■ 子どもの頃の恐怖体験、それが普遍性の源
映画を作るうえでキャラクターは、重要な位置を占める。『モンスターズ・ユニバシティー』の主人公マイクとサリー、プロデューサーは彼らを作るうえで何に気をつけているのだろう。
--AA
モンスターというキャラクターをここでまた登場させたわけですが、モンスターたちには普遍性があると考えてもいいでしょうか?時代もそうですし、国も含めてなのですが。
コーリー
普遍性はあると思いますね。監督であるピート・ドクが、本作について最初に考えついたのは、子どもの頃に誰もがある恐怖体験なのです。そうした体験は、世界も越えて、時代も越えて普遍ですから、映画も普遍だと思います。
--AA
モンスターたちが、国によって受け止められかたが違うと感じられることはありますか?
コーリー
国の文化によって多少の違いはありますよね。ただ、根本の伝えたいメッセージへの理解とかは、あまり違いはありません。それは日本でも同じなんです。
--AA
プロデューサーとしては、キャラクターにとって一番大切なことは何だと思いますか?
コーリー
まず観た人が理解出来ることが重要です。モンスターのなかにも、きちんと気持ちがあることが伝わることです。モンスターはモンスターでまじめに生きている、誠意のある存在であることが分かることがキャラクターとして大事だと思います。


