ザグレブ国際アニメーションフェス 日本からは短編部門2作品など13本が公式上映 | アニメ!アニメ!

ザグレブ国際アニメーションフェス 日本からは短編部門2作品など13本が公式上映

ザグレブ国際アニメーションフェスティバルの公式上映作品一覧が公開された。日本からは短編部門に2作品、学生部門に5作品、CM部門に3作品が選ばれた。

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6月3日から8日までクロアチアで開催されるザグレブ国際アニメーションフェスティバルの公式上映作品一覧が公開された。日本からは短編部門に2作品、学生部門に5作品、CM部門に3作品が選ばれた。
そして賞選考の対象にはならないが、公式上映されるパノラマとして学生部門に3作品が選ばれている。合計13作品が日本から紹介される。

ザグレブ国際アニメーションフェスティバルは、フランスのアヌシー、カナダのオタワ、日本の広島と並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルとして知られている。またアカデミー賞公認の映画祭でもあるため、短編でグランプリを受賞するとアカデミー賞のノミネート候補となる。

なかでもザグレブ国際アニメーションフェスティバルは、2005年から長編と短編を隔年で審査しているのが特徴である。今年は長編以外が対象となっている。
公式上映には、短編部門に今年のアカデミー賞や東京アニメアワードフェスティバルなどにもノミネートされた米国の『Feral』(Daniel Sousa)がある。また『Tram』(Michaela Pavlatova)は、2012年のアヌシーでグランプリを受賞した作品だ。

日本の作品では短編部門に『Wonder』(水江未来)、『布団』(水尻自子)、学生部門に『祝典とコラール』(中内友紀恵)、『肛門的重苦』(冠木佐和子)、『Maze King』(キム・ハケン)、『夜ごはんの時刻』(村本咲)、『00:08』(久保雄太郎)、CM部門に『Katachi』(Kijek、Adamski)、『Monotonous Purgatory』(銀木沙織)、『古事記 日向篇』(山村浩二)が選ばれた。

『祝典とコラール』と『肛門的重苦』は多摩美術大学、『Maze King』と『夜ごはんの時刻』と『00:08』は東京藝術大学からの作品である。パノラマには短編部門と学生部門があるが、学生部門に『Usalullaby』(池亜佐美)、『石けり』(久保雄太郎)、『かみさまのはらわた』(小谷野萌)が選ばれている。いずれも東京藝術大学の学生の作品である。
また『Katachi』はポーランド人の制作でトクマルシューゴさんのMV、『Monotonous Purgatory』はmatryoshkaのMVだ。『古事記 日向篇』はNHKの番組「古事記ガール 日向路を旅する」用に制作されたものの再編集である。2013年のオタワでもノミネートされている。
[真狩祐志]

ザグレブ国際アニメーションフェスティバル
/http://www.animafest.hr/

■ 短編部門
 『Wonder』 水江未来
 『布団』 水尻自子

■ 学生部門
 『祝典とコラール』 中内友紀恵
 『肛門的重苦』 冠木佐和子
 『Maze King』 キム・ハケン
 『夜ごはんの時刻』 村本咲
 『00:08』 久保雄太郎

■ CM部門
 『Katachi』 Kijek、Adamski
 『Monotonous Purgatory』 銀木沙織
 『古事記 日向篇』 山村浩二

パノラマ作品

■ 学生部門
 『Usalullaby』 池亜佐美
 『石けり』 久保雄太郎
 『かみさまのはらわた』 小谷野萌

《animeanime》

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