪川
伝えきれないほど魅力がある作品です。さっき答えそびれた気になったキャラクターですが、シカダイの生え際がシカマルとほぼ一緒なので、劇場で確認してください!
三瓶
ナルトの歴史を感じられる作品になっています。劇場の大きなスクリーンで観ないともったいないくらいアクションもドラマも心に響く作品です。木ノ葉のルーキーたちの活躍を見届けていただければと思います。
―ありがとうございました!
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