「ファンタジスタドール」とクリエイティブプロデューサー 谷口悟朗氏 インタビュー 第1回 3ページ目 | アニメ!アニメ!

「ファンタジスタドール」とクリエイティブプロデューサー 谷口悟朗氏 インタビュー 第1回

『スクライド』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の監督だった谷口悟朗さんが、原作に参加、クリエイティブプロデューサーを務める『ファンタジスタドール』が話題だ。谷口悟朗さんに作品のきっかけ、魅力、クリエイティブプロデューサーの仕事についてお話いただいた。

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「ファンタジスタドール」とクリエイティブプロデューサー 谷口悟朗氏
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■ ライバル作品は、存在するのか?

―― 今回(2013年夏期)は、視聴者の目から見ると女の子がバトルする話がいくつかあると思います。作り手から、ほかにライバル作品があるとか感じられることはあるのですか?

―― 谷口悟朗さん(以下谷口)
他の作品がどういうかたちかは、私は全く気にしていません。別に被ってもいいですし、被らなくてもいいですし。どういうことかというと、アニメーションを好きな人が各作品全てを応援してくれれば全ての作品が黒字になることはありうることです。
私にとって面白い状態はいろんな作品があることです。いろんな作品があるからアニメーションは広がりがでて面白い。

春のところでロボットものが3本、夏で女の子が活躍する作品が3本、素晴らしいことじゃないですか。分散出来ればよりいいかもしれないけれど、でも、それは結果的にみんながそうした作品を作っていける場があるってことなんです。

大事なのはアニメーション同士が戦ったってしょうがないということです。それよりも私たちが結集して戦っていかなければならないのは、実写ドラマやスポーツ中継、バラエティ、場合によってはゲームなどです。そういった意味で私は歓迎しますね。みんなが祭りになればそのほうが楽しいじゃないですか。

abesan―― そうしたなかで、なぜ谷口さんが今回バトルする女の子を描くべきだと思われたのですか?

―― 谷口
バトルすることが目的じゃなかったんですよ。私が当初考えていたのは、もっとまったりしたものです。カードから出てくる女の子とのまったりした日常です。
同時に、この作品は長いスパンで発展させることが出来ないかと思いました。長いスパンでやろうとすれば、フォーマットがある程度定まったほうが入りやすいし、お約束になれば分かりやすくなるじゃないですか。ある程度、フォーマットが定まっている作品であれば、多少バトルがあったほうがやりやすいですね。
お着替えですとか、画面上も変化が出来るじゃないですか。

第2回に続く 

abesan


TVアニメ『ファンタジスタドール』
公式サイト /http://www.fantasistadoll.com/
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