アヌシー国際アニメーションフェスティバル 日本から短編部門3作品など15本が公式上映 | アニメ!アニメ!

アヌシー国際アニメーションフェスティバル 日本から短編部門3作品など15本が公式上映

アヌシー国際アニメーションフェスティバルの公式上映作品が発表された。まず長編を除く各部門で、日本および日本が関わったのは15作品となる。

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昨年のジャイアントスクリーンの様子。
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6月9日から14日まで、フランス・アヌシー国際アニメーションフェスティバルが開催される。世界最大、そして最も知られたアニメーション映画祭として関心が高い映画祭に今年も日本から多数の作品が公式上映に選ばれた。
発表されたのは長編を除く各部門で、日本の作品または日本が関わるのは12作品。映画祭期間中に選ばれる各賞の対象作品ともなる。このほか各賞の対象ではないパノラマ部門として3作品が選ばれている。

12作品のうち、短編が3作品、テレビシリーズ部門1作品、CM部門3作品、学生部門5作品となっている。
短編部門では和田淳さんの『Anomalies』、榊原澄人さんの『E in Motion No.2』、水江未来さんの『Wonder』が入っている。和田さんは『グレートラビット』がベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したことでも知られる。榊原さんは『浮楼』が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞するなどで知られる。水江さんの『Wonder』は今年のベネチア国際映画祭でもコンペティション部門として出品された。

学生部門では山田遼志さんの『Waiter』、久保雄太郎さんは『00:08』と『石けり』の2作品、黒木智輝さんの『Cycloid』とエッリ・ヴオリネンさんの『Sukkavartaankatu 8』となった。黒木さんの『Cycloid』はTBSの映像コンテスト「DigiCon6」で最優秀賞などですでに受賞歴がある。エッリ・ヴオリネンさんの『Sukkavartaankatu 8』は海外メディア芸術クリエイター招聘事業 「アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京2012-2013」で制作された作品になる。
『Anomalies』と『Waiter』は、3月23日まで開催された東京アニメアワードフェスティバル2014でもノミネートされた。

テレビシリーズ部門には『カリメロ』が選ばれた。『カリメロ』は今年放送予定で、日本からテレビ東京と講談社の出資により、フランスのゴーモンアニメーションとイタリアのスタジオ・カンペデリが制作のショートアニメである。
CM部門はネピアのCM『Tissue Animals』、SourのMV『Life Is Music』、サントリーのCM『天然水「健やかな森」』が入った。SourのMVでは以前、国内外で話題となった『日々の音色』が受賞ている。
パノラマ部門は『かまくら』(水尻自子)、『Land』(平岡政展(ポーリーヌ・チリョン))、『漁師と聖』(坂元友介)さんだ。全部で15作品、今年も日本のアニメーションがアヌシーを賑やかにしそうだ。
[真狩祐志]

アヌシー国際アニメーションフェスティバル
/http://www.annecy.org/

Annecy 2014ノミネート作品一覧(長編以外)

短編部門
『Anomalies』 和田淳
『E in Motion No.2』 榊原澄人
『Wonder』 水江未来

テレビシリーズ部門
『カリメロ 映画館に行く』 ウィリアム・レナウド

CM部門
『ネピア「Tissue Animals」』 新井風愉
『Sour「Life Is Music」』  川村真司、井口皓太
『サントリー天然水「健やかな森」』 ウェンディ・ティルビー、アマンダ・フォービス

学生部門
『00:08』 久保雄太郎
『Cycloid』 黒木智輝
『石けり』 久保雄太郎
『Sukkavartaankatu 8』 エッリ・ヴオリネン
『Waiter』 山田遼志

パノラマ
『かまくら』 水尻自子
『Land』 平岡政展(ポーリーヌ・チリョン)
『漁師と聖』 坂元友介

《animeanime》

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