――AnimeJapanのビジネスは映像の取引のほか、商品化権もあるのですか?
北上
TIFFCOMは映像の売買、東京国際アニメフェアもどちらかといえばそうでした。今回は映像だけでなく商品化もいれたいと思っています。やはり国内ビジネスの活性化は、商品化や地域との連動が大きいと思っていますので、そこはちゃんと入れていきたいです。
――今地域の話が出ましたが、会場には47都道府県との連動もあります。地域活性化は重要されていますか?
北上
そうですね。去年も『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の秩父市と『ガールズ&パンツァー』の大洗町を取り上げて、事例の紹介をしました。今回は47都道府県とアニメのコラボをやります。
地域連動でまだアニメのキャラクター、コンテンツの使い方がわからない方々も多いでしょう。まだ可能性のある地域もあるし、舞台になっていても動いていない地域もある。そこは可能性がある部分だと思います。
――AnimeJapanが力入れている分野で人材や就職があります。これもビジネスと連動しているんですか?
北上
今回はビジネスエリアでなくてメインエリアで仕事の紹介やアニメのできる過程を紹介しています。セミナーステージでも仕事の話は多く入れようと思っています。そこはアニメ業界を目指す人にちゃんと届けたいです。新たな人材がどんどん入ってこないと伸びていかないと思います。
――ヘタすると、アニメ業界は怖ろしい業界みたいに誤解されますからね(笑)。
北上
そんなマイナスのイメージを変えていかないと(笑)
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――ビジネス施策で「ここが今回は推しです」といったものはありますか?
北上
今回に関しては、ビジネスエリアができたことがすべてだと思います、そこで何が行われるのか、どういう光景があるのか、僕も楽しみです。それをもって完成に向けてまたいろいろ考えていきたいです。AnimeJapanのビジネスをこれから進めるうえでの第一歩だと思います。
――抱負、メッセージをいただけますか。
北上
ビジネスの方にたくさん来てもらい、そこでコミュニケーションを取ってもらい、そこから何か生んでもらえれば。ひとりでも多く会場に来ていただきたいですね。
――どうもありがとうございました。