「ビザンチウム」、ヒロインは美少女吸血鬼 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」監督最新作
トム・クルーズとブラッド・ピットが妖艶なヴァンパイアを演じ、2人の代表作の1つとなった『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』から20年。新たな吸血鬼映画が登場する。
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海辺の寂れた地にたたずむホテル“ビザンチウム”に、ふらりと身を寄せた16歳の少女・エレノア。彼女は、謎めいた美しさと孤独の影をまとっていた。8つ年上のクララに連れられ、見知らぬ街から街へと移り住んできた彼女は、決して人には明かせない秘密を抱えながら永遠の時を生き続けている。
自らの哀しき運命を受け入れたはずのエレノアだったが、ある日、難病に冒されて余命わずかの若者・フランクと恋に落ちる。それは、たったひとりの肉親であるクララと交わした血の掟に背く行為。そんな一方で、エレノアとクララに遠い過去からの追跡の魔手が迫っていた…。
「私の物語は決して語ることができない…」。主人公・エレノアの物憂げなモノローグで幕を開ける本作。16歳の姿のまま、無限の時間を手に入れたエレノアは、それと引き換えに永遠の孤独を運命づけられた哀しき少女だ。人間以上に繊細でピュアな心を持つ彼女は、血を吸って生き長らえる自らを罪深いとさえ感じている。そんなエレノアの心情に寄り添った本作は、鬼才ニール・ジョーダンの手により、ホテル“ビザンチウム”の黄色いネオン、血や炎の赤、漆黒の暗闇に彩られ、スタイリッシュかつ濃密な映像世界を創り上げている。
美しきも哀しきヴァンパイアを演じるのは、『つぐない』で13歳にしてアカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされ、『ラブリーボーン』や『ハンナ』でも鮮烈な存在感を放ったシアーシャ・ローナン。美しく成長を遂げた若き天才女優が、多感な思春期を永遠に生き続けるエレノアを瑞々しく演じている。
そんなシアーシャ扮するエレノアを、不屈の精神力・行動力によってエレノアの守護者であり続けるクララ役には、『アンコール!!』や『007/慰めの報酬』のジェマ・アータートン。さらに、『オン・ザ・ロード』、『コントロール』のサム・ライリー、『アンチヴァイラル』、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズといった若手注目株が脇を固め、重要な役どころに抜擢されている。
現実と幻想、生と死の狭間へと観る者を誘い、ヴァンパイアの宿命である永遠という時間の概念の儚さを心に染みわたらせる至高の“エターナル・ストーリー”。誰にも明かせぬ秘密を抱え、永遠の思春期を生きる少女に、あなたもきっと魅せられる。
『ビザンチウム』は9月下旬、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。
美少女吸血鬼、ポスター解禁…『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』監督作
《text:cinemacafe.net》
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