「TATSUMI」の監督・エリック・クー 東京国際映画祭コンペ部門国際審査委員に決定 | アニメ!アニメ!

「TATSUMI」の監督・エリック・クー 東京国際映画祭コンペ部門国際審査委員に決定

『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のエリック・クー監督が、第27回東京国際映画祭のコンペティション国際審査委員に決定した。

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エリック・クー監督
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日本のマンガ家・辰巳ヨシヒロをテーマにした映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』でも知られるエリック・クー監督が、第27回東京国際映画祭のコンペティション国際審査委員に決定した。シンガポールを代表する気鋭の映画監督として知られる人物だ。
エリック・クー監督は他の5人の国際審査委員と伴に、映画祭の中核イベントとなるコンペティションの審査に参加する。2014年は世界92ヵ国・地域から1373本のエントリーがあり、このなかから選ばれた15本を選考する。日本からも吉田大八監督の『紙の月』がコンペティション作品になっている。

2014年のコンペティション部門の審査委員長は世界的ヒット作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督が発表されている。さらに韓国のイ・ジェハン監督、『キューティー・ブロンド』で知られるロバート・ルケティック監督、英国のキャスティングディレクターであるデビー・マクウィリアムズさん、それに日本の品川ヒロシさんが加わる。
若い世代の監督が多く、選考にもフレッシュな感性が反映されそうだ。映画祭最終日に、コンペティション部門から東京グランプリ、審査委員特別賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀男優賞、最優秀芸術貢献賞などが選ばれる。

エリック・クー監督は、シンガポールの文化勲章をはじめ数々の受賞歴がある。その作品はベルリン、ヴェネチア、カンヌなど多くの国際映画祭に招待されている。2010年にはロカルノ国際映画祭で、審査委員長を務めた。
日本とも強いつながりがある。2011年の初の長編アニメーション映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』は、日本のマンガ家。辰巳ヨシヒロさんをテーマに取り上げた。辰巳ヨシヒロさんのマンガを原作に、日本の劇画タッチのアニメーションを創りだした。

『TATSUMI マンガに革命を起こした男』は11月15日から角川シネマ新宿で公開されるほか、その後漸次全国で上映予定だ。
さらに東京国際映画祭でも特別招待作品となる。10月25日18時半からTOHOシネマズ日本橋にて上映される。

『TATSUMI マンガに革命を起こした男』
11月15日(土)角川シネマ新宿他全国順次公開

監督:エリック・クー
原作:辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」(青林工藝舎刊)
声の出演:別所哲也(一人六役)、辰巳ヨシヒロ
配給:スターサンズ

『TATSUMI マンガに革命を起こした男』
(C)ZHAO WEI FILMS

《animeanime》

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