ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展 テクノロジーと社会を表す作品を8つの切り口で紹介
ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展が6月24日から8月31日の間、六本木の国立美術館で開催される。6月22日内覧会が行われ、挨拶では展示の内容が話された。
イベント・レポート
アニメ
注目記事
-
庵野秀明企画・プロデュース「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」1,000点を超える圧巻の資料! 限定商品も見逃せない♪ 展示内容&グッズ公開
-
【A!A!TV】「シンドバッド」公開記念!佐藤好春原画展で販売している世界名作劇場グッズを紹介
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】

同展覧会は、手塚治虫が没した1989年から現在までの25年間に焦点を当て、マンガ、アニメ、ゲームの三分野を横断的に捉え、8つの章立てで展示。作品と作品の関係性、同時代の社会やテクノロジーと作品の関係性がわかる内容となっている。また、1989年は任天堂のゲームボーイが発売された年でもある。
22日に行われた内覧会では、国立新美術館主任研究員の室屋泰三氏ははじめの挨拶において「日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に展示しようとすると膨大な総数になってしまう、ひとつの展覧会で全てをカバーすることはできません。模範的にこれが全てというわけではなく、8つの断面から捉えた展示になっています」と話した。
章立ては次のとおり。主人公の情熱や友情などをテーマに現代のヒーロー・ヒロインを集めた「第1章 現代のヒーロー&ヒロイン」、作品の世界観にテクノロジーが反映されている作品を集めた「第2章 テクノロジーが描く『リアリティー』?作品世界と視覚表現」、個人/同人制作や二次創作などネットを基盤に新たな創作プロセスで生まれた作品を紹介する「第3章 ネット社会が生み出したもの」のほか、「第4章 出会う、集まる?『場』としてのゲーム」、「第5章 キャラクターが生きる=『世界』」、「第6章 交差する『日常』と『非日常』」、「第7章 現実とのリンク」、「第8章 作り手の『手業』」となっている。
このほか、展覧会書籍として中野晴行氏、氷川竜介氏、さやわか氏らが執筆に携わった『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム from 1989』を発行。3分野の流れや相互の関連性、専門的な論考、時代を象徴する作品の解説、年表などで構成されているという。価格は2500円(税込)。
観覧料:前売/800円(一般) 300円(大学生)、当日/1,000円(一般) 500円(大学生)
会期:2015年6月24日(水)~8月31日(月) 毎週火曜日休館
会場:国立新美術館 企画展示室1E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10時~18時(金曜日は20時まで)※入場は閉館の30分前まで
《川俣綾加》
特集
この記事の写真
/