――すでに登録も始まっていますが、逆に来場されるかたの属性はどういった属性ですか?
北上
登録はどんどん増えてきているので、どのようなかたなのか現在は十分把握しているわけでありません。ただ出来ればアニメ業界以外のいろんな業種の方に来てもらって、新たなアニメビジネスの次のきっかけを掴んでもらいたいですね。
――海外発信ということを考えれば、海外のバイヤーが重要なポジションにあると思います。そのあたりの動き、感触はいかがですか?
北上
今回は2回目ということで、前回の招待リストを委員会メンバーで精査したうえで案内をしました。反応はすごくよく、昨年よりも来場予定者の数字は伸びています。「今回はビジネスエリアを分けます」というのがしっかり伝わったと思います。
――ビジネスセミナーはメインエリアでのセミナーステージが中心になります。ビジネスエリアでこうしたものをやることは考えておられますか?
北上
その議論は最初にありました。今回はビジネスエリアは商談をメインにして、昨年好評だったセミナーステージは、一般の方も聞けるようにメインエリアでやります。
ビジネスエリアでよりビジネス向けのセミナーをやったほうがいいのか、あるいはもっとコミュニケーションを取れることをやったほうがいいのか。今回の結果を見ながら、そこは3回目に向けて検討していきます。
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――もうひとつ新しい点では、アニメビジネスコンシェルジュを置かれます。これはどういったものですか。
北上
コンシェルジュのありかたは今後さらに詰めないといけないですが、年間を通して問い合わせできる窓口があるのが理想的です。去年も夏ぐらいまでは問い合わせは日々ありました。「この作品はどこに問い合わせたらいいですか?」とか、「アニメと組みたいと思っているんですけど?」そういういったものが多かったですね。
――確かに、アニメ業界の一歩外にでると「窓口わからない」というのは日常的に聞かれます。
北上
今はコピーライトを見ても、製作委員会が多く、具体的な会社名もわかりにくいですよね。それは本当によく聞かれることで、「このキャラクター使って何かやろう」というときにわかりにくい。ビジネスやるうえで、そうした手伝いが出来ればと思います。
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