「モンスターズ・ユニバシティー」プロデューサー コーリー・レイに訊く 人気キャラが再びスクリーンに登場したわけ
『モンスターズ・ユニバシティー』の製作指揮を執ったプロデューサー コーリー・レイに、10年の時を経て、スクリーンに戻ってきたマイクとサリー、そして新たな作品の制作の裏側、ピクサーのプロデューサーの仕事について伺った。
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大ヒット作を次々に生み出すピクサー。そのなかで製作をマネジメントするプロデューサーの仕事は、その役割も大きいはずだ。実際に、プロデューサーはこの中で、日々どう仕事をしているのだろうか?
■ ピクサーのプロデューサーとは?
--AA
これまでプロデューサーとして多くのピクサーの作品に携わっておられます。多くの人は、ピクサーの作品と仕事に大きな期待をしています。仕事のなかでピクサーらしさを意識されることはありますか?
コーリー
ピクサーで働いているから、ピクサー的な仕事をしなければいけないと、あまり意識することはないですね。ただ、ピクサーの特徴は制作にあたってとてもよくいろいろな人と協力することです。監督、脚本、キャラクターなど様々な面に及びます。それがピクサー的と言えるかもしれません。
--AA
ピクサーらしさは、そうした中で湧き上ってくるものと考えていいですか。
コーリー
まさにその通りですね。
--AA
とはいえ、ハイクオリティは常に求められています。
コーリー
そうですね。そうした意味でピクサーは、いつもアーティストが自分を超えることを目指しながら努力を続けている場所です。それだけは確実に言えますので、これについては全く心配していません。
--AA
時にはプロデューサーは怖い人というイメージもあるのですが、コーリーさんが、アーティストに厳しく言われることなどはありますか?
コーリー
それは誤解ですね。(笑)
イエスとかノーとかいうのは私の仕事ではないのです。むしろ、私の仕事は物事のやりかたをどうすればいいのかを考え、整え、イエスと言ってもらうことです。もちろん決断を求められることもありますが、それは白黒決めることではなく、どう問題を解決するかです。
--AA
いまの時代はアニメーション業界で働きたい人は、とても多く、プロデューサーは人気の職種のひとつです。どうしたら優れたプロデューサーになれるか、最後にそうした人にアドバイスをいただけますか。
コーリー
私だけでなく、私の周りにいるプロデューサーは、最初はひとつひとつ学ぶところからスタートしています。フィルムを作ることを好きになり、全体をきちんと理解すること、各部署のことを本当に充分飲み込んで、知ることがまず必要です。
そして、まずはどんな部署でもいいからスタジオで働き始めることです。それらが全てが役に立ちます。
そして最後に学び続けることです。私も20年間、いまでも学んでいますから。
--AA
ありがとうございました。
『モンスターズ・ユニバシティー』
/http://Disney.jp/monsters
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